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米民主党バラク・オバマ前議員は、1月20日正午(日本時間午前2時)でワシントンの連邦議会議事堂前での就任式で宣誓を行い、第44代米国大統領に就任した。
もしかしたら、日本のテレビなんかでも就任式の模様を生中継するかもしれないなどと思ったりしたけれど、あの様な時間まで起きているわけにもいかず、余り関心を持とうともせずさっさと寝てしまったのだが。
だが、今日のテレビニュースでは、やはり彼の大統領就任の模様がよく流れてくる。思わず関心を持つようになってしまう。
現在の経済世界京恐慌の元は、アメリカだったのではないかと思えるし、ハッキリとは分からないけどアメリカの経済状況って日本よりも厳しいのではなかろうか。
アメリカの経済は世界への影響力が高いだろうと思えるし、オバマ大統領がどこまでしっかりとした景気対策などを行うのか、といった事には非常に関心が持てるけど。
オバマ大統領就任演説の全文
http://www.47news.jp/47topics/e/88181.php
市民の皆さん。
わたしは今日、謙虚な思いで任務を前にし、皆さんが寄せてくれた信頼に感謝し、祖先たちが払った犠牲に心を留めながら、ここに立っている。ブッシュ大統領のわが国への奉仕、ならびに(政権)移行の間示してくれた寛容さと協力に感謝する。
これまで、44人の米国人が大統領就任の宣誓を行った。その言葉は繁栄の高まりのとき、平和で静かなときに語られてきた。だが、多くの場合、誓いは立ち込める暗雲や猛威を振るう嵐の中で行われたのだ。こうしたとき、高位の者たちの技量や考え方に頼ることなく、われわれ人民が祖先の理想に忠実で建国の文言に従ってきたからこそ米国はこれまでやってこれた。
われわれはそう歩んできたし、今の世代の米国人も同様でなければならない。
われわれはいま危機の真っただ中にある。果てしない暴力と憎しみに対し戦争を続けている。一部の強欲で無責任な人々のせいだけでなく、皆が困難な道を選び次の世代に備えることができなかった結果、経済はひどく脆弱になってしまった。家を失い、仕事は減り、商売は行き詰まった。医療費は高過ぎ、学校制度は失敗している。われわれのエネルギーの使い方が、敵を強化し、私たちの星を脅かしているということが日々明らかになるばかりだ。
これらは、データや統計で示すことができる危機である。計量はできないが、同様に深刻なのは、自信喪失が全土に広がっており、米国の衰退は避けられず、次の世代は下を向いて生きなくてはならないという恐怖だ。
われわれが直面する試練は本物だ。深刻で数多くあり、容易に短期間では解決できない。だが知ってほしい、米国は克服すると。
この日、われわれが集ったのは、恐怖より希望を、いさかいや不和を超越した共通の目的の下に団結することを選んだからだ。あまりにも長い間、この国の政治を窒息させてきた卑小な恨み言や偽りの約束、非難の応酬や使い古されたドグマ(教義)に別れを告げる。
われわれの国はまだ若いが、聖書の言葉にあるように、子供じみたまねをやめるときだ。忍耐の精神を再び掲げよう。より良い歴史をつくるときだ。神の前ではすべての人民が平等で自由であり、幸福を追求するためのあらゆる機会に恵まれているという世代を超えて受け継がれた崇高な理想を実行に移すときだ。
われわれの国家の偉大さを見直すとき、それは決して所与のものではない。つかみ取らなくてはならないのだ。われわれの旅に近道はない。その旅路は、労働より余暇を好み、富や名声による喜びのみを欲する者たちのものではなかった。むしろ、リスクを恐れず、自ら実行する者、物づくりをする者たちのためにある。一部は著名な人々かもしれない。だが、その多くは繁栄と自由へと続く長くでこぼこした道でわれわれを導いてきた、名もない労働者たちである。
それは、語るべき所有物もなく新たな人生を求めて海を渡った人々。劣悪な環境で働き、西部に移り住み、硬い大地にすきを入れるときの衝撃に耐えてきた人々。コンコード(独立戦争)、ゲティズバーグ(南北戦争)、ノルマンディー(第2次世界大戦)、そしてケサン(ベトナム戦争)のような場所で闘い、死んでいった人々のことである。
