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日本もやっと金メダルを獲得した。女子柔道、松本薫選手。

日本女子柔道57キロ級初の金…「野性児」松本


 

日本女子にぽっかり開いていた穴が金メダルで埋まった。 女子57キロ級決勝でルーマニア選手を退けて獲得した松本の金メダルは、日本選手団を大いに勇気づけるものだ。

 運動神経が抜群で、周囲から「野性児」と呼ばれる松本には、初の大舞台の重圧なんて無縁だった。

 わんぱくな女の子だった。かけっこが大好きで、自分より速い存在には、対抗意識を燃やす。自転車に乗れば、競争相手は自動車。必死でペダルを踏み、負ければ本気で悔しがる。根っからの負けず嫌いだ。

 

柔道の道場で習ったレスリングの全国大会で3位になったのも、「何をするにも誰にも負けない」という気持ちが原動力となる。獲物を追うような闘志は、小学生の頃から備わってきた。  

日本を代表する選手になり、さらに自分に厳しくなった。稽古が終わると「きょうは昨日の自分に勝てたか」と自問する。納得しなければ、また続ける。「きょうは疲れたから、流そうというのは駄目。自分に負けている」。きつい時ほど体を痛めつける。

 気合が空回りし、負けもけがも経験したが、「自分も相手も、見えるようになった」。闘魂を冷静さで制御できるようになってからは、断トツの世界ランク1位を快走している。

 日本の女子57キロ級は、過去に五輪では銅メダルが最高成績。先輩たちが何度挑んでも届かなかった頂点に、元気印の24歳が上り詰めた。ロンドンでも敗戦続きの日本柔道を救う価値ある戦いを見せた。(下山博之)
(読売新聞2012/07/31)

女子柔道は連日悔しい重いばかりをさせられていたけど、松本薫がそれを一新してくれたんだろうか。彼女が、金メダルを獲得した時に何とも言えない思いにさせられてしまった。

普段は笑顔の多い柔らかい雰囲気の女性の様なんだけど、試合に向かう時の松本選手はまさに別人。コーチなどからは試合に向かう時の松本は「野生児」と称されているらしいけど、まさにそんな感じ。
試合に向かう前から気が高まっている雰囲気が非常に強く出ていて、試合が始まった時の相手を見る目が常に鋭い。さらに場外に逃げようとする選手も強引に引っ張りこみ、寝技に持ち込もうとする。

常に勝負に集中しまくっている、相手を絶対に倒そうと戦う意思を全く切る事が無い。更に、待ての時にコーチからアドバイスがあるが、その時の雰囲気も変わらない。本当に凄い選手だなと思わされた。

でも準々決勝からは苦しい試合が続いていたと思うけど、決勝で相手の反則による勝利になってしまったが金を獲得してくれた時は、本当に嬉しかった。そして表彰式も見たけど、この時は試合の時とは雰囲気変わって笑顔を見せていたね。君が代が流れ、他の国旗とは上位に位置する日の丸が上がってくシーンを見せられた時も、とても嬉しく感じさせられたと言うよりも感動させられてた。

その後だったかな、他のメダリストと同じ表彰台で記念写真を撮ってたみたいで、その後には会場を回っていたんだろうか。日本選手団にとって、最初の金メダリスト。本当におめでとう。

松本に続いて、中矢にもロンドンオリンピックの男子柔道の金を取ってもらいたいと思ってたんだが、ロシアの選手に右腕への絞め技を決められそうになったんだが、見事にそれを切り抜け、先にポイントをとられ不利な状態に追い込まれながらも、終盤に今度は押さえ込みを決められそうになっていたのにそれを返し、逆に押さえ込みに持っていこうとしていた。

悔しい結果に終わっているけど、どんなに追い詰められても耐え、逆に相手を追い込もうとする戦いぶり。見事な試合をやっていたんじゃないのかな。本人は銀に終わった事を口惜しがっていたけど、そんな事なんか気にすること無い。多くの人が見事な試合をしてくれた、最後まで戦いきってくれたと思っているだろうから。

このオリンピックでは、本当に見事な戦いぶりを見せてくれていたんじゃなかっただろうか。

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2日前から柔道競技は行われているが、福見、平岡、中村、海老沼などの試合見ていて、審判の行為に不快感を感じさせられる事があってならない。

韓国の応援団激高 覆った旗判定、海老沼勝利 会場内騒然

 いったん上がった3本の青旗。しかし協議後に3人の審判が掲げた旗は数分前と正反対の白3本だった。異例の旗判定やり直しで海老沼匡の勝利となった男子66キロ級の準々決勝。対戦相手の韓国、●準好(チョ・ジュンホ)(23)の応援団は激高、海老沼の応援団は日の丸を振り、会場は騒然となった。

