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仙谷は可笑しな事を言っている。

野党の頃には完璧な見方だったマスコミ。自分達が非常に追い詰められた状況だとはいえ、大きな見方であり応援しまくってくれたマスコミを批判すると言う事は、非常に失礼な事ではないのか。

仙谷氏が内閣支持率低迷をマスコミに責任転嫁「プラス評価で書かないから」


 仙谷由人官房長官は30日午前の記者会見で、菅直人内閣の支持率が低落している現状について「政策的にいろいろな改革を実行しているが、マスメディアにプラス評価で書いてもらっていない」と語り、報道のあり方に一因があるとの認識を示した。

 仙谷氏は「朝の7時から夜の11時までしっかりやっている。ジャーナリズムは野党精神が旺盛なほうが正しいかも分からないが、国会審議の模様は『是は是、非は非』として報道してもらうとありがたい」とメディア側に注文を付けた。支持率の低迷が今後の政権運営に与える影響については、「一喜一憂しない。職務に精励するのみだ」と強気だった。
(産経新聞2010/11/30)

政権変更する前のマスコミは、民主党に並んで批判的な事ばかりを報じていなかったろうか。

麻生政権の国会では、漢字読み間違いなんて事も批判していたんじゃないかと思うが、逆に国会の場にその様な質疑を持ち込んだ者を批判する事が当たり前だったんじゃないのかなと思うんだが。

プライベートなほんの一寸した事も、活発に批判しまくっていた。そして政策面でも批判しまくる面が多かったんじゃないでしょうか。

また、現在の政権よりも、ちゃんとしたビジョンは打ち立てていたのではないかと思われるのだが、そういった面での「プラス評価」は余り書かれていなかったと思われるのだが。

仙谷は支持率低下を自分達の大きな見方だった、いや現在でも見方かもしれないマスコミに責任転嫁するのでは無く、「自分達が何もしていない」という事を素直に認めたらどうなんだ。

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仙谷は、野党に執拗に責められている事から、思わず自分達の本性をちらりと喋ってしまったのだろうか。

野党の対応批判=党首討論への出席拒否で-仙谷官房長官


 仙谷由人官房長官は30日午前の記者会見で、自身の問責決議可決を理由に野党から党首討論出席を拒否されたことについて「あまり野党も審議しない理由を話さない方がいいのではないか。国会でできる限り実質的な審議を行うことが一番国民にとって必要だ」と述べ、野党側の対応を批判した。
 一方、朝鮮半島由来の図書を韓国に引き渡す日韓図書協定については、「ひたすら国会に承認をもらうようお願いするのみだ」と野党側の協力を要請。「早期引き渡しは日韓新時代の一つの証しになるものだ。今、韓国が北朝鮮から砲撃を受け、少々困難な状況にあるのは間違いない。ここは日本が友情を示す(べきだ)」とも語った。
(時事通信2010/11/30)

民主党は、政権交代をしてからは行政の透明化、或いは説明責任といった事を強く主張していた筈だ。

なのに自分達のやっている事で、都合の悪い事は何も話そうとはしない、問い詰められようとも説明しようともしなかった。

仙谷は野党側に党首討論を拒否された事に関し、「審議しない理由を話さないほうがいい」と言ったらしいが、逆じゃないか。何故拒否するのか、説明する事を強く要求するのが元の姿勢ではなかったのか。

そして「国会でできる限り実質的な審議を行うことが一番国民にとって必要だ」とも語ったらしいが、「実質的な審議」を最も無視していたのが、仙谷達じゃなかったのか。

やらなければならない事をちゃんと分かっていて、それを無視し、「無意味な審議」を演じていたのであれば、与党となってからも「税金の大泥棒」である事は間違い無いだろうな。




菅は、普天間基地に関してどの様な事を言っていたのだろう。知事選の後には、自ら積極的に沖縄に向かうと発言していなかったろうか。

だが、すでにその言葉はどこかに消え去っているらしい。

沖縄政策協、年内開催へ=首相の沖縄入りは当面見送り


 政府は29日、沖縄県知事選で仲井真弘多氏が再選されたことを受け、同県との間で米軍基地負担軽減などを話し合う「沖縄政策協議会」の二つの作業部会を年内に開催する方向で調整に入った。一方、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)移設問題の進展に向け菅直人首相が意欲を示す沖縄訪問は、地元が反発しかねないとして、当面見送られる方向だ。
 仙谷由人官房長官は29日午後の記者会見で、沖縄政策協の下の基地負担軽減、沖縄振興の両部会について「予算編成があるからこそ、できれば(年内に日程を)入れたい」と述べた。2011年度予算編成を前に振興策などについて沖縄の要望を聞くことで、普天間問題で政府の立場に理解を求めていきたい考えだ。
 普天間移設問題は、沖縄政策協では当面扱わないことになっているが、仙谷長官は「別の場かあの場(政策協)かは別にして、(普天間も)話し合っていかないといけない。避けては通れない」と語った。首相は同日、仲井真氏に電話し「沖縄のことについてしっかり意見交換したい」と伝え、仲井真氏も「そうしたい」と応じた。
 一方、首相は同日夜、自らの沖縄訪問について、首相官邸で記者団に「適切な時期に伺いたい」と述べるにとどめ、具体的な時期に言及しなかった。また仙谷長官は会見で、普天間問題をめぐる沖縄側との対話は、まずは官房副長官や民主党議員、沖縄政策担当の事務方などが中心になるとの見方を示した。 
 首相による早期の沖縄訪問をめぐっては、政府内で「首相が行くなら成果を出さないといけない。今は具体的な話ができる段階でない」と疑問視する声が出ていた。県外移設を求める仲井真氏の当選も踏まえ、首相としては慎重に対応する意向とみられる。
(時事通信2010/11/29)

