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日本女子にぽっかり開いていた穴が金メダルで埋まった。
柔道の道場で習ったレスリングの全国大会で3位になったのも、「何をするにも誰にも負けない」という気持ちが原動力となる。獲物を追うような闘志は、小学生の頃から備わってきた。
日本を代表する選手になり、さらに自分に厳しくなった。稽古が終わると「きょうは昨日の自分に勝てたか」と自問する。納得しなければ、また続ける。「きょうは疲れたから、流そうというのは駄目。自分に負けている」。きつい時ほど体を痛めつける。
気合が空回りし、負けもけがも経験したが、「自分も相手も、見えるようになった」。闘魂を冷静さで制御できるようになってからは、断トツの世界ランク1位を快走している。 日本の女子57キロ級は、過去に五輪では銅メダルが最高成績。先輩たちが何度挑んでも届かなかった頂点に、元気印の24歳が上り詰めた。ロンドンでも敗戦続きの日本柔道を救う価値ある戦いを見せた。(下山博之)(読売新聞2012/07/31)
女子柔道は連日悔しい重いばかりをさせられていたけど、松本薫がそれを一新してくれたんだろうか。彼女が、金メダルを獲得した時に何とも言えない思いにさせられてしまった。
普段は笑顔の多い柔らかい雰囲気の女性の様なんだけど、試合に向かう時の松本選手はまさに別人。コーチなどからは試合に向かう時の松本は「野生児」と称されているらしいけど、まさにそんな感じ。
試合に向かう前から気が高まっている雰囲気が非常に強く出ていて、試合が始まった時の相手を見る目が常に鋭い。さらに場外に逃げようとする選手も強引に引っ張りこみ、寝技に持ち込もうとする。
でも準々決勝からは苦しい試合が続いていたと思うけど、決勝で相手の反則による勝利になってしまったが金を獲得してくれた時は、本当に嬉しかった。そして表彰式も見たけど、この時は試合の時とは雰囲気変わって笑顔を見せていたね。君が代が流れ、他の国旗とは上位に位置する日の丸が上がってくシーンを見せられた時も、とても嬉しく感じさせられたと言うよりも感動させられてた。
その後だったかな、他のメダリストと同じ表彰台で記念写真を撮ってたみたいで、その後には会場を回っていたんだろうか。日本選手団にとって、最初の金メダリスト。本当におめでとう。
松本に続いて、中矢にもロンドンオリンピックの男子柔道の金を取ってもらいたいと思ってたんだが、ロシアの選手に右腕への絞め技を決められそうになったんだが、見事にそれを切り抜け、先にポイントをとられ不利な状態に追い込まれながらも、終盤に今度は押さえ込みを決められそうになっていたのにそれを返し、逆に押さえ込みに持っていこうとしていた。
悔しい結果に終わっているけど、どんなに追い詰められても耐え、逆に相手を追い込もうとする戦いぶり。見事な試合をやっていたんじゃないのかな。本人は銀に終わった事を口惜しがっていたけど、そんな事なんか気にすること無い。多くの人が見事な試合をしてくれた、最後まで戦いきってくれたと思っているだろうから。
このオリンピックでは、本当に見事な戦いぶりを見せてくれていたんじゃなかっただろうか。