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5月24日に全仏オープンテニスは開幕し、11日目からハンディキャップテニスの一つである車椅子テニスが始まった。
07年から2連覇している国枝慎吾は、第1シードで出場していたが1回戦をステファン・オルソン(スウェーデン)と対戦し、6-0、4-6、6-4とスコアを見れば苦戦をしたみたいだが、しっかりと勝ち準決勝へと進出。
準決勝は初戦とは異なりM・ジェレミアスに(フランス)6-1、6-2のストレートでの見事な快勝で決勝へと進んでいる。
そして5日(現地時間4日)の決勝の相手は第2シードのステフャン・ウデ(フランス)となる。
1月に行われたグランドスラム全豪オープンの決勝では、国枝慎吾はウデにストレートで勝っているらしいのだが、全仏はやはりウデの地元。バックからの声援が大きく影響していたのだろうか、2時間も超える熱戦となっていたらしい。
6-3、3-6、6-3のフルセットで戦い抜き、ウデを破った国枝慎吾は3連覇を達成した。
国枝慎吾は2009年4月13日にプロへと転向している。
男女シングルなどに比べて、車いすテニスの大会での賞金総額は相当に低いらしい。だから、もしも賞金だけで生活をしようと考えたならば、「全ての大会で優勝しなければならない」などと、国枝本人も苦笑しながら語っているらしい。
国枝がプロテニスプレーヤーとなった意思は何か。13日のプロ転向の記者会見で次の様に語っていたらしい。
「私がプロとしてやり遂げられたら、障害者スポーツに携わる多くの方々に夢を与えられる。障害を持っている子供たちに『車いすテニスプレーヤーになりたい』と夢を持ってもらえる」
もしかすると、障害を持つ人々はスポーツなど行う事に消極的になっている人もいるのかもしれない。
だけど、国枝慎吾などといったプレーヤが積極的な活動を行う事によって、消極的になっている人々に積極的な気持ちを持たせ、障害を持った子供達、或いは持っていた子供達に夢を持たせる事が出来るのるかもしれない。
彼らには、本当に頑張ってもらいたいし、何よりもマスコミの連中にも個人の行動だけでは無く、障害スポーツというもの全体を積極的に報道してもらいたい。