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26日に放送されていた「バンキシャ!」で、メキシコで豚インフルエンザが発生しているという事を初めて知ったのだが、あっという間に世界中に広がろうとしている。
豚インフルエンザは3月のいつ頃に、米国或いはメキシコで発生しているのだろうか。それからわずか数日の間にメキシコ中に広まっていき、大きな被害を起こす事となっていく。そして、23日頃より米国でも感染する者が出始めたのだろうか。
24日に世界保健機関(WHO)が、米国でも感染者が出た豚インフルエンザについて、豚から人では無く、人から人へ感染するウイルスであると断定している。そして、24日の時点で感染が疑われるケースが800人前後あり、米国での感染者が8人であり、メキシコでの死亡者が61人となっている事を発表している。
更に、メキシコの一部の感染者のウイルスとカリフォルニア州で確認されたウイルスが、同じ遺伝子構造であった事も発表している。
米疾病対策センター(CDC)は、23日に米国内で感染した事が判明したと発表し、24日に3月以降カリフォルニア州とテキサス州で確認されている豚インフルエンザのウイルスを、WHOと同じく人から人へと感染するウイルスであると断定している。
これらの情報により、米国或いはメキシコで発生したと思われる豚インフルエンザに大きな危機感を持ったと思われる厚生労働省が、豚インフルエンザの情報収集への急速な行動を取るようになった様だ。
25日午前には、政府はWHOが新型ウイルスと、人から人への感染を確認する「フェーズ4」を宣言すれば、麻生首相を本部長とする対策本部を設置する事を明らかとし、首相官邸の危機管理センターに情報連絡質を設置し被害状況などの情報収集を行い、午後に行われた全省庁の課長級職員による「関係省庁対策会議幹事会」に於いて、WHOの緊急委員会の判断に従い、対策を進めていく事を確認された。
25日に開かれた、WHOの世界の専門家で構成されている緊急委員会では、メキシコでの被害は拡大し、各国でメキシコからの帰国者がインフルエンザ症状を示すケースがあり、人から人への感染は認めるが、新型インフルエンザと認定するにはメキシコと米国での症状の差が大きいと判断したのかもしれない。
だが、この会議の会見ではWHOのマーガレット・チャン事務局長が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」と、認定したとする声明を発表している。
そして当初28日に行う予定だった2回目の緊急委員会だが、アメリカ大陸だけでは無く、欧州でも感染者が確認され、感染が世界各地に広がっていると確認された事から、28日まで待つ事は出来ないとして、27日に行われた。
この緊急委員会によって、パンでミックに備えて設定している6段階の警戒水準を「フェーズ3」から「フェーズ4」へ引き上げる事を決定した。
28日午前、舛添厚生労働大臣は厚生労働省内での会見で、豚インフルエンザを改め、新型インフルエンザが発生したと宣言した。
26日から、麻生首相より既に「水際対策」を徹底して行う指示が出されていたらしいが、新型インフルエンザが宣言された事により、麻生首相を本部長とし全閣僚が参加する「新型インフルエンザ対策本部」が設置され、即座に初会合は国会内で行われた様で、「国内感染阻止に向けた水際対策の徹底」、「医療態勢強化」といった対処方針を決定したらしい。
この中には、早急にワクチン製造に取組む事も含まれている。
だが、新たなワクチンを製造する為には当然海外かウイルス株(標本)を入手しなければならず、それから製造するまでに数ヶ月かかるらしい。
新型インフルエンザのウイルスが日本に侵入してくるか否かは、他国の人々も同じ思いかもしれないが、我々国民も侵入してほしくはない。絶対に、御免だと新型インフルエンザの感染を殆どの人々が拒否している事は間違いないだろう。
しかし、世界各地で感染者は確実に拡大していっているらしい。28日まで、死者がメキシコのみに止められていた新型インフルエンザだったが、29日になって米国内で新たに1人の死者が発生した事が明らかとなった。死亡したのは、1歳10ヶ月の幼児で27日の事だったらしい。
徹底した「水際対策」を行っていたとしても、果たして新型インフルエンザを止め切る事は出来るのだろうか。
ただ、政府に頑張ってもらいたい、としか願うしかない。