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鳩山は総理大臣であるにも拘らず、発言をする時にしっかりとした考えを持っていなければならない。
それだけの意識も、全く無いんだろうね。
政府案、月内決定こだわらず＝普天間移設先は来月以降絞り込み－鳩山首相
鳩山由紀夫首相は２９日夕、米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）移設問題で、政府案の取りまとめについて「いつまでに全部やらなきゃいけないという話ではない。今月中じゃなきゃならないとか、別に法的に決まっているわけではない」と述べ、月内にこだわらない考えを明らかにした。首相官邸で記者団に語った。
首相は２６日の記者会見で「最終的には政府案を一つにまとめなくては交渉はうまくいかない。３月いっぱいをめどに政府案をまとめる努力をしている」と表明していたが、これを軌道修正した形で、首相発言のぶれは批判を招きそうだ。
一方、首相は「だいたいのスケジュールからいけば残り２カ月余りだから、そろそろしっかりした政府案をまとめて交渉を成立させていきたい」と述べ、５月末に最終決着を図る考えに変わりはないことを強調した。
普天間移設の政府案をめぐっては、平野博文官房長官が２９日、「一つの案の中にも選択肢がある」と政府案に複数の移設先を盛り込む可能性を指摘。首相も「いろいろな選択肢の中から、当然、最終的には一つにして骨子をまとめていく。幾つかの案が最初はあることは当然かもしれない」と述べ、移設先が一つに絞り込まれるのは４月以降にずれ込むとの見通しを示した。
（時事通信2010/03/29）
鳩山は２６日の記者会見での記者からの質問には、
－引用－
当然私どもが政府案としてアメリカやあるいは日本、沖縄になるのか否かということはあろうかと思いますが、この地域でお願い申し上げる交渉をさせていただくというときに、当然ながら政府案として、１つにまとまっていなければならないと、私はそのように考えておりまして、３月いっぱいをめどにしながら、政府案をまとめる努力を今いたしているところでございます。
－引用－
と、自ら今月中にはどの様な意味があるのか知らないが、鳩山内閣の政府案とやらをまとめるつもりでいた事を明らかとしていた筈。
記者の質問に答えたからには、ちゃんとした目処は立っていたんだろうし、既に月末だったのだから間違いの無い発言をして当たり前だったのではないかと思うのだが、何故だかコロッと変えてしまうではないか。
それも、一人の閣僚の発言一つがきっかけだったのだろうか。
岡田外相が、ゲーツ国防長官との会談の為にワシントン入りしていた岡田が２８日（日本時間２８日深夜）鳩山の会見での発言を全く否定する発言を行ったらしいではないか。
２９日に平野は鳩山では無く、岡田に同意する様に会見してしまう。
内閣のトップである総理大臣であるならば、鳩山はこれら閣僚を常にまとめリードしていなければならない存在ではないのか。
にも拘らず無視されている。しかも、それに焦ったかの様に鳩山は、岡田や平野に合わせるかの様に見事に発言を一転させてしまった。
鳩山達が野党だった時には、自民党政権の首相などの発言などには激しく批判を浴びせまくっていたのではなかったろうか。
鳩山達も野党の頃より政権の座にいる者達の言葉が非常に大事であるという事を認識していた筈だ。
なのに鳩山内閣の連中は、内閣として纏まりの無い自分勝手な発現を繰り返しているばかりではないのだろうか。
特に、普天間基地問題に係わる者達は酷すぎる。
極めつけは鳩山であり、完全な八方美人となっている。
総理という立場にありながら、普天間基地問題に真剣に立向わなければならない、といった気持ちなど全く持ち得ていないのだろうな。
そして鳩山は、人の顔を伺っているだけで、自分の考えなど全く持っていない。これまでに存在してこなかった唯一人の総理大臣なのかもしれないな。
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