忍者ブログ
思い、そして感じた事をそのまま
[883] [882] [881] [880] [879] [878] [877] [876] [875] [874] [873]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



オスプレイが普天間基地に昨年10月に、現在配備されているCH-46の後継機として配備される様になった。
オスプレイに関し、日本の人々は危険性を強く意識しているだろうし、沖縄の人々は危険性というよりも被害者だと強調したがる。
その理由として挙げられるのが、これまでマスコミにより報じられてきたオスプレイの事故だろうと思われるが。
 
朝日新聞は2006年から5年間の海兵安全部と空軍データベースが明らかとした情報から58件起こっていた事が明らかとなったと報じているし、琉球新報は2006年から11年12月までの5年間に海兵隊のまとめからクラスA~C30件の事故が発生している事が分ったと報じている。

何故だか報じている事が全く異なっている。朝日は、オスプレイ全体の情報を適当に報じようとしたんだろうし、琉球は普天間に配備されるオスプレイに集中して報じていたんだろう。

オスプレイは普天間基地へ配備される海兵隊利用のMV22と空軍利用のCV22がある様だが、両紙は互いに異なる事故件数を報じている。
朝日は、普天間に配備されるMVだけでは無く、CVの事故数も含めて報じているのいるのだろうし、琉球新報はMVだけに限り報じているのではないかと思える。

この件に関しては琉球が朝日よりもまともな記事を書いているんじゃないかと思えてしまう。

だが、琉球新報は事故率に関し99年から2011年までの平均事故数が開発段階も含めて、10万飛行時間辺り3.99である事が分ったと報じている。
実際はどうなんだろう。
運用開始がされたのは2005年。以前の開発段階で、最も多くの事故が発生していていたのではないだろうか。開発段階では、テスト飛行などにより、機体にミスが見つかる様になるだろう。
完成を成す為に、機体の修正の繰り返しを何度も行わなければならない。そうする事により、安定した動きを行う物が完成されていくのだろうから。

本当に報じなければならないのは開発段階での飛行を含まない運用されてからの数字ではなかったかと思えるが。
なのに、運用からの飛行による事故数だけでは無く、開発段階も含め強引に数字を高めようとし、事故が多発していたとイメージさせようとしていたのではないかと思えてしまう。
 
両紙に共通している事は、とにかくオスプレイは危険な軍用機だと強調したがっている事だ。だからこそ、事故数は多い、事故率は高いと情報を受ける側の危険意識を故意に高めようとしているのでは無いのだろうか。
故意に人々の意識を操作しようとするのは、マスコミの大きな特徴だろうから。
 
琉球新報が報じているがクラスA~Cの事故数は30件としているが、注目しなければならない事はクラスA~Cの事故に対する意味。

防衛省が2012年9月にオスプレイに関する情報サイトを公開しているが、中にA~Cの説明がある。
クラスAは「政府及び政府所有財産への被害総額が200万ドル以上、国防省所属航空機の損壊、あるいは、死亡又は全身不随に至る傷害もしくは職業に起因する病気等を引き起こした場合」とし、クラスBは「政府及び政府所有財産への被害総額が50万ドル以上200万ドル未満、一件の事故の結果として、負傷又は職業上の疾病が恒久的な部分的障害をもたらす場合、又は3名以上が入院した場合」、そしてクラスCは「政府及び政府所有財産に対する被害総額が5万ドル以上50万ドル未満、あるいは、当日を除いて1日以上の欠勤をもたらす負傷又は疾病を引き起こした場合」としている。
また。クラスA~Cに関してはWikipediaはAからCを「大規模事故」「中規模事故」「小規模事故」(「整備士が整備中に作業台から転落して負傷」といった、V-22の性能とは直接関係のない事故が多数含まれている)としている。

