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初のオリンピックでメダル確保も大きく期待されていた星。何らかのプレッシャーもあったかもしれないけど、思いっ切り泳いだね。

星も銅メダル「正直悔しい…自分なりに泳げ、楽しかった」

 競泳の女子200メートルバタフライで、銅メダルを獲得した星奈津美(スウィン大教)は試合直後、「オリンピックという舞台で、あまり口にしていなかったですけども、金メダルをかなり意識して本気で目指してトレーニングしてきたので、正直悔しいこともある」と吐露。その一方で「目標だった五輪のメダリストになれたのは、多くの人の支えがあり、感謝の気持ちでいっぱいです」と喜びも表した。

 初の五輪の舞台は「本当に緊張したんですけど、200メートルバタフライの決勝を最初から最後まで、自分なりに泳ぐことができ、すごく楽しかった」と振り返った。
(産経新聞2012/08/02)

本当に競泳の選手達は頑張ってるね。星は準決勝では3位に着けていて、メダルの可能性は高いと思われていたけど、見事に泳ぎきった。それにより銅メダルを得る事を出来たのを最も喜んでいたのは、やはり星だったろうか。

応援してくれていた多くの人々への感謝の気持ちも語りながらインタビューに答えていたと思うけど、泳いでいる時には自分がどの順位にいるなんて分らなかったろうしゴールインし順位を確認した時には、最高の気持ちになっていたんじゃないだろうか。

懸命に泳ぎ切ったからこそ得られたメダル。本当におめでとう。
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北島、立石の2人は本当に素晴らしい泳ぎを見せてくれたんじゃないだろうか。

北島「本当に悔いはない」…潔く、晴れやか


 競泳男子で前人未到の五輪同一種目3連覇は、100メートルに続いて夢と消えた。

 男子200メートル平泳ぎ決勝。世界記録を0秒11上回るペースで前半の100メートルを折り返した北島だったが、後半は失速し、最後は3位の立石と0秒06差の4位に沈んだ。

 それでも、表情に悲壮感はなかった。「3連覇というより、この4年間は自分に対しての挑戦だった。ここまでサポートしてくれたすべての人に、本当に感謝しています」

 2008年北京五輪後に競技生活を離れ、1年間の休養を経て、米国を拠点に再出発した。北京まで二人三脚で歩んできた平井伯昌コーチ(49)と離れ、自分で練習メニューを組み立てる生活に刺激を覚えた。

 「新たなステージ」に立って迎えたロンドンの舞台だが、泳ぎのバランスを失い、100メートルでは5位と、もがき苦しんだ。そこからわずか3日間で、本来の姿に近い伸びやかなフォームを取り戻し、「最後に自分らしさをちゃんと出せた。本当に悔いはない」と言う。

 「新しい挑戦をして、このオリンピックではつらい思いをしたけど、自分の人生でまた、いい経験になった。改めて水泳の難しいところが好きになったし、こういう取り組み方をして、本当に自分の世界観も広がった」

 潔く、晴れやかに、4年間の挑戦を振り返った。(田中潤)
(読売新聞2012/08/02)


スタートして100mを折り返し中盤まではトップは北島で、しかも世界記録を上回るペースで泳いでたんじゃなかったかな。思わず、200mでは金の獲得をやるかもしれないと思わされた。
だけど、中盤辺りからはペースが落ちたんだろうか、150mを折り返した時には2位に落ち、3位に立石が着いていなかったろうか。

そして終盤の50mでは北島と立石の3位争いとなっていた。どっちが先にゴールインするのかなと思いながら見てたんだけど、北島が先立ったかなと思ってた。だけど、画面には立石の名前が挙がっている。思わず立石が北島を抜いてたんだなと思ってしまったけど。

北島も順位に関係なく、悔いの無い泳ぎをする事が出来た。泳ぎ切ったと語っていなかったろうか。そして、立石がメダリストになった事を喜んでいたんじゃなかったろうか。

2人とも本当にいい泳ぎをしていたんじゃなかったろうか。北島も立石がメダルを獲得した事を讃えていたと思うけど、自分も北島の後を継ぐ様にメダリストになった事を讃えさせてもらいたいと思ってる。

北京オリンピック以来の目標の一つだったと思える個人総合での金メダル獲得、内村は見事に成し遂げた。

内村、快挙の「金」…個人総合日本人28年ぶり

 ロンドン五輪の体操男子個人総合決勝は1日行われ、内村航平(23)(コナミ)は合計92・690点をマークし、初の金メダルを獲得した。

 日本の今大会の金メダルは、柔道女子57キロ級の松本薫(24)(フォーリーフジャパン)に続いて2個目。

 日本選手の個人総合金メダルは、1984年ロサンゼルス大会の具志堅幸司以来、28年ぶり4人目(5度目)。内村は2008年の北京大会では銀メダルで、翌年から世界選手権3連覇中だった。田中和仁(27)(徳洲会ク)は6位だった。

