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週刊文春が取材報道した甘利経済再生担当大臣の金銭授受疑惑に関する説明会見を28日に行ったが、突然に辞任を表明した。
TPP交渉に関わってきている甘利経済再生担当相の突然の辞任は、日本の経済にも大きな影響をもたらすかもしれない。
だが、野党はそういった事などは一切意識しているとは思われない。甘利前経済再生担当相が金銭授受疑惑の疑問が持たれた事に責任を持ち辞任を表明しようとも、野党は国会で安倍政権に対し甘利前閣僚の金銭授受疑惑の全容解明を徹底するとし、その為に甘利全閣僚を国会審議で直接追求するともしている。
そして、安倍首相の任命責任も厳しく追求しようと意図しているらしい。

安倍首相が出席するのは予算委員会だけじゃないだろうか。28年度一般予算会計やTPPに関する審議などが行われるだろうが、そういった事などは無視し、すでに責任を持って辞任した閣僚の疑惑解明を徹底するとし、1月31日の日曜討論でも甘利全閣僚を国会招致を与党に要求している。
一応、甘利前閣僚を招致する理由としてTPPに関する説明を参考人としてしてもらいたいともしているが。
だが、野党の連中には28年度の一般予算や経済に関する重要な法案審議に臨む意識などない事は間違いないだろう。
あいつらが意識しているのは、今夏に行われる参議院選挙であって、その為に如何に安倍政権のイメージを崩すか、自分達を有利な状況にするかだけで、有権者である国民生活や労働環境をどうすべきかといった事など、有権者にとって重要な事などは全く意識していない。

民主などは自分達を選択する有権者である国民の生活を重視するのでは無く、自分達を何よりも重視する。どこまでも最低の政党だ。
何よりも国会予算委員会は、国会議員であろうと犯罪行為を侵した可能性のある者を追求し明らかとする場所では無い。
その様にしなければならないと意識するのであれば、大事な委員会の審議時間を無駄に消費するのでは無く、刑事告訴すべきだろう。犯罪行為が行われていたか否かの捜査は警察などに任せればいいだろう。

甘利前閣僚に関する情報は1月21日発売の週刊文春から出ているらしいが、自分は購入していないが、文春の記事に関し書いているブログやヤフーニュースが複数あるので、それらを見てみれば、文春に告発したのは一色武という人物。週刊文春は会社名は書いていなかった様だが、一色武は千葉県白井市にある建設会社薩摩興業の総務担当者。

一色武が薩摩興業がUR(都市再生機構)が行う道路整備をを行っている時に土地トラブルが発生する。URが道路工事を行っていた時に、薩摩興業の敷地のコンクリートに亀裂が発生した。
これが発端らしいんだが、その補償交渉の口利きを2013年5月に甘利事務所に依頼する様になっていた。対し総額1千200万の金銭や接待を受け、URに口利きを行っていたと報じていたらしい。

更に、一色武への取材でメモや多くの録音を取っており、それを基に金銭授受が行われていたと証言したらしい。
Yafooニュース「『週刊文春』の甘利大臣賄賂スクープ、もう一つ疑問が。」に意識させられる部分、「しかしこのスクープ、ちょっと気になる点がないでもない。
 一つは告発した総務担当という一色武なる人物は実名を出しているが、会社名が匿名ということ。それと秘書とのやりとりを録音したり、毎回記録を残し、渡した現金のコピーを取るなどあまりに用意周到なこと。普通、ここまでやらないだろう。一色武なる人物の経歴が知りたい。もしかしたら、警察関係か。(企業の総務には警察関係者の天下りが多い)。
 もう一つは、別件、外国人のビザ申請で清島健一公設第一秘書に20万円渡した時、『週刊文春』の記者を同行させて、写真を撮らせていること。勘ぐれば、そのシーンを撮らせるために、わざわざ金を渡したのではと勘ぐることもできる。」(2016/01/23)と書いている部分がある。

文春の報道は、2013年にURとのトラブル解消を求める為に薩摩興業の総務担当者となっていた一色武が訪れる様になったが事が、金銭授受疑惑だと報じているのではないかと思えるが。

何よりも疑問に思えてくるのが、13年当時の薩摩興業の資本金は1000万だった(現在の建設業千葉県知事許可業者一覧から薩摩興業を見れば2千200万となっているが)。3年に渡って1千200万の金銭授受を行う事は出来ていたのだろうか。

そして、何よりも薩摩興業の総務担当だったらしい一色武は何者だったのか。更に文春と一色武、薩摩興業に全くコンタクトが無かったとは思えない。

週刊新潮が、一色武と薩摩興業の関わりの色々な情報を書いている。一色は元々薩摩興業の職員では無い。千葉の右翼団体に所属していた者。一色が所属していた右翼団体は3年前に解散指定たらしいが、元会長は薩摩興業の社長とは付合いがあったらしく、URとトラブルが発生した時に、薩摩興業はこの右翼団体と神奈川の右翼団体に協力を依頼し、損賠賠償、立ち退き料などを取ろうとしていたらしい。
その際に、2つの右翼団体は共同で300万円を薩摩興業から受け取っていたらしい。

だが右翼団体の行動では思い通りにはいかなかった。それに激怒した薩摩興業の社長は神奈川の右翼団体に交渉はもういい、お前らが1000万払え、などと言ったらしい。
しかし右翼団体にそのような資金など無い。よって、部下と一色武を薩摩興業に入れ交渉を続けさせ、経過報告もする事で納得してもらった。

