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2次補正予算の審議は参議院へと移るが、過半数の議席を持ち主導権を握る野党が中心となり、展開される事は、当然の事だろう。

では、野党が景気対策をどの様に意識し、どの様に進めようとするのか、注目したいとも思ったのだが、その様な必要は無いのかもしれないな。

国会、正常化のめど立たず=午後に参院国対委員長会談-自・民

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009011400078
 自民、民主両党は14日午後、参院国対委員長会談を開き、参院に送付された2008年度第2次補正予算案の取り扱いなどについて協議する。しかし、与党が同案の衆院通過を強行したことに反発する民主党は、参院での審議に応じる気配はなく、正常化のめどは立っていない。
 会談で自民党は15日から参院予算委員会で本格審議に入るよう求める方針。同党の村田吉隆国対筆頭副委員長は14日午前の記者会見で「一向に参院での日程(協議)は進んでいない。2次補正の参院審議は3日間とし、それ以上は譲れない」と述べ、野党の引き延ばしをけん制した。
 これに対し、民主党は同案に盛り込まれた定額給付金の撤回を改めて要求し、審議日程の設定に応じない考えだ。同党の山岡賢次国対委員長は記者団に「早々と妥協するわけにはいかない」と強調。与党側が検討している2次補正と09年度予算案の並行審議については「認められない。参院は要らないと言っている話だ」と批判した。
(時事通信2009/01/14)

やはり、野党、特に民主党には景気対策に対する意識など微塵も無いのだろう。

通常国会が始まる前より、野党各党も現在の景気状況を訴え、一刻も早く2次補正予算を成立しなければならないと主張していた。

共通しているんだよ。補正予算を、一刻も早く成立して、景気対策にあてようという首相の政策と。

だが、何故だろうか、民主党は政府の2次補正予算案に「定額給付金」が含まれている、と言うだけで審議を拒否しようとしている。

山岡国対は、「与党側が検討している2次補正と09年度予算案の並行審議については『認められない。参院は要らないと言っている話だ』と批判した」らしいが、09年度予算案の審議が予定されているのは19日かららしい。
民主党に、やる気があれば、並行審議を免れる可能性もあったのでは無いのだろうか。

しかし、民主党は14日からの審議を拒否し、しかももう週内には審議には応じるつもりは無いらしい。
要するに、自ら並行審議を求めた事となるのではないのか。

来週月曜日からは並行審議の状態となる。民主党としては、政府を責めるには最高の状態となるのだろうから。

この時に小沢達の頭の中にあるのは、景気対策云々では無く、解散・衆議院選挙、そして政権交代のみなんだろうな。

民主党にも、景気対策に対する真剣な意識があるならば、定額給付金などといった事などに拘るような事などせず、2次補正予算の成立にこの通常国会でも、政府・与党と成立に協力し合っている筈だから。

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