繰り返して言う。彼らはもがき、犠牲となり、その手が擦りむけるまで働いた。われわれがより良い人生を送ることができるようにだ。彼らの目には、アメリカは個人の野望の集積よりも大きく、出自の違いや貧富の差を超えた素晴らしい存在であり続けてきた。
われわれは今日もこの旅を続けている。われわれは世界で最も繁栄した強い国家であり続ける。われわれの労働者はこの危機が始まったときと同様に生産的で、われわれは変わらず独創的だ。われわれの商品やサービスは先週や先月、昨年と変わらず必要とされている。われわれの能力は衰えていない。しかしやり方を変えず限られた利益を守り、嫌な決断を先送りする時代は確実に過ぎ去った。今日からわれわれは元気を取り戻し、ほこりを払い、米国を再生させる仕事に取り掛からなければならない。
至る所にわれわれがなすべき仕事がある。(現在の)経済状態には大胆で迅速な行動が必要だ。われわれは新しい仕事をつくり出すだけでなく、新たな成長の基盤を築くために行動する。商業を潤してわれわれを結び付ける道路や橋、配電網やデジタル回線をつくる。科学を正当に位置付け直し、技術の驚異を巧みに使って医療の質を向上させ、そのコストを削減する。太陽や風力、土壌を利用して自動車を動かし、工場を稼働させる。新しい時代の要望に応じるため学校や単科大、大学を改革する。われわれはこれらをすべて成し遂げることができるし、成し遂げるだろう。
今、われわれの野心の大きさに疑問を唱える人がいる。われわれのシステムがこれらの大きな計画に耐えられないと指摘する人がいる。しかし彼らの記憶力は乏しい。彼らはこの国が成し遂げたものを忘れている。想像力が共通の目的と結び付き、必要性が勇気と交わった時、自由な男性、女性が成し遂げることができるものを忘れている。
皮肉屋は、彼らの足元で地面が動いたことを理解していない。長い間、われわれを消耗させた陳腐な政治議論はもはや通用しない。今日問われているのは政府の大きいか小さいかではなく、政府が機能するかどうかだ。各家庭が適正な賃金の仕事や負担できる医療、尊厳ある退職後の生活を手に入れる手助けを政府ができるかどうかだ。答えが「イエス」の時、われわれは前に進む。答えが「ノー」の時、その政策は終了する。国民のお金を管理するわれわれは、賢明に支出し、悪い慣習を改め、日の光の下で仕事ができるよう責任を持つ。なぜならそれによってのみ、人々と政府の間の不可欠な信頼関係を再生することができるからだ。
問うべきは、市場が良いか悪いかではない。富を生み出し自由を拡大する市場の力は無類のものだ。しかしこの危機は、絶えず注視していなければ市場が制御不能になることを再確認させた。繁栄だけを望んでいると国家の繁栄は長く続かないことを再確認させた。国内総生産(GDP)の規模だけでなく、広がる繁栄の範囲が、やる気のある者に機会を与えるわれわれの力が、われわれの経済の成功を決定付けてきた。それが慈善からではなく、われわれの公益に通じる最も確実な道だからだ。
防衛に関し、われわれの安全と理想が二者択一であるとの考えはまやかしであり、否定する。建国の父たちは、想像を超える危機に直面しながらも、法の支配と人権を保障する憲章を起草した。その憲章は何世代もの血をもって拡充された。この理想の光は今も世界を照らしており、ご都合主義で手放すことはできない。米国は、平和と尊厳を求めるすべての国、男性、女性、子どもの友人であり、大都市やわたしの父が生まれた小さな村まで、今日の日を見ている世界の人々や政府に告げたい。いま一度先頭に立つ用意があると。
先の世代がファシズムや共産主義と対決したのはミサイルや戦車の力だけではなく、確固たる同盟関係と信念であったことを思い起こしてほしい。先の世代は、われわれの力だけではわれわれを守ることはできないし、その力で思うままに振る舞っていいわけではないことをわきまえていた。軍事力は思慮深く用いることでその力を増すことを踏まえ、われわれの安定はわれわれの大義の正しさと力強さ、そして謙虚さや自制からもたらされることを知っていた。