 内村は7月28日の予選では、鉄棒で落下するなど得点を伸ばすことが出来ず、9位で決勝に進出。しかし、予選の得点が持ち越されない決勝では、最初の種目のあん馬から持ち前の安定感を発揮し、2位以下を大きく引き離して圧勝した。
(読売新聞2012/08/02)

あん馬から始まり、5種目めの鉄棒までは何もミス無く完全にやりきってたかな。だが、最後の床では一寸ミスがあって、少し心配されたが採点は15点台。この時点で、実況は金メダルの可能性が強く高まったみたいな事を言っていなかったろうか。

内村の後に、別グループのアメリカの選手が鉄棒でかなり採点を受け、少し気にさせられたが実況アナは内村には届かなかったと語っていた。
そして最後に床競技に挑むドイツの選手がミスも無く見事に終えた時、内村の金メダルへの影響などは全く意識していなかったが、その選手が採点を確認してからだったろうか、もの凄く興奮し喜びまくってた。

この時には、さすがに一寸気になったりもしたが、最終的には2位。内村の個人総合での金メダルが確定した。見てる側も嬉しかったよ。

また一緒に出ていた田中が5種目めの床までは常に15点台を出し、内村と共にメダル獲得なるんじゃないかと思われていたんだけど、床と最後のあん馬でミスがあり結局は6位と終わってしまった。
ミスが無ければ、銀か銅のどちらかを獲得していた可能性は非常に高かったんじゃないかと思うんだけどな。残念な気持ちが強かった。

だけどインタビューを受けていた田中は悔しかったとは言っていたけど、何だか清々しい表情で質問に答えていた。
ミスもあり、可能性の高かったメダル獲得もならなかったけど個人総合の競技をやり切れたと思ってたんじゃなかったろうか。

個人総合を獲得日本人選手は内村で4人目で全く意識していなかったけど、3人目がロスオリンピックのリーダー格だった具志堅幸司以来だったとか。

その前に獲得していたのがミュンヘンオリンピックの加藤沢男、東京オリンピックの遠藤幸雄らしい。

自分が始めてオリンピックを見たのはモントリオールで、この時に体操競技にもの凄く引かれた事を思い出す。
この時のリーダー格は監物永三じゃ無かったかなと思うんだけど、自分が最も引かれていたのは鉄棒が得意とされていた塚原光男。

現在ではムーンサルトと言われてるみたいだけど、塚原が生み出した月面宙返りが凄いなと思わされる様になってて、彼の鉄棒にもっとも夢中にされてしまってた。

遅くなってしまったけど、28年ぶりの個人総合金メダルの獲得、本当におめでとう。
											

29歳になって初のオリンピック出場。目指している頂点はやはり金だったんだと思うけど、本人はやり切ってたんじゃないのかな。中継見てて、思わず悔しいと思ってしまう事があったりしたけど。

五輪柔道:すがすがしく、納得の銅 上野順恵


 柔道女子63キロ級の上野順恵(三井住友海上)が3位決定戦で勝ち、銅メダルを獲得した。上野はすっきりした表情をしていた。表彰台の一番上には立てなかったが、自分でも納得していた。「銅メダルだったけど、会場の人からおめでとうと言われて感動した」。頂点しか目指していなかった柔道人生だが、3位でも周囲が祝福してくれたことは新たな発見だった。

 準々決勝で丁ダウン(韓国)に指導二つのポイントだけで敗れた。「リズムをつかむことができなかった」。自分の組み手になっても技に入るタイミングをうかがえない。じりじりとした展開に、園田隆二・女子監督は「いろんな対策をしてきたが、それが出せなかった」と悔しがった。

 ここ数年、年齢と闘ってきた。29歳。圧倒的な強さを見せた09年世界選手権がピークだったとも言われる。さらに、世界ランキング制の導入で海外での試合数増加の負担も増えた。上野は「5年前と比べたら体力も落ちたかもしれない。そう思ってしまうと体がそうなってしまう」と感じていた。

 3位決定戦では、尻餅をつく場面もあったが、5分間を戦い抜いての優勢勝ち。「投げて勝つのもいいけど、最後は自分らしく地味でいいんじゃないですか」と上野。「金メダル以外は意味がない」といわれる日本柔道において、久々に銅メダルですがすがしい表情を見た。【百留康隆】
(毎日新聞2012/08/01)


昨日の柔道は女子は63キロ級、男子は81キロ級が行われた。当然の事ながら昨日も両者とも決勝へ進んでもらいたいと思っていた。だが、女子の上野と男子の中井が共に準々決勝で敗れてしまい、敗者復活戦へ向かう事となってしまった。

