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昨日、原子力規制委員会が鹿児島県薩摩川内にある九州電力川内原発1号機、2号機が新基準規定に適合しているとする、審査書案を公表した。伊藤県知事は、再稼動には積極的な姿勢の様であり、秋頃には再稼動が実行されるのではないかとされている。

脱原発を訴える人々の原因は、福島第一原発の事故。原発再稼動すれば、同じ事故が発生するだろう。故に、再稼動は許されないと訴える。
これに同意し、再稼動を批判報道するマスコミも少なくなど無い。

だが、日本は大きなエネルギー資源を持たない島国だ。日本海では大きな資源が発見されたとも報じられるが、それが活用されるまでには一体どれだけの年数が掛かるのだろうか。

原発に変わる新たなエネルギー資源の開発を行ない新設するとしても、それは何年先、或いは何十年先になるのだろうか。

ドイツは福島第一原発の事故の直後に原発を完全停止し、新エネルギー開発を行なうと発言していた。
だが、それには失敗している。風力発電の進化もなければ、ソーラー発電を増加しても、供給するのは全体エネルギーの数%だけ。
ドイツには大きな炭鉱が存在しているらしいのだが、炭鉱から採掘する資源では原発停止のエネルギー供給の穴埋めなど出来ず、化石燃料の輸入を大量に行なう様になり、国民生活にまで、その悪影響を拡大している。

現在の日本のエネルギー供給は、ほぼ火力にだけに頼っているのではないか。だが、火力を活動するには大量の化石燃料が必要であり、その為に大量の輸入を行なっているが、この負荷は電力会社から中小企業へ、更に国民生活へと拡大していく。

大型の風力発電、ソーラー発電開発に成功したとしても、エネルギー供給量の割合は果たして何%となるのだろうか。また、地上などに設置するソーラーパネルにはどれだけの面積が必要となるのだろうか。

原発には事故と故障の評価尺度があるが、1950年代から世界で44件の原発事故が発生しているが、日本の原発事故は9件。
世界の原発事故を尺度で見れば、深刻な事故とされるレベル7はチェルノブイリと福島第一だけ。
レベル6は大事故とされ、レベル5は本事業所外へリスクを伴う事故、レベル4は本事業所外への大きなリスクを伴わない、レベル3は重大な異常事象、レベル2は以上事象、レベル1逸脱とされ、レベル0は尺度以下とされ安全に影響を与ええると、影響を与えないの2つに分けられている。。

日本の原発事故でレベル5以上の物は福島第一だけであり、その他は4が1であり、以外は3以下でしかない。

1950年代から発生している原発事故は44件だけであり、日本は多い方なのかもしれないが、9件だけ。福島第一を除いて、そのレベルは低い。日本の原発製造の技術は非常に優れている事は確かだろう。

福島第一に損害を与えたのは揺れでは無く、津波の可能性が高いと思われる。これにより、多くの機能が損失する。この様な大規模な事故に対応するマニュアルは作成されておらず、現場の者達は自分達の知識と判断だけで行動しなければならなかった。
大津波による原発機能の損失から、爆発までの対応策を全く想定していなかった、電力会社や政府に大きな責任があり、反省を求めなければならない。

特に、この様な意識など全く無く、増加をすると言い張っていた管元首相は強く反省しなければならない。だが、あいつにはその様な意識など全く無い。責任逃れの為に、単純に脱原発を訴えているだけだ。

自然災害によるどの様な損失が発生するのかを想定し、現場だけでは無く電力会社も含めた対応マニュアルを作成し、それに準ずる訓練なども定期的に行なっていれば、レベル7に想定される原発事故は発生していなかったかもしれない。

管内閣の後手後手の対応も、被害を拡大させていった大きな要因ではないだろうか。

福島第一の後の電力会社などは、事故発生後の対応マニュアルの作成や災害防衛対策などもしっかり行なわなければならないと認識している事は間違い無いだろう。故に、今後の地震や津波などの自然災害に対する対応策はしっかりと作成されている筈であり、果たして福島第一と同じ様な事故が発生する可能性は高いのだろうか。
逆に、かなり低くなっているのではないかと思えるのだが。被害ばかりを意識している人々にはその様には思えないだろうが。

時は止まっているのでは無く、常に進んでいる。原発も福島第一原発事故が発生した時点で止まっているのでは無く、あの時を糧として安全性なども進化しているだろう。同じ時点だけに意識を止めていては、何時までも同じものしか見えなくなってしまう。

そして地震と津波だが、明治時代から現在までに東日本大震災に匹敵する地震の発生は無かったようだ。
だが、大正12年に発生した関東大震災は、静岡で12mの大津波を発生させているらしいが。
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