われわれは、この遺産の守護者である。この信条にいま一度立ち返ることで、より大きな努力、国と国の間のより踏み込んだ協力と相互理解を必要とする新たな脅威に立ち向かうことができる。われわれは責任ある形でイラクをイラク人に委ね、アフガニスタンでは努力を惜しまず平和を築き上げる。古き友、かつての敵とともに核の脅威を減ずるための努力を重ね、地球温暖化を食い止める。われわれの生きざまを謝罪はしないし、守ることにためらいもない。そして、テロや罪のない人々をあやめて目的を達しようとする者に断言しよう。今こそわれわれの精神はより堅固であり、打ち負かされることはない。われわれは勝利する。
寄せ集めであるわれわれの伝統は弱さではなく、力であることを知っている。われわれはキリスト教徒、イスラム教徒、ユダヤ教、ヒンズー教、そして無信仰の人々の国である。この地球の至る所から来たさまざまな言語や文化がわれわれを形づくっている。われわれは南北戦争や人種差別の苦渋を味わい、暗い歴史を超え強く立ち上がり、団結を強めた。だからこそ、過去の憎しみは乗り越えられると信ぜずにはいられない。民族間の隔たりは解消され世界が小さくなるにつれ、共通の人間性が現れると。そして、米国は新たな平和の時代への先導役を務めねばならない。
イスラム世界に対しては、相互の利益と尊重に基づき前進する新たな道を希求する。争いの種をまき、自らの社会の災難への批判を西側社会に向ける指導者たちよ。諸兄が破壊するものではなく、築き上げるもので人々の審判が下るのだ。汚職と欺き、異議を抑圧することで権力にしがみつく者たちは、歴史の流れに外れていると知れ。ただ拳を下ろすなら、われわれは手を差し伸べよう。
貧しき国々の人々には、田畑が豊かに実るよう、清潔な水があふれるよう、共に働くと誓おう。飢えた体に滋養を注ぎ、やせ細った心を癒やすために。そして、われわれと同様、豊かさに恵まれた国々には、これ以上の無関心は許されないと訴えたい。結果を顧みずに世界の資源を浪費することは許されない。世界は変わった。われわれも共に変わらなければならない。
われわれの前に広がる道を考える時、今この時、はるか遠くの砂漠や山々をパトロールする勇敢な米国人を感謝の意を込めて思い起こす。時を超えてささやくアーリントンに眠る英雄たちのように、彼らはわれわれに語りかける。われわれは、彼らが自由の守り神というだけでなく、奉公の精神を体現しているからこそ、自分自身よりも大きな何かに積極的に意義を見いだそうとしているからこそ、敬意を表するのだ。これこそが今、そしてこの世代を定義付ける時、われわれすべてが宿すべき精神だ。
政府はできることやしなければならないことをするが、結局、この国がよりどころとするのは、米国国民の信念と決意だ。堤防が決壊した時に見知らぬ人を受け入れる親切心。暗黒の時に友人が仕事を失うのを見るよりは、自らの労働時間を削る労働者の無私の精神。煙に包まれた階段を突進する消防士の勇気、子どもを育てる親の意志。これらこそが最終的にわれわれの運命を決定付けるのだ。
われわれの試練は新しいものかもしれない。それに立ち向かう手段も新しいものになるだろう。しかし、われわれの成功は、勤勉、誠実さ、勇気、そしてフェアプレーにかかっている。昔から言われていることだが、その価値は本物だ。歴史を通じて静かなけん引力であり続けてきた。必要なのは、こうした真実に立ち返ることだ。いま求められているのは、新たな責任の時代だ。困難を乗り越えるために全力を尽くすことが最も精神を満たし、人格を鍛えるのだと信じるすべての米国人が、不承不承ではなく、むしろ喜びをもって進んで責務を果たすことだ。
これが、われわれが市民であることの対価であり、市民が果たすべき約束なのだ。
これが、われわれの自信の源だ。不確かな運命を生き抜くよう神が授けた知識なのだ。
それが、われわれの自由と信念の意味である。あらゆる民族と信条の男女と子どもたちが、この壮大なナショナルモールに祝福のために集まった理由であり、また、60年足らず前には地元のレストランで給仕もしてもらえなかったであろう父を持つ1人の男が、最も聖なる誓いをするために皆さんの前に立つことができた理由なのだ。