 海老沼は積極的に攻めたが延長戦にもつれ込み、勝敗は判定に。●の勝利を示す青い旗が上がると、何度も周囲を見回し、信じられないという表情。海老沼のコーチは「なぜ」と両手を広げた。2000年のシドニー五輪で、誤審によって敗退した経験を持つ柔道男子の篠原信一監督(39)もスタンドから眉間にしわを寄せ、大声で判定の再考を求めた。観客のブーイングが広がる。主審と副審2人が審判委員に呼び寄せられ、協議を続けた。

 数分後、逆転の白い3本の旗が上がった。観客席で見守った母親の道子さん(52)は、判定が覆ると手をたたいて笑顔に。今度は韓国側からブーイングが起き、●とコーチは呆然(ぼうぜん)と立ちつくした。

 審判委員制度に詳しい国士舘中学・高校柔道部の川野(かわの)一成(かずなり)総監督(68)は「これほどまでに判定が覆るのは異例中の異例だ。国際試合での審判技術の未熟さを痛感した」と話した。

●=恵の心を日に (産経新聞2012/07/30)


準々決勝では意外な展開があったな。韓国の選手との試合で、延長戦でも勝負は決まらず、判定となった。この時の自分は、厳しいかもしれないが海老沼が勝つ可能性が高いだろうと思っていた。だが、主審・副審が上げた旗は全て青。韓国の選手の勝利を示している。

思わず、「ふざけるな!」と声にまで出してしまっていた。圧されまくっていた訳ではなく、逆に積極的に攻めていたんじゃないか。延長の一時には有効の判定も出て、勝負決まったと思ったら訂正されて、消される。この時の解説者は副審は訂正を示してはいないといっていなかったろうか。

終盤に韓国の選手に腕を締められることはあったが、海老沼は耐え抜いた。主審もポイントを与える事は無かった。技が少しでも決まっているとは判断していたいなかった事だろう。

前の5分間、そして延長戦の3分間も含めて海老沼は決して攻めまくられていた訳ではない、逆に積極的に攻めていた筈だ。なのに、どうして全員の旗が青になるんだ。会場からもブーイングが発生してたんじゃなかったろうか。

韓国の朝鮮日報や中央日報などは躍起になりこの事を批判しているが、主審・副審は試合経過をどの様に判断していたのか知らないが、旗判定では誤った判断を行っていた事は事実で間違いはない。

また中央日報では、審判が判定を出すのは固有の権限だと主張している。だが、技の判定を下した後に覆す主審が多くいる。中には、審査委員会の判断を待ってから覆す主審もいたのではないのか。判定を下すのは審判の固有の権限だとしながら、先に出した技の判定を即座に個人の判断により覆し判定を下げる審判も多くいる。先に出した判定は一体なんだったんだ。

昨日の試合でも、中村美里が北朝鮮の選手と試合を行った時に、相手の技に技ありの判定が下されたが、後に中村の出した技にも技ありの判定が出されながら、それを訂正し、有効へと覆されていたらしい。

先に出した判定は一体なんだったんだ。何を見て判定しているんだ、どうして簡単に覆しているんだ。ロンドンオリンピックの柔道の主審の判断に不快を感じさせられる事が多く、堪ったものではない。

ちゃんと技を見切る判断力を持った審判達がしっかりと用意されているのか。
											

ロンドンオリンピックでは多くの選手が、大きな快挙を行ってくれている感じだ。

錦織圭、88年ぶりの快挙…男子単2回戦進出


 ロンドン五輪のテニスは29日、各種目の1回戦が行われ、男子シングルスで第15シードの錦織圭(日清食品)が世界ランク49位のバーナード・トミック(豪)を7―6、7―6で下し、五輪の男子シングルスでは1924年パリ大会以来88年ぶりとなる日本勢の白星で2回戦へ進んだ。

 錦織は五輪2大会目で初勝利。添田豪(空旅ドットコム)は世界44位のマルコス・バグダティス(キプロス)から第1セットを7―6で奪い、第2セット2―3の時点で、試合が順延となった。伊藤竜馬(北日本物産)とミロシュ・ラオニッチ(カナダ)戦、ダブルスの錦織、添田組とロジャー・フェデラー、スタニスラス・ワウリンカ(スイス)組の試合は雨で延期された。
(読売新聞2012/07/30)


パリオリンピックのテニスでは日本選手がシングル、ダブルス含めて4人が初戦突破している。岡本忠、原田武一、福田雅之助、本田朝次といった選手。
この中で、ハーバード大の学生だったのだろうか原田武一はベスト8まで進み、高田商会に所属していたらしい4回戦まで進んでいた。ダブルスでは、福田正之助・本田朝次と岡本忠・原田武一の2組は初戦突破で終わっている。

だが、この時の日本のテニス選手はかなりの実力を持っていたのだろうか。特に原田武一という選手はベスト8まで進んでいた。思わず驚いてしまっていたけど。

だけど、何故だろう次のオリンピックからは初戦突破する選手が出なくなっていた。オリンピックでは日本のテニスは落ち込んでいた事になるのかな。だが、それを打ち破ってくれたのが錦織圭。88年ぶりに初戦突破を達成したのだから。
日本のテニスにとっては本当に大きな快挙となるんじゃないのかな。

