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最近の前原はダム凍結に関して、八ッ場ダムは凍結するが胆沢ダムはどうしてしないんだと問われる事がよくあるんじゃないだろうか。
その時に、前原は胆沢ダムは既に本体工事を行なっているが、八ッ場ダムは行なっていないからだ。などと言っていたと思うんだが。
前原国交相「胆沢ダム談合情報あった」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100218/crm1002180127002-n1.htm
民主党の小沢一郎幹事長の地元、岩手県の胆沢ダムの本体工事について、前原誠司・国土交通相は17日、衆院の予算委員会で、入札直前に国交省に談合情報が寄せられていたことを明らかにした。分割発注された2工事で、いずれも談合情報通りの共同企業体(JV)が落札したという。
同工事をめぐっては、下請け受注した水谷建設(三重県)の元幹部らが東京地検特捜部の調べに対し、小沢氏側に「計1億円を渡した」などと供述しており、質問した笠井亮議員(共産)は「談合による不正な利益が小沢氏側に還流されていた疑いがある」と指摘した。
前原国交相の答弁などによると、談合情報が寄せられたのは平成16、17年に入札が行われた「堤体盛立(第1期)工事」と「原石山材料採取(第1期)工事」で、前者は鹿島などのJVが193億8千万円(落札率93・97%)、後者は大成建設などのJVが151億5千万円(同94・42%)で落札した。いずれも談合情報通りで、水谷建設が後者工事の下請けに入ることも事前に指摘されていたという。
笠井議員は、胆沢ダムの本体工事を受注した17社から5年間で、献金やパーティー券の購入費として計約3千万円が小沢氏側に提供されていることを挙げ、裏献金疑惑も含め「小沢氏側への還流ではないか」と指摘。前原国交相は「(還流は)類推の域を出ない」としながらも、「公共事業の受注企業から多額の献金を受けることはいかがかと思う」と答えた。
談合情報を受け、国交省は当時、公正入札調査委員会を開き、業者への事情聴取などをしたが、談合を裏付けられなかったといい、前原国交相は「入札制度改革に向け、胆沢ダムの問題も含め、しっかりと検証したい」と述べた。
(産経新聞2010/02/18)
17日の衆院予算委員会で、前原は面白い発言をしているよね。胆沢ダムの本体工事の談合に関する情報が国交省に届いていた事を知っていた。
更にだ、当時の国交省がその情報を公正入札調査委員会により聴取するが、談合を裏付ける事が出来なかった。
と同時に前原は、当時の委員会では認めているよな。
委員会は事情聴取のマニュアルとやらで入札の調査を行なっていたらしいが、そのマニュアルでは「聴取の項目を全て通知した上で、1社づつに聞き取りを行う」となっている。
聴取も3つの要素があるらしく、「業者が既に決定している情報があるが、その様な事実があるか」、「他社と何らかの打ち合わせ或いはその様な話し合いがあるか」、「あったとすればどの様なないような打ち合わせ、話し合いがあったのか」。
通知をして聴取を行なっても、相手から談合の裏付けを取れる訳なんか無いでしょうが。聴取をする前に、談合の情報を得ていると知らせているようなものなんだから。
となれば、胆沢ダムには談合と同時に小沢の裏金が関わっている可能性が非常に高いと疑うのが当たり前じゃないのか。
前原は、昨年の9月には全国の140余りのダム事業に関しても継続するか否かを検討する事を明らかとしている。
八ッ場ダムは強制的に凍結するとしているのに、公正な建設がされていない可能性が非常に高いダムを凍結しようとはせずに、逆に守ろうとしようとするなんて可笑しくないだろうか。
まるで国民では無く、企業或いは政治家を優先して政策を行っているのかな、と思えてしまうよ。