再当選した沖縄県知事仲井真氏は、現在の自分とどれだけ異なる意見を持っていようと、菅が沖縄を訪問し会談する事を、積極的に求めている。

知事は、そして沖縄の人々は真剣になりこの基地問題を解決したいと思っている。対して、政府の側は非常に消極的と思えてならない。

積極的に足を運び、地元の人々と互いに語り合おうともしない。ただ、都合のいい事を勝手に言っているだけで、民意も無視した、出任せの政策となっているんじゃないのか。

本当にやる気があったんだったら、11月のオバマ会談までには相当の活動をしていなければならなかったんじゃないかと思うのだが、果たしてどれだけの行動を取っていたのだろう。

鳩山政権では普天間基地問題は、ただぶっ壊せばいいと思ってたのかもしれない。そして、菅政権では何もしなくていいや、と思っているのかもしれない。

民主党は、この問題に関しては、最初から真剣に取り組むつもりなど無かったのだろうな。

この政権のままでは、この問題の解決は不可能と考えて間違いないのではないのだろうか。



鳩山が菅の「1%発言」を庇い始めている。あれは菅が直接発言した言葉では無いと。

鳩山前首相:菅首相の1%発言「間違って報道されている」


 民主党の鳩山由紀夫前首相は28日、茨城県取手市で開かれた党会合で講演し、27日に行われた鳩山氏と菅直人首相との会談で、首相が「(内閣支持率が)1%になっても辞めない」と語ったと報じられたことについて「首相が言ったのではなく、(首相の)友達が1%になっても辞めないでくれと激励した。間違って報道されている」と述べた。

 一方で「1%」発言には政権内でも波紋が広がっており、福山哲郎官房副長官は28日、東京都内で記者団に「そういう思いで実績を積み重ねて、国民の信頼を得られるよう頑張るという意思の表れだ。数字自身に意味があるのではない」と語った。
(毎日新聞2010/11/28)

菅が支持率が「1%になっても辞めない」と発言したのは、都内の中国料理店で「鳩山と2人だけでの会談の場」だった筈だ。
菅の友達では無く、菅自身の発言であるという事は分かっている筈。なのに、庇うつもりとはいえ、総理も勤めた者が詭弁を使うと言う事は非常に宜しくないのではないのだろうか。恥ずかしいとも思わないのだろうか。

また、

「低支持率政権、プラスにならぬ」=首相の「1%発言」批判-民主・原口氏


 原口一博前総務相は28日、テレビ朝日の番組で、菅直人首相が前日の鳩山由紀夫前首相との懇談で「(支持率が)1%になっても辞めない」と語ったことについて、「信頼を国民から得られなければ改革は進まない」と疑問を呈した。原口氏はこの後、記者団に「支持のない政権は国民や国益にプラスにならない」と述べた。
 一方、首相は28日、自身に近い民主党議員が電話で「これは重い話になる」と発言に注意するよう助言したのに対し、「大したことはない」と語った。
 福山哲郎官房副長官は同日、首相の発言について「これから支持率を上げ、国民に信用いただけるよう頑張るという例えだと思う。数字自身に意味があるのではない」と説明した。
(時事通信2010/11/28)

菅は、自分の発言では無いと否定しているとは思えないのだが。

 



岡田は小沢の国会招致が出来なかった事を野党のせいにしようとしている。ふざけるのもいい加減にしろ。

岡田幹事長:小沢氏の今国会招致断念…野党審議拒否理由に


 民主党の岡田克也幹事長は27日、野党側の対応を理由に小沢一郎元代表の今国会招致を断念する意向を示した。

 国会招致が実現しない原因を野党に押しつける格好で、野党の反発は必至だ。

 岡田氏は三重県川越町での記者会見で、問責決議を受けた仙谷由人官房長官と馬淵澄夫国土交通相が辞任しない場合に野党が審議拒否する構えを見せていることを踏まえ「審議拒否で国会招致を不可能にしているのは野党だ」と強調した。

 国会招致をめぐる与野党幹事長会談の開催についても「国会に出てこないと言っている人たちに会談と言われても、それは違うのではないか」と応じない考えを示した。

 仮に野党が審議拒否をしなくても12月3日の会期末までに、岡田氏が小沢氏の国会招致を実現することはないとの見方が支配的だ。
(毎日新聞2010/11/27)

小沢一郎は民主党党員だろう。元党首だろうが、何だろうが、また党内でどの様な存在だろうが、本人は一兵卒と言っているんだ。一人の党員に過ぎないんだよ。

現在の党首は菅直人だろうし、幹事長は岡田克也。だが岡田はどうでもいい。

党首である菅が、小沢を国会へ出すか否かを判断すればいいだけだ。そして、結局は菅が小沢を国会へ引っ張り出せばいいだけなんじゃないのか。

社民党を除く、どの野党も国会が始まれば小沢一郎の証人喚問を、政府そして民主党のトップの座に居る菅に強く求めていた筈だ。

だが、菅は証人喚問の判断を一切拒否した。任された岡田も、小沢の証人喚問を拒否していた。

最初から全く行うつもりなど無かった証人喚問。これを問責決議による審議拒否に当て付けて、身を隠し相手を批判する、非常に惨めなやり方。

惨めな政党としか言いようがないな。




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