忍者ブログ
思い、そして感じた事をそのまま
[638] [637] [636] [635] [634] [633] [632] [631] [630] [629] [628]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



野田は就任当初から、すでにTPP参加は決断してたんだろうが、内側のみで会談を繰り返し決断と表明。
 
そして、会見で国民に説明をし、APECで表明。この野田の動きを擁護しようと仙谷や輿石が面白い発言をしているな。
 
 
 
野田首相は、TPP(環太平洋経済連携協定)の交渉に参加する意向を固め、11月中旬にハワイで開かれるAPEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議の際に、関係国に交渉参加を伝達する方針。
政府関係者によると、野田首相は、TPP参加に慎重な鹿野農水相と極秘の会談を重ね、鹿野農水相は、最終的に交渉参加を容認する考えを示唆した。
これを受けて野田首相は、TPP交渉に参加する意向を固め、記者会見などの形で国民に説明し、APECで表明する方針。
しかし、慎重派が反発を強めるのは必至で、執行部からは慎重派をけん制する発言が相次いだ。
民主党の仙谷政調会長代行は「野田さんのリーダーシップを発揮させるような動きよりもですね」、「党内合意を形成させないということを自己目的化して動くというようなことは、あってはまずいというか、これは政党の形をなしていない」と述べた。
また、民主党の輿石幹事長は「(野田首相が)11日に日本を離れるのに、10日には方向性が出てないのでは困るでしょ」と述べた。
輿石幹事長は、「APECのあとも国民と議論する時間は十分ある」との認識を示し、交渉参加に理解を求めた。
(FNN2011/10/30)
 
仙石は野田のリーダーシップを発揮させる為にTPP交渉への参加を推進している。リーダーシップと言うのは、政策全体に対して行わなければ意味の無い事で、一つの事だけを個人で判断する事では無いだろう。
 
何よりTPP交渉に関しては、国会でも大した審議は行われていない筈であり、国民に対する説明に関しては政府からは都合のいい事しか行われていない。菅は「新たな開国」などとほざいていたが、ただ日本にとってメリットがあるとしか主張はしない。
 
真にリーダーシップを発揮させるなら、曖昧な情報だけを流して都合よく強引に決断するのでは無く、TPP全体の審議をしっかり行う事を求め、その上で的確な判断と決断を行う。
だが、審議など全く求めようとはせずに、仲間内だけで適当に判断をし、独断で決め付ける。国会そして国民を無視した行為は、リーダーシップとは言わないだろう。単に独裁を示しているに過ぎない。
 
そして輿石は、「(野田首相が)11日に日本を離れるのに、10日には方向性が出てないのでは困るでしょ」と発言しているが、ただ野田がAPEC首脳会議で決断を表明できなければ困るとしているだけだ。完全な国民無視だ。
 
何よりも「APECのあとも国民と議論する時間は十分ある」と発言し、APECの後にも時間は十分にあるとしているが、これまでにTPPに関して国民と議論した事があったのか。一度も無かった筈だぞ。
ただ適当に一方的に情報を流すだけで、国民の意見など何も受け入れようとはしていなかった筈だ。
 
色々な団体から賛成、反対の表明はあっただろうが、その声を受け取るだけで、それらの団体とも一体どの様な議論をしていたというのだ。特に、野田は賛成派の団体には目を向けていたかもしれないが、反対派の団体へは完全に目を背けていたんじゃないか。
 
更に今月には、各地で国民による多くのTPP反対デモが行われているが、マスコミと同じく野田はこの事にも関心を示そうとはしていない。
 
一部の団体からの意見は、一応聞き入れるような事は行っても、国民全体との議論になれば、全く行われてはこなかった筈だ。国民との議論を行おうとするならば、選挙を行いTPPへの主張を行い、国民からの賛否を求めなければならない。
 
だが、そんな意識が輿石にあるのか。そんな事を考慮しての発言だったのか。その様な事を考えるような者では無いだろう。ただ、野田を擁護する為に発言していたのだろうから。
 
APECでTPP交渉への参加を表明すれば、参加している国々と政府により国際交渉が進められていく筈で、そんな中で国民との議論となる選挙を行って一体どの様な意味があるんだ。
 
