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自民党は野党になっても変わったイメージを持たれていなかったんだろうか。ネット調査をした時に、民主を上回る人々より回答を受け、何やらショックを受けていた様だが。

「自民に反感」6割、民主を上回る 自民が有権者調査


 自民党は7日、自民党に反感を抱く有権者が6割に上り、民主党の5割弱を上回っているとする有権者の意識調査の概要を公表した。菅内閣の支持率は低迷するが、自民党も旧来のイメージから脱却できずに苦しんでいる。

 11月6、7両日に20歳以上の3千人を対象に調べた。詳細な質問項目や回答内容は公表しなかったが、自民党の政権復帰を「期待しない」が「期待する」を上回り、「特にターゲットとすべき積極的無党派層男女でその割合が高い」という。

 自民党への批判は「過去への反省が足りない」が最も多く、「二世・世襲が多い」「総裁のリーダーシップが足りない」が上位に並んだ。政党への項目別評価でも「政治姿勢や政治資金などのクリーンさ」で民主党に水をあけられ、「公務員・行財政改革」「官僚主導からの脱却」でも民主党を下回ったという。
(朝日新聞2010/12/08)

マスコミは「二世・世襲」議員を批判するが、これが疑問に思えてならない。二世であろうが、世襲であろうが議員を選択するのは、選挙で投票する国民の筈。関係無いだろ。

まして国会で活躍する姿が全く見られなければ、例え二世か世襲であろうが、無視される様になるんじゃないのかな。

小沢一郎も、吉田内閣の閣僚も勤めた小沢佐重喜の世襲議員なんだから。また、民主党にも64の「二世・世襲」議員が存在している。公明、社民、共産、国民新、みんなの党なんかに比べると遥かに多いんだけど。

「過去への反省が足りない」とあるけど、これにも何だか疑問を感じさせられてしまう。現在では、自分自身である程度の情報を自由に得る事が出来る様になってきているのかもしれないけれど、これは一部の人達で全ての人達が出来る訳ではないんじゃないか。

やはり情報を得るには、マスコミの影響が大きい事が間違いないだろう。マスコミは野党となった自民党がどの様な活動を行ってきたのか、果して之までにどれだけ活発に報じて来ていたのだろうか。

報じ方によっては、マスコミによるイメージを作っていく事も出来るだろうし。

何よりも「政治姿勢や政治資金などのクリーンさ」で民主党にあけられたと言うのは理解が出来ないのだが。
この通りだと、鳩山・菅達がまともにやってて、自民が政治姿勢と政治資金がクリーンで無かった思えてしまう。だが、鳩山・菅内閣はいい加減な政治姿勢だし、党の政治資金も明らかとはしていなかったろうし、全て明らかとなっているのだろうか。

この調査は民間調査会社に委託していて、「自民党の政権復帰」という項目で質問がされていたんだろうか。その中には、現在の自民党では無く、過去の自民党のイメージのままに答えられていた部分もあったんじゃないかと思うんだけどね。

情報の影響というものは、とても大きいんじゃないかなと思えてならないから。

 

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