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 民主党は、国の無駄使いを削減する為に「国家公務員の人員を2割削減」と言ってなかったか。
 
国家公務員削減の理由の一つが、政治にとって邪魔な存在という事じゃなかったのか。野党の頃には「悪魔の官僚」とまで、表していたろうからな。
 
 
 
 政府は17日、2012年度の一般職国家公務員と特別職である防衛省事務官の新規採用について、前年度(5333人)比19%増の6336人を上限とする方針を閣議決定した。退職者の増加や東日本大震災の対応で、採用増が必要と判断した。
 09年度、10年度比ではいずれも26%減で、片山善博総務相は同日の閣議後会見で「基調としては厳しい抑制方針だ」と述べた。ただ、震災対応で必要な場合は追加採用も検討するとした。
(時事通信2011/06/17)
 
民主党政権では、財政から無駄を省く事を強く訴えていた筈だ。その一つが国家公務員の人件費作減だった。
 
それを理由に、昨年6月には国家公務員の「退職管理基本方針」なんてのが作られた。定年する前に、一旦独立行政法人などに天下りをさせ、その後に省庁に再就職をさせ、公務員の退職金などを支払われる。
 
野党の頃には、激しく批判していた国家公務員の「天下り」を軽く認め、更に再就職をさせて定年まで職務をさせてしまう。本当に、人件費削減を考えていたのだろうか。
 
更に12年度には、野党の頃には「悪魔の官僚」などと表し、政治の敵としていた国家公務員の増加を決定した。立場が変われば、意識はコロッと変わるものだな。
 
いつの間にやら、官僚は大事な存在だと意識する様になっていたんだろうな。減らす事は出来ない。何よりも、震災対応をするのは今年度の事だろう。「震災対応」を盾とした、単なる増加を行おうとしているとしか思えない。
 
12年度には、国家公務員の採用が、19%増となっているらしいのだから。野党の時に、騒ぎまくっていた事は、一体なんだったんだろうな。それに踊らされてしまった人々は、現在の民主党政権を見ていて、どの様な気持ちを持っているんだろう、とも思えてしまう。
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