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今大会では、日本では地味なスポーツが大きな快挙をなしえているが、フェンシングも一つの快挙を成し遂げた。

個から束へ、新たな快挙=強化戦略も実を結ぶ-フェンシング〔五輪・フェンシング〕

 男子フルーレ個人で、太田(森永製菓)が銀メダル獲得を果たした北京五輪から4年。卓越した個の力が切り開いた日本フェンシングの歴史は、団体初の銀メダルという束になった力で、さらに前に進んだ。
 「苦しい試合が多かったけど、いいチームメートに恵まれた」と太田は言う。昨年の世界選手権覇者の中国に快勝した準々決勝は、千田(ネクサス)の積極性がチームを勢いづけた。延長戦を劇的に制した世界ランキング2位のドイツとの準決勝では、太田が最後に自身のミスを帳消しにする意地を見せたが、千田に加え、着実にポイントを重ねた三宅(慶大)の貢献が大きかった。
 千田は脚光を浴びる同学年の太田を刺激とし、21歳の三宅は太田の背中を武骨に追って成長してきた。張西厚志強化本部長は「以前は太田がリードしてきたが、きょうは太田が助けられた」。エース依存から脱却した戦いぶりこそ、日本の総合力のアップを物語った。
 日本協会の戦略も実を結んだ。北京五輪の太田の成功にあぐらをかかず、台所事情が苦しい中、北京五輪までの倍増となる1億8000万円を強化費に割き、ナショナルトレーニングセンターでの年間を通した練習環境の確保や積極的な海外遠征などに投じた。さらにさかのぼれば国際連盟に役員を送り込んで日本の知名度を上げることに腐心するなど、10年以上かけた組織基盤の強化も無縁ではない。
 「(北京の)1回だけじゃ駄目。続けたことで(方向性の正しさを)立証できた」と同強化本部長。「太田」という強力な触媒を利用して分厚くなった勢いは、さらに4年後のリオデジャネイロで驚きを起こす波になるはずだ。
(時事通信2012/08/06)

このロンドンでは余り目立っていない競技でどんどんと大きな結果がされている感じだな。フェンシングも日本では非常に地味なスポーツじゃないかと思うし、競技する選手も少ないんじゃないかなと思えてしまうんだが。
フェンシングってヨーロッパでもっとも活発な競技なんじゃないかなと思えてしまうから。

オリンピックでもヨーロッパのチームが上位を独占していても可笑しくないんじゃないかと思うんだけど、NHK見てると突然にフェンシングの準々決勝で日本-中国の団体戦が放送される様になり、驚いた事に中国は世界ランキング2位だとか。
その中国に日本は大差でリードしていて、そのまま勝ってしまった。

また、全然覚えていなかったけど団体のエース格に当たる大田選手は北京ではシングルでメダルを獲得していたらしい。今大会では金を目指していたらしいが、3回戦で敗退。その後は団体戦に集中する様に心を切り替えていたらしいが。

その後には民法が放送していた女子バレーを見ている時だったろうか、決勝進出を決定といった情報が流れ思わずビックリさせられた。日本のフェンシング界にとっては初の快挙。団体でメダル獲得するのも初。

そして準決勝の模様を後から見る様になったんだが、相手はドイツでもの凄い接戦をやっていた。
最後にはほんの数秒の間に大田が40-40の同点に追い付き、延長に入って先にポイントを獲得したチームが勝利だとか。

そして競技は続行され、大田とドイツの選手がポイント獲得を主張する様になる。だが判定は難しかった様で、ビデオによる判定を数回繰り返した上で、大田のポイントが確定され、他の3人の選手達が競技場にいる大田の所に一気に集まり喜びまくっていた。

決勝の相手はイタリアだったみたいで、負けてしまった。だがドイツとの接戦の後での決勝戦。選手達はやり切っていたんじゃないのかな。
また、彼らの活躍は日本のフェンシング界にも大きな影響を与える事になるかもしれない。

本当に凄い事をやったんじゃないかと思えてしまう。銀メダル獲得おめでとう
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