思い、そして感じた事をそのまま
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10日から始まった安部とトランプの日米首脳会談。単純にホワイトハウスで会談をするんじゃなく、
首相、大統領といった肩書きを外しての私的な遊戯の活動がトランプとの良好にしていっている。
トランプは議会などを全く無視するかの様に大統領令を出し、政策を完全に自分の思い通りにしようとしている。
こういった行動に米国内だけでなく、国外からも強い批判が向けられていた。
トランプの影響から娘のイヴァンカの名を掲げるファッションブランドの不買運動が活発になり、アメリカの大手百貨店ノードストロムも
販売中止とした。ノードストロムの行為に対し、トランプはツイッターで強く批判した。これに対し、ボブ・ケイシー民主党上院議員が
「民間企業が大統領の家族の金儲けに協力しないからといって、大統領が企業を罵倒するのは、倫理に反し、不適切だと上院議員は考えている」と批判していた様だし、
オバマ前大統領の顧問弁護士も強く批判し、不買活動を行っている複数の店舗などはイヴァンカのブランドの売り上げが低迷となったから
販売中止したんだと正当な主張をしていると思えるが。対し、大統領報道官は苦しい反論をしていた様だが。
トランプは人権をも無視したイスラム圏7ヵ国からの入国禁止の大統領令も出していたが、それに対しワシントン州が地裁に提訴すれば大統領令は停止とされた。
トランプは即座に控訴するが、トランプの大統領令は認められる事は無い。
あいつは米国内でも苦しい意識状態へと追い込まれていたんじゃないんだろうか。あいつは大統領となれば、どんな事でも自分の思い通りに
出来ると思い込んでたのかもしれない。
だから、選挙戦では暴言を吐きまくっていたし、就任後には大統領令を書きまくり思い通りにしようとしていた。だが、現実は甘くは無いと気づかされてきていたのだろうか。
就任直後には物凄く強気だったのかもしれないが、現在はそうではないだろう。安部もそういった事には気づいていたんじゃないだろうか。
安部は、そんなトランプを攻めるんじゃ無くしっかり融和していく事を重視したんだろうな。どちらが先に言い出したのか知らないが、
トランプから誘いがあれば喜んで受けていたろうし、安部が申し込んだ時にはしっかりと説得していたろう。互いが好きなゴルフをやりながら、気楽に話し合っていく。
互いの心はより開かれていったんじゃないだろうか。
トランプは多国間貿易、自由貿易を完全に拒否する様になり、経済貿易は二国間協定に固辞すると言い切っていた筈だ。
故にNAFTA再交渉やTPP離脱など即座に大統領令で行っていた。
だが、首脳会談後の会見で安部が「「こうした日米の経済関係を一層深化させる方策について、今後、麻生太郎副総理とペンス副大統領との間で、
分野横断的な対話を行うことで合意いたしました。さらに急速に成長を遂げる、アジア太平洋地域において、自由な貿易や投資を拡大する、
これは日米双方にとって大きなチャンスです」
「しかし、もちろんそれはピュアな形で行われなければなりません。国有企業による国家資本を背景とした経済介入はあってはならない。
知的財産へのフリーライドは許されてはなりません。アジア太平洋地域に自由かつルールに基づいた公正なマーケットを日米両国のリーダーシップのもとで、
作り上げていく、その強い意志を今回私と大統領は確認しました」」(産経新聞2017/02/11)と語っている。
そしてトランプは「われわれは自由、公正で双方に利益となる貿易関係を目指す」(時事通信2017/02/11)と語っているようだ。
トランプの経済への意識も変化してきているんじゃないだろうか。
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