交渉を任された一色が目を付けたのが、神奈川に事務所を持ち閣僚でもある甘利前閣僚。

一色は甘利事務所へ後援会を作るといって接近したらしい。これから、2人の秘書を通じURと甘利前閣僚との接触を行う様になる。

週刊新潮の最初の部分でも書かれてあるが、今回の疑惑報道で怪しいと疑われるのは執拗に一色が会話を録音していたりメモしていた事。紙幣のコピーまでも行っていた。更に、一色と清島の接触を文春のカメラマンが撮れている。
文春が甘利前閣僚の金銭授受疑惑をスクープしたのは、一色の告白があったかじゃないのか。だとしたら、一色と甘利前閣僚の第一秘書である清島との関係など知れる訳など無い。
なのに、何故2者が接触する場面を撮る事ができていたのか。

朝日新聞は一色武へ直接取材を行ったらしいが、1月31日の電子版の記事を見れば、非常に関心持てる発言が書かれてある。一色は、「 14年2月に神奈川県大和市の地元事務所で甘利氏に渡した50万円について、一色氏は建設会社とURとの交渉を進めてもらう趣旨だとした上で、「甘利氏は『これはパーティー券にしようね』と私の前で言った」と主張。甘利氏は「(13年11月の)大臣室訪問のお礼と政治活動への応援の趣旨だと思って受け取った」としている。
 記者は、甘利氏との授受の際のやり取りの録音について確認を求めた。一色氏は「(甘利氏が授受を)認めなければ出す準備はしていたが、認めている以上、出さない方がいいと思う」と述べた。」(2016/02/01)らしいが、相手が認める認めないは関係なく、重要な証拠と認識しているなら、しっかりと出すべきではなかったのか。なのに、何故だそうとはしなかったのか。
納得できない。

また産経も31日に一色を直接取材していた様だが「甘利氏側、UR側ともに口利きは否定しているが、昨年10月5日の面談の場に同席した建設会社総務担当の一色武氏(62)は産経新聞の取材に「秘書から『一色さんの方で金額を提示しなかったので交渉が進まなかった』と言われた。録音もある。これが口利きでなければ何なのか」と証言している」(2016/02/01)らしい。
録音が口利きを断言する物であれば、相手が認めようが認めまいが、どの様な物だったのかどの様な会話がされていたかを明らかとするは当然の事だろう。なぜ、それをしようとはしない。

こんな一色から告白される以前に、文春と一色などとの間にコンタクトが全く無かったなどとは考えられない。

屋山太郎がiRONNA「はっきり言って、今回の週刊文春のやり方は感心しない。甘利氏の疑惑を告発した「ネタ元」とタッグを組んで写真を撮ったり、録音したりするとか、はじめから甘利氏を罠に嵌めて「事件」にしてやろうという魂胆が見え見えだ。こんなのは、オーソドックスな雑誌記者のやり方じゃないし、何度も言うけど文春らしくない。

 もちろん、安倍政権の最重要閣僚を辞任に追い込むぐらいの大スクープなんだけど、なぜかスカッとしない。それは彼らが真っ向勝負をしていないからに他ならない。こんな「禁じ手」まで使ってしまうようでは、もうジャーナリズムなんてあったもんじゃない。かつて、立花隆が月刊誌「文藝春秋」で田中角栄の金脈を暴いたときは、誰もが文句のつけようのない完璧な「調査報道」だった。私はね、どうせ政治家のスキャンダルを暴くんなら、ああいうスカッとした調査報道をしてもらいたいと常々思っている。
-中略-
私が記憶している限り、今回のような「禁じ手」を使ったスキャンダルは過去になかったのではないか。現金を手渡す時も用意周到に記者が録音や撮影をするなんて、こんな露骨なやり方はこれまでなかった。スキャンダルが発覚した当初、自民党内でも「ヤラセではないか?」という疑念の声が上がったのも無理はない。

 昔は政治家の秘書の給料なんて、今とは比べものにならないくらいずっと安かった。給料の半分はチップで補う欧州の給仕みたいなものだった。政治家秘書の給料がびっくりするほど安いもんだから、どうやって生活しているのかと思ったら、政治家の事務所を訪れた陳情客を案内するたびに、彼らはお金をもらってたんだよ。たとえば、秘書が陳情客に対して「先生に会わせてやる」と言って20万円を受け取って、その半分をポケットに入れるとか、そんなことは当たり前だった。秘書を雇う政治家なんかも、彼らに大した給料を支払っていないから、そのことを黙認していた。でも、時代が変わって、それまでの「常識」が金権政治の元凶になっているという批判の方が大きくなったから、政治家のカネと秘書の給与については、とにかく法律で縛って厳しくするという流れになった。」と書いている。

屋山太郎に同意したい。今回の記事は、文春が自らしっかりと取材をした記事では無く、一色が告白した事をそのまま記事にしただけの物としか思えない。
本当に国会議員に金銭疑惑を感じたらな、単に人からの告白をそのまま信じるのでは無く、自ら全てを徹底的に取材し、確実な物にしなければならない。

今回の文春のスクープにはそのような物など一切感じる事が出来ない。告発者である一色の裏の取材をしているとも思えないし、薩摩興業をS社と書いていた様だが、最初から分りきっていたんじゃないのか。
なのになぜ書かなかった。何よりも一色の行動に、なぜ文春のカメラマンが付いていく事が出来たんだ。告発を受けて、一色の存在を知ったのであれば、その様な事など出来ない筈だ。

今回のスクープは一色の告発からでは無く、以前より仕組まれていたのではないのか。甘利前閣僚を引き摺り落とす為に。文春だけで企んだのか、他の組織も絡んでいるのかまでは知らないが。

そして、この記事を基にして国会の審議時間を全く無駄遣いしようとしている野党の連中共。こいつらには強い怒りが感じられて堪ったものでは無い。
有権者である国民の事など全く考えず、自分達の事ばかりを意識して国会を利用しようとする野党の国会議員の連中は腐り切っているとしか言い様が無い、最低の連中だ。
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