ただ、上野は韓国選手に敗れる、中井は北京の金メダリストだったらしいけどドイツの選手に締め技を決められて完全な一本負け。上野以上に悔しい思いが募ってきた。

敗者復活戦は地元では民法でもNHKでも中継が無かったので見る事は出来なかったが、両者とも3位決定戦に向かい中井はそこでも敗れてしまったみたいだが、上野が勝利した事を知った時は本当に嬉しかったよ。

女子柔道では2つ目のメダルとなるのかな。

上野は柔道選手団の中では最年長で、確か29歳と言われていなかったかな。だから、30代近くという事もあって今回がオリンピック初出場だけど、是が最後のオリンピックだと意識しているみたい。

今回が最初で最後のオリンピックになるみたいだけど、見事な銅メダル獲得、本当におめでとう。

カヌーという競技にも自分は殆ど感心が無くて、殆ど結果を意識する事は無かったんだが、日本人初で7位入賞という情報を知って、思わずどんな選手だったんだろうと思い検索してみると、羽田卓也と選手だという事が分った。

車いすの親友に届けた勇姿 羽根田卓也


 メダルには届かなかった。しかし必死にパドルを漕いでゴールを目指す姿は、重い障害を負った親友を勇気付けたに違いない。カヌー男子スラロームカナディアンシングルで31日、決勝に進出した羽根田卓也(25)=愛知県出身。応援席には、交通事故で障害を負い、車いすで生活を送る親友、中西拓馬さん(24)の姿があった。羽根田の父、邦彦さん(53)は「2人はお互いを励みにしてきた。結果は残念だが、中西君のためにも良くやってくれた」と誇らしげに語った。

 元カヌー選手だった邦彦さんによると、羽根田がカヌーを本格的に始めたのは小3の時。小学校の通学前と帰宅後、自宅近くの川に通って練習を重ねた。中学2年から高校3年までジュニア選手権5連覇。日本選手権も8連覇を達成するまでになった。

 さらなる成長のため平成18年、本場のスロバキアに留学。悲劇はその2年後に起きた。親友だった中西さんが交通事故で意識不明の重体に。意識は約100日戻らなかった。現在、中西さんは左目を失明、脳にも障害が残り、言葉も不自由になった。しかし今、中西さんはパラリンピックを目指しているという。

 この日、羽根田は決戦の舞台で、減点を恐れない攻めの姿勢でカヌーを操り続けた。8人中7人で終えたが、予選落ちした北京五輪から成長した姿を見せつけた。

 邦彦さんは「中西君を勇気付けるため卓也は練習し、中西君は卓也を応援するためリハビリに努力してきた。決勝に進出できたことで、4年間の成果は出せた」と話した。
(産経新聞2012/08/01)


ハッキリとは分らないけれども、カヌーの競技にはカナディアンとスラロームがあるのだろうか。羽根田選手は両方の競技に参加しているが、スラロームの男子カナディアンシングルでは日本人初の決勝進出を果たし、結果は7位。本人はメダルに届かない事に悔しがっているみたいだけど、日本選手として初の決勝進出を果たしただけで大きな快挙ではないか。
本人は、次のリオオリンピックでやりきると思っているみたいだ。

ただ、カヌー競技への参加に関しては結果を求めるだけでは無く、別の目的もあったみたい。羽根田選手の父の言葉「2人はお互いを励みにしてきた。結果は残念だが、中西君のためにも良くやってくれた」がとても印象に残る。
羽根田選手の親友、中西氏は同じカヌー競技の選手だったと思えるが、平成20年に交通事故にあい大きな傷害を持つ事となってしまった。その為に、カヌーも本来の操りが出来なくなっていたんだろうね。
だが、カヌーへの思いを断つ事などできずに傷害を持ちながらも続けていたんだろうか。

そしてパラリンピックへの出場を目指しているらしい。羽根田選手の父が語っている「中西君を勇気付けるため卓也は練習し、中西君は卓也を応援するためリハビリに努力してきた。決勝に進出できたことで、4年間の成果は出せた」と、ロンドンオリンピックへの出場は
選手として求めていただけでは無く、前回の北京では予選落ちになったらしいが、ロンドンオリンピックで予選突破と大きな結果を出す為に懸命の努力を行ってきていたんだろうな。
自分のカヌー競技への挑む姿を見せる事により、リハビリを続けパラリンピックへの出場を目指している友人にも、目指す為の努力を行えば、その思いを実現する事は出来ると示したかったのだろうか。

羽根田選手は7位に終わった事を「悔しい気持ちだけど、決勝進出というだけでも、今の僕のレベルなら恥じることはない。北京五輪の結果から見れば大きな進歩。リオデジャネイロ(五輪)までの4年間は、自分の百パーセントを尽くして臨みたい」と思いを語っている様だ。

そんな思いも、友人の心には通じてるんじゃないのかな。

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