思い、そして感じた事をそのまま
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
大阪の橋本知事は、可笑しな事を言い始めたな。確か、「脱原発」を強く主張し、全国の原発の新設と共に更新を行わないべきだと主張していた。原発による更新とは、再稼動を行なう事で、これを行わないべきだと主張していた筈だ。
全国では、橋本知事の主張通りの展開が行われる様になってきている。何故だろう、今になって自分の主張を否定する発言が出る様になってきている。
大阪府の橋下徹知事は18日、経産省の“安全宣言”について「時期尚早極まりない」と強烈に批判。「福島の収拾も付けられていないこの時期に政治家がいうことなど、自治体は誰も聞きませんよ。安全だっていうなら、大臣、経産省幹部、みんな強制的に原発周辺に住ませればいい。霞が関を原発周辺に移せばいい」とトーンを上げた。
訪問先のインドネシアから帰国したこの日朝、関西国際空港で報道陣に述べた。橋下知事は「絶対安全という基準を設ける従来のやり方はもうやめるべきだ。リスクを念頭にした上で、さらにどう対処するかを考えなければいけない」と持論を展開。ただし「僕は反原発ではない」とも話し、「本当に電力が足りないというなら、原発のリスクを明示したうえで国民のみなさんに納得してもらえるアプローチの仕方を考えるべきだ」と述べた。
また、関西電力からの15%の節電要請について「拒否する」と明言した直後、関電側から事務方を通じ、「福井県に原発の再稼働を要請してほしい」と要請があったことを明らかにした。
橋下知事は「もちろん断った」とする一方で、「原発依存度を下げるというニュアンス(の方針)を出してもらえないか」と関電側に投げかけたところ、「申し出は取り下げる」と連絡があったという。
橋下知事は21日に関電側と面談する予定になっているが、一連の対応に対し「本当にふざけた態度。自治体の長を子供の遣いぐらいにしか思っていない」と怒りをあらわにした。
また、「僕は原発全否定ではないが、日本全体の流れを考えた」と、自身の“脱原発”発言の背景を説明。さらに、「関電がこの夏はどうしても電力が不足するというならば、大阪府知事として(原発再稼働について)福井県に頭を下げるなり、府民に説明しようかと思っていた」と、関電が将来的に原発依存度を下げる方針を示せば、原発再稼働を支持する可能性もあったことを明かした。
(産経新聞2011/6/18)
橋下は、新設と更新を行わない事により、原発は自然減少していく、絶滅していくんだと主張していた筈だ。原発は日本には必要な物では無い。故に、「脱原発」と発言をして原発が存在する事を強く反対していた筈だ。
馬鹿な総理が、詰まらんパフォーマンスを示す為に、突然に静岡の浜岡原発の停止を中部電力へ要請した。その要請の内容が、将来には必ず起こるだろう東海大地震への対策をしっかりと行ってもらいたい。それが、完了すれば再稼動を認めると。
馬鹿な事を言っているとしか思えない。今回の東日本大震災と同じレベルの地震が発生すれば、その揺れにより、原子炉などに何らかの損傷が発生し、今回の様な原発事故が発生しないとは限らない。どの様な対応を、行おうと原発事故の可能性をゼロとする事は、非常に難しい事だろう。
浜岡原発が停止された時に、原発を立地している自治体は、東海大地震との関連では無く、原発に関してどの様な安全基準を持って停止を要請したのか、それを示す事を要求していた筈だ。
政府はその安全基準を作成し、ちゃんと示す事が出来ているのだろうか。そうでは無く、多くの原発が再稼動されない事による、電力のエネルギー不足による各地域の産業などへの影響を強く懸念していたんだろうな。
経産省は、電力会社11社に事故発生時の対応状況の報告、そして保安院の原発への立ち入り検査の行いにより、「安全確認が完了した」として、原発を立地している自治体へ再稼動する事を求めた。
だが、海江田の発表に対し橋下は強烈に批判をしている。恐らく、福島第1原発の原発事故が落ち着いてもいないのに、原発を安全発言する事は可笑しいんじゃないかと。だから、経産省の者達を原発の近くに住まわせればいいと、激しく批判している。
これも可笑しな言い方なんじゃないか。すでに、原発の近くには多くの人々が住み、暮らしを立てている。これらの人々の事を意識して発言しているのだろうか、それとも無視して発言しているのだろうか。
更に、自分は「原発全否定」では無い。原発の再稼動を指示する可能性もあったと発言しているらしいじゃないか。非常に矛盾した発言じゃないだろうか。
橋下は、原発の更新を否定していた筈だよ。一旦停止した物を、改めて稼動させる事を否定していた筈だ。実行しなければ、橋下が訴えていた原発の自然絶滅なんて事も有り得ないだろう。
また、電力が不足すれば「福井県には頭を下げる思いもあった」と言う発言にも、正直呆れるね。敦賀市長の手紙による質問状への回答で、「立地地域の経済や雇用のために原発を維持することは本末転倒だ」とも表した部分もある。
これは、原発を立地している福井県への見事な侮辱だったんじゃないのか。どんな状況になろうと、侮辱する相手に本当に、頭を下げる思いなんてあったのかな。
自然絶滅を訴えていたのは4月だろ。たったの2ヶ月前だ。これだけの期間で言い方をコロッと変える。しかも「原発全否定」では無い、という事も自分が訴えていた原発の自然絶滅を否定している事になるんじゃないのか。
橋下は現在大阪府という、西日本の大都市の首長を勤めている者だろう。この様な者が、時の流れに合わせ発言する無責任な姿勢を、大阪の人々は如何か知らないが、他の地域の人々はどれだけ認める事ができるのだろう。
橋下は自分の行う不安定な発言を何と意識しているのだろうか。何も気にする事無く、平気な意識を持って行っているのだろうか。それでは、正に菅と同じとしか思えない。
PR