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 本来の日本は民主主義国家の筈だ。だが、鳩山政権となって、民主主義から外れていっているのではないか。
 
果たして、日本はどの様な国家へとなっていくのだろうか。
 
郵政改革法案、採決を強行 衆院委、審議わずか6時間

 郵政改革法案が、28日の衆院総務委員会で与党の賛成多数で可決された。2005年の小泉政権下での郵政民営化路線を転換する内容で、今国会成立を急ぐ与党が1日間の委員会審議で採決を強行した。審議時間は約6時間と郵政民営化法案の時の1割に満たず、野党は「国会軽視」と反発を強めている。

 法案では、日本郵政グループを5社から3社に再編し、政府が株式の一定割合を保有して関与を続ける。郵便業務にのみ義務づけられている全国一律サービスを、貯金と保険の金融事業にも拡大。その費用をまかなうため新規業務への参入規制を緩める。

 法案提出へ向けた閣内調整が手間取り審議入りが遅れたが、全国郵便局長会(全特)を支持基盤とする連立与党の国民新党は早期成立を強く主張。民主党の小沢一郎幹事長も23日の全特総会で今国会成立を明言した。野党は「改革逆行法案」(自民党)、「地域の金融機関を圧迫する」(公明党)と反対し、徹底審議を求めている。
(朝日新聞2010/05/28)
 
郵政改革法案は非常に重要な法案であり、しっかりとした審議を行い採決に持っていかなければならないのではなかったのか。
 
にも拘らずだ、ほとんど審議など無く、鳩山政権そして民主党は数で採決に持っていったのだろう。民主党は、国会を全く意識していないのだろうか。
 
国会とは、国民の選挙によって選ばれた国民を代表する議員によって組織される機関。そして、国会は「国権の最高機関」で立法機関である。
 
法を制定する時には、必ず国民に代表である議員達によりしっかりとした審議が行われなければならない筈。だが、今回の郵政改革案はわずか6時間弱の審議で強行採決したらしいではないか。
 
鳩山政権・民主党は野党側の審議を完全に拒否した。野党側を支持する国民の審議を拒否した事となるのではないのか。
 
その目的が、参議院選挙での郵政票。国民新党との継続などとも言われている。要するに、郵政改革法案を完全に無視した審議だったのかもしれない。

呆れた事だ。
 
もしかすると鳩山政権・民主党は、日本の政治を戦後民主主義からファシズムへと変化させようとしているのかもしれない。その様にも思えてしまうよ。
 
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