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菅総理は赤松前農林水産相とは異なり、速やかに口蹄疫に苦しむ宮崎を訪問した。そして、感染拡大は阻止しなければならないと言い切った。
と、中々やるじゃないかと思わせてもくれんだが、ホントにやる気があるんだろうかとも思わされてしまう。
【口蹄疫】首相「国家的危機だ」 全面支援を約束 政府内の慎重論振り切る
宮崎県の口蹄疫被害拡大を受け、菅直人首相は12日午前、宮崎県入りし、「日本の農業にとって国家的な危機だ」と述べ、感染拡大阻止に最優先で取り組む考えを強調、畜産農家の経営再建にも全力を挙げる考えを表明した。
首相は12日朝、航空自衛隊機「U-4」で宮崎入りし、県庁で東国原英夫知事らと会談。「宮崎県の口蹄疫をどこで終わらせるかが日本の農業を占う。まずは感染拡大を止めることが何より重要だ。終息した後には(畜産業の)再建に向け、必要なことはすべてやる」と明言した。
東国原知事は、宮崎県の全家畜のほぼ4分の1が殺処分される現状を説明し、(1)防疫対策・感染ルート解明(2)口蹄疫対策費の国費措置(3)畜産など産業復興支援-などを求めた。
これに先立ち首相は宮崎市内の農家を視察、「皆さんには苦しい思いをさせるが、今は感染拡大をいかに抑えるかに全力を挙げたい。その上で責任を持ってきちんと再建ができるよう手当てする」と述べた。
首相の宮崎入りには「今行けば選挙目当てと言われかねない」(政府高官)など慎重論があったが、首相が振り切って決行した。首相は現地入りした各省庁のスタッフの激励にも訪れ、小川勝也首相補佐官の肩を叩き、「一種の国家危機なので精一杯頑張ってほしい。『ちょっとどっかに行こう』とこの人を引っ張り出してもなんとかしておきます」と語った。
(産経新聞2010/06/12)
ホントに最優先で感染拡大阻止に取り組もうという意思があるのであれば、国会を大幅に延長し、対応していこうとするのが妥当かと思うのだが。菅総理は、その様な意思は無い様で、さっさと選挙へ取り組もうとしているようだ。
で、ここで菅総理の発言に一寸した矛盾を感じてしまう。
菅総理は、感染拡大阻止に最優先で取り組む事を強調したらしいではないか。だが、対応を打ち切り、選挙活動を優先としてしまった場合には、当然の事ながら宮崎でも行われる事となってしまう。
口蹄疫は縮小しているどころか、拡大していっている状態なのではないだろうか。選挙となった時点で終息なんて事は、まず無いだろう。宮崎県内、各都市で口蹄疫対策が続けられている事は間違いないだろうね。
感染を防ぐ為には、車などの消毒などもかなり厳しくやっていたんじゃなかったろうか。選挙活動には、選挙カーなんて物が付き物でしょう。口蹄疫対策をやっている期間に、こんな物を走らせていいのかな。
何よりも菅総理は、内閣発足の翌日に全閣僚で構成している政府対策本部を発足したんじゃなかったかな。その本部長は、菅総理だ。
その本部長である本人が、もしかすると宮崎県内で選挙カーの上に立ち、何かを訴えようとする。
菅総理は、宮崎を訪問した時に口蹄疫の感染拡大の阻止を最優先で取り組むと発言した直後に、その宮崎でも選挙活動をするのかもしれない。
改めて思う、本当にそんな意思があって発言したのだろうかと。そう思うと、非常に矛盾を感じるようになってしまう。
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