この日を胸に刻もう。われわれが何者であり、どれほど遠く旅してきたのかを。米国誕生の年、厳寒の中で、少数の愛国者の一団がいてつく川岸で消えそうなたき火のかたわらに寄り合った。首都は見捨てられ、敵は前進し、雪は血に染まった。独立革命の実現が不確かなときに、建国の父が次の言葉を人々に読むよう命じた。
「希望と良識のみが生き残る酷寒の中、共通の敵にさらされた都市と地方は手を取り合ったと、将来、語られるようにしよう」
米国よ。脅威に直面した苦難の冬において、時を超えるこの言葉を記憶にとどめよう。希望と良識を胸に抱き、いてつく流れに立ちはだかり、どんな嵐にも耐えてみせよう。子孫たちにこう言い伝えられるようにしよう。試練を与えられたとき、われわれは旅を途中で終えることを拒んだ。振り返ることも、くじけることもなかったのだと。そして地平線とわれわれにそそがれた神の慈悲を見据えながら、自由という偉大な贈り物を抱き、未来の世代に無事に届けたのだと。
(共同通信2009/01/21)
さて、オバマ政権下でアメリカはどの様に変化していくのだろうか。
演説を読んだりすると、経済だけでは無くその他の面でも関心を持ってみたいかな、とも思えてしまう。
イスラエルは、一体いつまで無差別殺人を続けるつもりなんだ。
イスラエル:ガザ侵攻 国連施設が被弾 ガザに激しい砲撃
http://mainichi.jp/select/world/news/20090116ddm002030121000c.html
パレスチナ自治区ガザ地区に侵攻するイスラエル軍は15日、中枢都市ガザ市の一角に地上部隊を進めた上で、激しい砲撃も加え、市中心部にある国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の本部施設が被弾した。
施設内には当時、地元住民ら数百人が避難していたという。AFP通信によると、職員3人が負傷したほか、人道物資保管施設の一部が炎上した。ロイター通信など報道機関が入居しているビルも被弾。パレスチナ人記者ら数人が負傷した。
イスラエルを訪問中の潘基文(バンギムン)・国連事務総長は15日、バラク国防相とリブニ外相に対し、UNRWA施設への攻撃について強い憤りを表明。オルメルト首相は「我々の部隊が(UNRWA施設にいた武装勢力から)攻撃を受けたのは疑いない」と反論した。
事務総長はまた、先月27日の空爆開始以降の死者数を「耐え難いレベルに達している」と述べた。AFP通信によるとこれまでにパレスチナ側の死者は1100人近くに達し、イスラエル側は13人。
イスラエルはガザ攻撃を緩めない一方で、停戦を仲介するエジプトと協議するため、15日に特使をカイロに派遣した。イスラム原理主義組織ハマスは14日、エジプト側に見解を伝えており、特使はこれを持ち帰ってオルメルト首相らに報告。イスラエルの要求を満たすかどうか精査する。イスラエルはまた、エジプト境界の武器密輸阻止の枠組みに米国を関与させるため、外務省高官をワシントンに派遣した。
(毎日新聞2009/01/16)
イスラエルが攻撃しているのは、パレスチナ軍と言う軍隊では無く、一般市民だろ。当然、彼らにイスラエル軍に抵抗するような力などあるわけは無い。
イスラエル軍の行っている事は、完璧な虐殺だ。
ガザ侵攻が始まって19日の無差別殺人攻撃により、自治区を破壊すると同時に1千人余りを虐殺。
止まる事無く続けていけば、ガザ地区から人の姿が抹消される事となってしまう。
イスラエルは、ガザ地区の人々を絶滅するつもりなのか。
第2次大戦の時には、ナチスによりユダヤ人は大量虐殺をされている。現在、イスラエルが無差別攻撃によりパレスチナ人を大量虐殺している。
イスラエルは、ナチと同じ事をしようとしているんだよ。
何も抵抗する事も無い一般市民に対して、ただ無差別攻撃を繰り返す事による、大量虐殺。
この様な事をしている事に、イスラエルの者達は、何も罪悪感を感じる事が無いのだろうか。
