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 岡田外相も、野党の頃には政府に対して普天間基地の閉鎖と県外、或いは国外への移設を求めていたのではなかったろうか。
 
だが、分からないものだ。閣僚となれば、同じ意思を持つ者を、強烈に批判する様になってしまうのだから。
 
「県内駄目」は納得できず 岡田氏、宜野湾市長を批判

 岡田克也外相は27日の参院外交防衛委員会で、米軍普天間飛行場を抱える沖縄県宜野湾(ぎのわん)市の伊波洋一市長が県内移設に強く反対していることについて「普天間の危険性除去のために政府を挙げて努力している。地元の市長が『県内は駄目だ』『米領グアムだ』と言うのは納得できない」と批判した。

 質問した共産党の井上哲士氏は「ひどい発言だ。沖縄の人は『自分たちが痛みだと思っているものは、ほかに行っても危険だし、痛みとなる』と言っている」と指摘した。
(産経新聞2010/05/27)
 
岡田は宜野湾市、伊波市長を批判する時に「普天間の危険性除去のために政府を挙げて努力している」と発言している様だが、そんな出鱈目を言ってもらいたくは無い。
 
鳩山政権が発足してから、これまでの間に一体どの様な努力をしてきていたというのだ。特に岡田、普天間の危険性除去の為と言ったらしいが、その為にどの様な行動をしたというのだろうか。
 
普天間基地移設の為に、嘉手納基地統合という提案は出した事があったのかもしれない。だがこれは普天間の危険性除去では無く、嘉手納への移設となるのではなかったのかな。
普天間の危険性除去をしようとしていたとは思えない。
 
この提案が失敗した後は、岡田は静まり返っていなかったろうか。北沢もこの事に積極的に関わろうとしていたとは思えないし、誰よりも鳩山が曖昧な発言の繰り返しを行い、結局は公約を覆す行動を行ってしまった。
 
まして地元の市長が「県内は駄目だ」、「県外へ移設しろ」と言って何が悪いんだ。前政権では地元の市長の主張などはちゃんと認められていたのではなかったろうか。
 
だから、政府の者が、直に何度も地元へ赴いていたんじゃなかったろうか。
 
鳩山政権では、地元の主張など認める事が許されないのかな。ただ、上の言い成りになれという事なのだろうか。
 
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