これらのクラスの事故数に関し、防衛省はAクラスを2件、Bクラスを6件、Cクラスを22件としているが、琉球新報もBクラスを6件、Cクラスを22件としているが、何故かAクラスに関しては数字を示してはいない。
オスプレイに関し「大規模事故」は2件しか発生しておらず、「中規模事故」も6件。
オスプレイとは直接関わり無い事故も含まれるとされる「小規模事故」が22件とされており、7割余りを占めている事は間違い無く、決して大きな事故を頻繁に発生していたわけでは無い事は明らかだ。

5年で30件。CVも含めれば58件となる様だが。

MVだけだと大規模・中規模事故は合わせて8件。大半を占めているのは小規模事故。その中にはオスプレイとは関わりの無い事までも含まれているらしい。
決して危険な軍用機とは思われないが。
 
昨年9月に岩国基地で国会議員や有識者、記者など90名のオスプレイ搭乗が行われたらしく、防衛省はその者達から体験搭乗のアンケートを行っていたらしい。
決して危険と感じる者はいなかった様で、良いと感じた者が多かった様だ。

改めて思う、オスプレイとは本当に危険な物なのだろうか。一部の全国紙や地元のマスコミだけでは無い。
沖縄の人々も故意に、自分達は政府などが強引に配備したオスプレイにより大きな危険な状況に置かれてしまっている。自分達は政府や米軍などによる被害者だと、より強い意識を持たせ様としているのではないか。
 
そして、琉球新報は10万飛行時間辺りの事故数が3.99とあるが、どの様に捉えればいいのだろうか。単純に計算してしまえば、2万5千飛行時間余りで1件の事故が発生している事になると思えるが。

防衛省は公開サイトで「海兵隊各航空機の飛行実績、事故件数及び事故率の比較(2003年10月1日~2012年4月11日)」を表示している。
それによれば、オスプレイの飛行時間は10万3千519となっている。この間の事故件数は2件であり、事故率は1.93とされている。
海兵隊所属のヘリも含む航空機の平均事故率は2.54らしいが、これよりも低い率となる。更に、オスプレイMV22の事故率は減少していくだろうと推測されている。逆にCV22は非常に高い事故率を残している様だが。
 
「住民投票を力にする会」というブログに書かれているが、昨年6月に沖縄タイムスが「旧式CH46より高いオスプレイの事故発生率」という記事を書いてたらしいが、現在も現役でいるのだろうCH-46はオスプレイよりも事故率は低く、更にオスプレイは従来機より事故率が高まるだろうとして、安全性は確認できていないとしている。

防衛省の記録でも2002年から2012年までの事故率を表示していたのだろうか、その面ではCH-46の事故率は確かにオスプレイよりは低く表示されている。
だが、10万時飛行時間でのAクラス事故の表示ではオスプレイを遥かに上回り、5.74とされている。ましてCH-46は1950年代に初飛行した非常に老朽化した軍用機。
これにどれだけの安全性の信頼が持たれているのだろうか。
 
また、沖縄のマスコミは「騒音」という事もオスプレイの批判の対象としている。
しんぶん赤旗もオスプレイは93.2デシベルを記録しており、防衛省の説明「おおむね低く、騒音は低減する」とは食い違っているとしている。
だが、週間オブイェクトでもオスプレイとCH-46の音の違いを書いているが、オスプレイは6倍静かだと強く主張している。
 
沖縄の人々は米軍や政府を批判する道具としていいように利用しているのかもしれないが、それ以外の地域の人々までが過剰になる意味があるのだろうか。

メディアの影響が強いんだろうと思うんだが、オスプレイは危険な物だと強く意識している人が多い。
決してその様な事は無いだろうと思うんだけどね。

何よりも米軍が危険性が高いと判断したのなら、大量生産決定や運用なども決定していないだろうし、色々な地域で活用するなどといった事もありえない。
だが、米軍は活発に活用している筈だ。故に、危険では無く安全性の高い軍用機と判断しているんだろう。
 
PR



コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
フリーエリア
最新TB
プロフィール
HN:
とくのすけ
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
忍者ブログ [PR]