昨年12月27日、イスラエル空軍の空爆よりガザ侵攻は始まる。
今年1月3日より、戦車などにより地上侵攻を行っているが、これらガザ侵攻により、何ら武器を持ち得ないと思われる一般市民が被害を蒙り、難民化しているらしい。
【ガザ侵攻】軍事作戦を3時間停止
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090107/mds0901072214016-n1.htm
パレスチナ自治区ガザ地区で続くイスラム原理主義組織ハマスとイスラエル軍の交戦で、イスラエル軍は7日、ガザ地区への人道支援物資の搬入を可能にするため、軍事作戦を一時停止した。イスラエル軍筋はロイター通信に、作戦停止は毎日3時間(午後1時~同4時)となることを明らかにした。攻撃停止は昨年12月27日の大規模空爆開始以来初めてとなる。
エジプトのムバラク大統領は6日、即時停戦とガザ境界の警備強化などを盛り込んだ調停案を提示しており、イスラエル軍の作戦停止はこれに呼応した措置とみられる。
調停案についてライス米国務長官は、国連安保理での演説で「称賛できるものだ」と支持を明らかにし、イスラエルのシャレブ国連大使も「真剣に受け止める」と表明していた。
また、イスラエルのオルメルト首相は7日、ガザ地区の住民に生活物資を供給する「人道回廊」を設置する方針を明らかにした。
調停案に対するハマスの対応ははっきりしていない。エジプトから調停案を示されたハマスの代表団は、指導者マシャル氏らと対応を協議するため、ダマスカスに向かった。
ロイター通信などによると、ムバラク大統領が提示した調停案は、(1)人道援助物資配給のため期間を限定した即時停戦(2)イスラエルとパレスチナ側の双方をエジプトに招き、ガザ境界の警備、検問所の再開と封鎖解除についての協議(3)パレスチナ各派の和解に向けた協議などの実施-が骨子となっている。
パレスチナ自治区ガザ地区で続くイスラム原理主義組織ハマスとイスラエル軍の交戦で、イスラエル軍は7日、ガザ地区への人道支援物資の搬入を可能にするため、軍事作戦を一時停止した。イスラエル軍筋はロイター通信に、作戦停止は毎日3時間(午後1時~同4時)となることを明らかにした。攻撃停止は昨年12月27日の大規模空爆開始以来初めてとなる。
エジプトのムバラク大統領は6日、即時停戦とガザ境界の警備強化などを盛り込んだ調停案を提示しており、イスラエル軍の作戦停止はこれに呼応した措置とみられる。
調停案についてライス米国務長官は、国連安保理での演説で「称賛できるものだ」と支持を明らかにし、イスラエルのシャレブ国連大使も「真剣に受け止める」と表明していた。
また、イスラエルのオルメルト首相は7日、ガザ地区の住民に生活物資を供給する「人道回廊」を設置する方針を明らかにした。
調停案に対するハマスの対応ははっきりしていない。エジプトから調停案を示されたハマスの代表団は、指導者マシャル氏らと対応を協議するため、ダマスカスに向かった。
ロイター通信などによると、ムバラク大統領が提示した調停案は、(1)人道援助物資配給のため期間を限定した即時停戦(2)イスラエルとパレスチナ側の双方をエジプトに招き、ガザ境界の警備、検問所の再開と封鎖解除についての協議(3)パレスチナ各派の和解に向けた協議などの実施-が骨子となっている。
(産経新聞2009/01/07)
「人道回廊」を設置する方針を明らかにして、1日3時間だけ停戦する事とした。こんな事を人道目的などと発表したらしいが、ふざけるなとしか言いようが無い。
たった3時間人殺しを止めるだけで、後はこれまでと同じ虐殺行為を繰り返そうというのだろう。
本当に人道目的であるのなら、中途半端な事などせず、即座に停戦を決意すればいいではないか。
更に、ライスはこの様な事を「称賛できる」と言っているようだが、この人物にもふざけるな!と言いたいね。
昨年12月27日に、ライスはイスラエル空軍が空爆した事に関して、24-25日のガザからイスラエルへの100発弱のロケット・迫撃砲攻撃を非難し、今年1月3日には、ブッシュ大統領はガザ侵攻の責任はハマスにあると発言しているらしい。