TPP交渉は納得できないからと途中で抜け出すなどと表明すれば、アメリカなどからどの様な批判を受ける事となるのだろうか。アメリカだけでは無い、その他の国々、交渉には参加していないが経済力が非常に強くなっている中国、韓国やインド、或はEUなどにどの様な印象を持たせる事となるのだろう。
 
世界の国々から日本の国際交渉など行う外交に、強い疑念を持たれてしまう可能性が強いだろう。選挙により、新たな政権交代となったとしても、抜け出す事など難しい。
 
TPP交渉に関する国民との議論を求めるなら、APECでの表明後では無く、その前に行わなければ意味が無い。なのに、「APECのあとも国民と議論する時間は十分ある」などと非常に無責任な発言を堂々と行なう。
如何に主権者である国民を無視し、自分達の主義主張を実行する事だけに集中する。
 
仙谷、輿石の発言に政党の性質がよく現れている。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「唖然!日本によるアメリカのTPP参加??」で、TPPに関する内部文書が報じられていたとあったが、毎日を検察すると下記の記事が。
 
 
 
 ▽11月のAPEC(アジア太平洋経済協力会議)で交渉参加表明すべき理由
 
・米国がAPECで政権浮揚につながる大きな成果を表明するのは難しい。日本が参加表明できれば、米国が最も評価するタイミング。これを逃すと米国が歓迎するタイミングがなくなる
 
・交渉参加時期を延ばせば、日本は原加盟国になれず、ルールづくりに参加できない。出来上がった協定に参加すると、原加盟国から徹底的な市場開放を要求される
 
・11月までに交渉参加を表明できなければ、交渉参加に関心なしとみなされ、重要情報の入手が困難になる
 
・韓国が近々TPP交渉に参加する可能性。先に交渉メンバーとなった韓国は日本の参加を認めない可能性すらある
 
 ▽11月に交渉参加を決断できない場合
 
・マスメディア、経済界はTPP交渉参加を提案。実現できなければ新聞の見出しは「新政権、やはり何も決断できず」という言葉が躍る可能性が極めて大きい。経済界の政権への失望感が高くなる
 
・政府の「食と農林漁業の再生実現会議」は事実上、TPP交渉参加を前提としている。見送れば外務、経済産業両省は農業再生に非協力になる
 
・EU(欧州連合)から足元を見られ、注文ばかり付けられる。中国にも高いレベルの自由化を要求できず、中韓FTA(自由貿易協定)だけ進む可能性もある
 
 ▽選挙との関係
 
・衆院解散がなければ13年夏まで国政選挙はない。大きな選挙がないタイミングで参加を表明できれば、交渉に参加しても劇的な影響は発生しない。交渉参加を延期すればするほど選挙が近づき、決断は下しにくくなる
 
 ▽落としどころ
 
・実際の交渉参加は12年3月以降。「交渉参加すべきでない」との結論に至れば、参加を取り消せば良い。(取り消しは民主)党が提言し、政府は「重く受け止める」とすべきだ
 
・参加表明の際には「TPP交渉の最大の受益者は農業」としっかり言うべきだ。交渉参加は農業強化策に政府が明確にコミットすることの表明。予算も付けていくことになる
(毎日新聞2011/10/28)
 
呆れた事にアメリカに歓迎してもらう事を望んでいる。更に、交渉参加が実現しなければマスコミから叩かれてしまう、国民では無く経済界からの失望感が高まる。
 
そして、交渉参加は来年3月以降で、参加を表明しても「交渉参加すべきでない」となれば、民主から提言を受ける様に見せ掛け、取り消していけばいい。
 
また、農林漁業の再生をTPP交渉参加を前提としているらしいが、どうしてその様な事になっているのだろうか。日本の農林漁業の再生とTPPは分離して行う事が当然の事じゃないのか。
 
何より輿石が発言した「国民との議論」を、野田政権は強く拒んでいたんだな。それだけ、多くの国民が何もハッキリとしてこないTPP交渉への気まぐれ参加する事を強く拒んでいる事を、しっかりと理解しているんだろう。
 
なのに何の理由も説明する事無く、国内でTPP交渉への参加を表明し、APEC首脳会議で正式に参加表明をしようとする。国民の意思だけでは無く、日本の状況も全く無視した独裁政治を行おうとしているんだろう。
PR



コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


トラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
フリーエリア
最新TB
プロフィール
HN:
とくのすけ
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
忍者ブログ [PR]