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民主党は、本当に小沢を国会に上げて証言させようなんて意識を持って行動しているんだろうか。
全くまとまりの無い感じの民主党さん、最初からそんな意識が無かったんじゃないのかなとも思えてくるんだけど。
民主党の岡田幹事長は20日、小沢一郎元代表が衆院政治倫理審査会(政倫審)への当面の出席を拒否したことを受け、政倫審での招致議決は行わず、今後は野党が求めている証人喚問を視野に検討する考えを表明した。
小沢氏を支持する議員は証人喚問に強く反発しており、今後、小沢氏グループと党執行部との党内対立が一層強まる可能性が出てきた。
岡田氏は遊説先の愛知県豊橋市内で記者団に、小沢氏が政倫審よりも2011年度予算案の成立を優先すべきだとする回答を土肥隆一政倫審会長に提出したことについて「事実上のゼロ回答だ」と論評。そのうえで「国会における説明は政倫審か証人喚問のいずれかしかない。政倫審で、と説得してきたが、それがノーとなると、野党の声が力を得てしまう」と述べ、証人喚問を選択肢とせざるをえないとの考えを示した。政倫審での招致議決に関しては「議決しても出てこないなら、意味がない」と語った。岡田氏は、安住淳国会対策委員長と今後の対応を電話で協議した。
これに関連し、菅首相(民主党代表)は20日夜、首相官邸で記者団に、「岡田幹事長から今後のことについて考えを聞いて、相談したい」と語った。
(読売新聞2011/01/20)
菅は176回国会での所信表明で「クリーンな政治の実現」、「私自身の政治活動の原点」と発言している。
多くの国民は「政治とカネ」の疑いのある政治家が存在すれば、それを徹底的に追及してしてほしいと意識しているんじゃないだろうか。現在、その追及を求められているのは小沢一郎。
野党そして殆どの国民は強制力のある証人喚問による追求を求めているかと思えるが、政府・民主党は本人の判断に任される政倫審に拘ってきていた。小沢がどこまでも出席を拒否すれば、党で議決をするかと非常に強気の姿勢もアピールしていた。
だがどうだろう。小沢が口ではどの様に言おうとも、腹の内では出席しようなんて気持ちは殆ど無いんじゃないのか。民主党の方々も誰もが政倫審なんて全く意味が無い、と思ってたんじゃないのかな。
そして、政倫審で国会へ出しにくくなった岡田は軽く証人喚問と言ってくれたけど、これもその場しのぎのセリフなんだろうな。早速、鳩山なんかが岡田を批判してくれている。両派がいがみ合っているかの様に見せ掛けて、結局は出す事は無いんだろう。
強制起訴されれば「離党勧告」とも言われるが、これは「クリーンな政治の実現」を自ら破棄する事となるんじゃないのか。
菅は、党内で企業・団体献金の禁止など徹底的に議論すると言い切っていた。ならば、小沢にも行わなければならない。「離党勧告」などはそれを放棄する事となるんじゃないのか。
野党の頃には「政治とカネ」などに関して、与党側議員を激しく責め立てていたんじゃないかと思われるが、立場が変われば全く無責任な政党となるんだな。
「政治とカネ」を責める道具と使ってはいても、野党の頃から本当の責任感など微塵も持っていなかったんだろう。