だが、100発弱のロケット砲・迫撃砲攻撃による死者は1人だけ。
これに対して、果たして空爆や、地上侵攻など行う必要などあったのだろうか。
アメリカは、イスラエルとどの様な付き合いがあるのか知らないが、フランスなどと同じ様な意思を持っていれば、被害者を少なくする事が出来ていたかもしれない。
電撃的に訪問していたらしい、イラクのバクダッドで会見をしている時に、米国ブッシュ大統領がイラク人記者より、靴を投げつけられるハプニングが発生している。
「犬め」米大統領にイラク人記者が靴投げつける
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20081215-OYT1T00104.htm
ブッシュ米大統領が14日、事前の予告なしにイラクの首都バグダッドを訪問し、米軍駐留を来年から3年間認める地位協定にマリキ首相とともに署名した。署名後の記者会見で、「戦争はまだ終わっていない」と語るブッシュ氏をめがけて、イラク人記者が靴を投げつけるハプニングがあった。
イラク国営テレビなどによると、大統領がイラクの治安情勢などについて語っている最中、テレビ局の男性記者がいきなり立ち上がり、「イラク人からのさよならのキスだ、犬め」とアラビア語で叫びながら、靴を投げつけた。さらに、記者は「これは夫を亡くした女性や孤児、殺されたすべての人のためだ」と話し、もう片方の靴も投げつけた。
大統領がとっさによけたため、靴は頭をかすめ、けがはなかった。記者はその場で取り押さえられた。大統領は、記者が警備員に連れ出された後、「彼が投げたのはサイズ10(約28センチ)の靴だ」と冗談で返した。
イラクで靴を投げつける行為は「最大の侮辱」とされ、旧政権の崩壊後、フセイン元大統領の銅像が倒された際は、市民が靴で銅像をたたいた経緯がある。
ブッシュ大統領のイラク訪問は昨年9月以来で、2003年のフセイン政権の崩壊後、4回目。来年1月の退任を前に最後の訪問とみられる。
(読売新聞2008/12/15)
ブッシュ大統領に靴を投げつけたイラク人記者はムンタゼル・ザイディ(29)で、今年1月には米軍により家宅捜索をされ、拘束をされる。だが翌日には、釈放をされ、米軍から謝罪も受けているらしい。
米軍に何らかの過ちがあったのは間違いないのだろう。
この記者は、イラク戦争により米軍やテロによって市民が犠牲となっていく事を取材していくうちに、米国への怒りを募らせていっていたようだが。
米国の君主であるブッシュ大統領を目の前にした時に、抑え切れないものがあったのかもしれないね。
記者は、非難しているイラク政府によって拘束されているが、政府は禁固刑に処する意向のようだ。
だが、政府とは相反して市民の人々は記者を英雄と称えているようだが。
26日、北朝鮮が核計画申告書を6カ国議長国である中国へ提出した。同日、アメリカのブッシュ大統領は北朝鮮のテロ支援国家指定解除を決定したらしい。
だからといって、すぐに指定が解除される訳では無い。北朝鮮から提出された、核計画申告を検証した結果、北朝鮮の申告に何も矛盾を感じさせるものが無ければ、になるのではないかと思うのだが。
何だか、悲観的な見方をしている者が多いような感じがしてしまう。
ブッシュ政権が、これまでミスばかりを繰り返し、政権に成功を全く残せなかった事から今回の指定解除を、米朝関係を改善して、テロ支援国家指定から解除して平和関係としようとしている。
要するに、政権が終わる前に、一つの成果を必死に無理矢理残そうとしている。
こんな情報も出ている事から、核計画の検証でも、解除手続きの撤回の可能性が小さいのではないだろうか、と思っている人が多くいるのかもしれない。
だけど、北朝鮮の核計画申告の中には、核兵器など極めて重要な部分が抜けている事が早くも明らかとなっている。
果たして、このような核計画申告を検証して、ブッシュ政権は、或いは日本なども参加するらしい米議会の検証は、最終的に解除を決定してしまう事となってしまうのだろうか。