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民主党は、23日午前に政治改革推進本部の総会を開き、国会議員などの世襲規制などをする方針を決定したらしい。
その理由と目的が、世襲によってこれまで存在していた有能な人材が政界に進出する事を閉ざされてきていた。よって、世襲を規制する事により、これまで世襲によって閉ざされていた有能な人材への政界への門戸を開かなくてはならない。という事だろうか。
世襲議員の特徴として、後援会組織による地盤、知名度である看板、そして残された資金力によるかばんの3つが上げられる。
民主党は総会で政治資金の受け皿となる資金管理団体の継承禁止を了承し、今国会に政治資金規正法などの改正案を提出するらしい。
そして、こういった世襲に関する公約を、秋までには行われる衆議院選挙のマニフェストに加えているとの事。要するに、我々国民の目を引く為の単なる選挙対策なのではないのか、とも思えてしまうのだが。
民主党は、世襲議員によって有能な人材が閉ざされていたと主張していたと思うのだが、という事は世襲議員と言われる議員には、その様な有能な人材は存在していないと言いたいのだろうか。
まして、どの議員達は子供の頃から政治家である親が側にいた事から、既に政治に幾らかの関心を持っていたかもしれないだろう。また、どの議員達も自らしっかりとした学習を行っている事も間違いはない。それによって、どの様な知識をどれだけ得ていたかは分からないが。
世襲とされる議員達が、有能では無いという事などは、決して有り得ない。
これまで、衆議院選挙、そして参議院選挙は何十回も行われてきている。我々国民は、立候補している者達の訴えと、政党のやろうとしている事をしっかりとチェックした上に、投票してきているのではないのだろうか。
誰に投票しようかと判断する時に、「この立候補者は誰の世襲だろう」、「世襲だから、他の立候補者よりもきっと良い」などといった事など意識するものなど恐らく居なかっただろう。
もしかしたら、マスコミが選挙の度に一部の立候補者を取り上げて、先代と絡めて報じていただろうから、それに引かれてしまっていた、有権者などもいたのかもしれないが。
だが、投票日に足を運んだその他の多くのと言うよりも殆どの人々は、立候補者の先代が何者であったかなどを意識しているのでは無く、立候補者その者を意識して投票してきている筈だ。
そして、民主党は2世3世の者に立候補したければ、先代或いは先々代とは場所を変更して行えと主張をしているのだろうか。
だが、場所をどこに変更しようとも、マスコミなどがその立候補者に注目する事になり、集中して報じる事となるのかもしれない。となれば、地区に立候補している者達の知名度などに、どの様な影響が出るのだろうか。
本当に世襲規制なんて行う必要があるのだろうか。その様に思えてしまうのだが。