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 原口総務相は、参院選大敗の原因をただ選挙で自分達の姿を見せる事が出来なかったんじゃないか、と言っているみたい。

だが、それは一寸違うんじゃないの。

「改革の旗取られた」参院選敗北で原口氏

 原口一博総務相は25日、参院選での民主党の敗因について、躍進したみんなの党を念頭に「改革の旗をよそに取られた。政権を代えて古い政治に挑戦しているのに、挑戦者としての姿を(改選)1人区でしっかり見せることができなかった」と分析した。「地力で勝る自民、公明両党と戦うには力不足だった」とも述べた。佐賀市で開かれた党佐賀県連常任幹事会に出席後、記者団に語った。

 菅直人首相の消費税発言に関しては「税の議論をして財政再建をすべきだというのはその通りだ。しかし現実に29ある1人区では、これまで経済成長の恩恵のにおいさえかいだことがない」と指摘、選挙戦では消費税増税論議より国民生活の重視を強調すべきだったとの認識を示した。
(産経新聞2010/07/25)

政権交代は昨年の9月に行われ、それから民主党と国民新党などによる政策が行われていただろう。

ここから原口達は「改革の旗」を掲げ、「政治の改革」への行動も始めていた筈だ。だが、昨年の掲げていたマニフェストで本当にやり切ろうとしている事は、一体どれだけあるのだろうか。

目玉政策の「子ども手当」も2年目から苦しくなってたみたいだし、後期高齢者制度の廃止は無くなっているし、高速道路無料化は非常に曖昧となってきている。その他の部分も、のんびりとした、いい加減な活動をしているんじゃないのかな。

今回の参院選は、原口達は挑んでいるんじゃ無くって、その政策を任されている立場なんじゃないのか。その政策を行っている側の姿を、政権交代してから国民にしっかりと見せてきていた筈だ。

選挙では、挑戦者では無く、政権を任されている側として何をやっているのかをしっかりと説明するのが、本当にやる事じゃなかったのか。

まるで、みんなの党と「同じ姿」をしっかりと見てもらわなけりゃいけなかったかの様に言っているのかな、とも思えてしまう。だが、立場は全く違うだろう。

挑戦者としての姿を強く見せる事が出来なかった。だから負けた。それは大きな勘違いなんじゃないのか。そう思えてならない。
 
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