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室伏は「満足感」はあると語っているが、実際はどうなのだろう。ハンマーを投げ終えた時には、納得できなかった様な表情が続いていたと思えるのだが。

室伏が「銅」獲得 ハンマー投げ決勝

 男子ハンマー投げ決勝が行われ、室伏広治(ミズノ)が78メートル71を投げ、銅メダルを獲得した。最後の投擲(とうてき)となる6投目も76メートル47で記録を伸ばせず、最後まで苦しんだ戦いだった。

 クリスティアン・パルシュ(ハンガリー)が80メートル59で金メダル。プリモジュ・コズムス(スロベニア)が79メートル36で銀メダルを獲得した。

 室伏の記録は、1投目ファウル、2投目78メートル14、3投目78メートル71、4投目78メートル09、5投目77メートル12で、大台の80メートルを越えることはなかった。

■室伏広治の話「目標のメダルを取ることができてよかった。チーム室伏で一丸となって取り組んできた成果だ。メダルの色はともかく、やってきたことに満足感がある」
(産経新聞2012/08/06)

室伏は最後のハンマーの投げを終えた後も何だかスッキリしない表情を見せていたな。結果は3位の銅メダル獲得となっていたんだが、室伏本人は決して納得できる競技を行う事が出来ていなかったんじゃないだろうか。

室伏が目指していたのはアテネ以来の金メダル。それを目指して努力も繰り返してきていただろうし、厳しい練習も活発に行ってきていたんじゃないだろうか。
その成果を出したいと思い、今回の競技に挑んでいたと思うんだが、室伏にはこれまでの努力やトレーニングの成果が思う様に出せなかったと思えてならなかったんだろうな。

室伏は現在37歳じゃなかったかな。恐らくオリンピックは今回が最後の可能性が高いんじゃないだろうか。リオまでに室伏の後を受け継ぐ選手は誕生してくれるんだろうか。

日本のハンマー投げにとっては室伏は本当の大きな存在で、彼に並ぶ選手や追い付こうと思える選手が中々誕生してくれなかった。リオの時には室伏はもう40代。
流石に力量は傾いているだろうし、世界のトップと争う事も難しくなっているだろう。

早く室伏に並ぶ、或いは越える選手が誕生してもらいたい。そう思えてならない。
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