錦織はまだ若くて、実力を増していっている選手。2回戦以降もどの様な活躍を行っているのか、非常に楽しみだ。

北京からロンドンのまでの間にも他の競技でも同じだと思うけど、競泳でも多くの若い選手達が成長していたんだろうな。そして、みんなが懸命の泳ぎをしようとしている。

メダル逃した北島「申し訳ない気持ちでいっぱい」

 五輪3連覇を逃した北島康介(日本コカ・コーラ)はレース後、「申し訳ない気持ち」と話した。一問一答は次の通り。

 ――今の気持ちを

 「悔しいことは悔しいけど、期待してくださった日本のみなさんやチームのみんな、ずっと楽しみにしていた人たちにいい所が見せれなくて、とても残念な気持ちと、申し訳ない気持ちでいっぱいです」

 ――準決勝から決勝まで何を考えていたのか

 「もう一度このファイナル(決勝)に立てる喜びと、チャンスがある限り、表彰台の一番高い所を目指してきたが、金メダルという夢は届かなかったですけど、きょうできる精いっぱいの泳ぎはしました」

 ――まだ200メートルがあるが

 

「そうですね。自分には200メートルもありますし、チームとしてのリレーもありますから、自分の役割を最後までまっとうできるように、また挑戦したいなと思っています」
(産経新聞2012/07/30)


競泳ではよく世界新が出ている印象が強い。中国の葉詩文が女子400m個人メドレーで、フランスのムファが女子400m自由形で、女子100mバタフライでアメリカのダナ・ボルマーが、そして男子平泳ぎ100mでは南アフリカのキャンメル・ファンデルバーグが世界新を出している。

男子平泳ぎ100mは金の期待がもたれていた北島が決勝へ進出していたが、5位入賞に終わってしまった。

この事に関し、「申し訳ない気持ちでいっぱい」と語っていたらしいが、その様に思う必要は無いだろう。期待されていた事を実行できなかったとしても、批判している人は殆どいないだろう。その時のコンディションで精一杯やったと思っているんじゃないだろうか。

本人は悔しい気持ちが強いのかもしれないが、期待されていた事に謝罪する様な必要など一切無いよ。

北島にはまだ平泳ぎ200mの出場がある。その競技でも、力を出し切る様に精一杯の泳ぎを行ってもらいたい。
											

男女を通じ日本代表として女子団体が、アーチェリーでオリンピックで初のメダルを獲得する。

気負いなく、初のメダル=アーチェリー女子、3位決定戦制す〔五輪・アーチェリー〕

 

アーチェリー女子団体の日本が銅メダルに輝いた。女子では五輪で初のメダル。大歓声の中、早川、蟹江、川中の3人は喜びに浸った。  ロシアとの3位決定戦。第2エンドを終わり3点差をつけられた。だが、第3エンドで1点差まで追い上げて迎えた第4エンド。蟹江、川中の9点に続き、早川が10点。最後の最後で逆転した。
 蟹江は「1回戦も2回戦も緊張しなかった」と言う。初戦から普段どおりのペース。1回戦では、相手のウクライナが五輪独特の雰囲気にのまれていた。「相手がすごく緊張しているのが分かり、普通にやれば勝てると思った」と蟹江。
 メキシコとの2回戦は強い雨の中で始まり、終わった時には日が差していた。早川は「風がないとか、雨が強いとかチーム内で教え合った」。難しいコンディションをうまく乗り越えた。
 準決勝の相手は6連覇中の強豪・韓国。中盤までほぼ互角だったものの、第3エンドで突き放された。それでも、韓国出身の早川は「とりあえずいい感じで、笑顔で終われたらいいな」と平常心。気落ちすることも、逆に気負うこともなく、ロシアとの息詰まる一戦を制した。(時事)(2012/07/30-02:03)
(時事通信2,012/07/30)


アーチェーリーといえば、日本では地味な競技のイメージが強い。だから、競技に参加する選手も少なく、欧米に比べるとレベルが低いのかなと勝手なイメージを持ってたし、余り意識していない競技だった。だが、女子の団体は凄い事をやったね。準決勝へも男女通じて初の快挙。準決勝で対戦した韓国との試合でも、引けをとらない互角の勝負をしていた様だけど、結局は負けてしまった。

日本のアーチェリーもかなりレベルが高くなっていたんだなと思わされてしまう。

そして、韓国戦での負けの雰囲気を引き摺らずに選手達が「悔しかったけど、引き摺らずに行こう」、「最後は笑って終わろうよ」と気分転換をしっかりと行い、3位決定戦に落ち着いて集中して挑む事が出来たんじゃなかったのかな。

そして彼女達は安定したプレーを行う事により、見事にアーチェリーで初のメダル獲得を実現した。

彼女達の活躍によって、アーチェリーも日本でも注目される競技になっていくのかもしれない。											

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