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菅は、自分自身の日本の財政への認識がどの程度なのかを示す発言を、ポツッとしたのかもしれない。
それも、恥晒し的な発言となっているのではないのだろうか。
菅直人首相は27日夜、米格付け会社による日本の長期国債格下げについて「初めて聞いた。そういうことには疎いので、あらためて言いたい」と記者団に答えた。首相は財政再建に取り組む理由の一つとして、日本国債の市場での信認低下を挙げており、これまでの発言との整合性が問題視されそうだ。
コメントを避ける理由として首相は「いま本会議から出てきたばかりだ」と述べた。この日、首相は午後5時半ごろまで衆院本会議に出席。午後6時すぎから官邸で記者団の取材に応じた。
ただ首相と一緒に本会議に出席していた枝野幸男官房長官は27日夜の記者会見で、格下げ情報について「本会議場を出て数分後に報告があった。首相にも同じタイミングで伝わっていると思う」と説明。首相発言との食い違いが生じている。
枝野氏は「首相は日本国債の市場での信認に強い関心を持っている」と強調。国債格下げに関しては「市場からの信用を維持するため財政規律を保ち、財政再建を進める方針を徹底したい」と述べた。
(共同通信2011/01/27)
記者は質問した。アメリカの格付け会社が、日本の長期国債の格下げしたと。
菅は日本の長期国債が格下げられた事をどの様に認識するかを問われたかと思うのだが、何も感じる事が無かったのだろうか。ただ「疎い」とだけしか答えなかったらしい。
また、ぶら下がりを行ったのは官邸。まさか入った直後に行ったという事は無いんだろう。入った直後には何らかの情報は受けていたんじゃなかったのか。
何よりも菅と言えば、鳩山内閣では財政を専門とする財務大臣も任されていた筈だ。記者から質問された事などには、しっかりと知識を持っていて当たり前なんじゃないのかい。
参院本会議では、その財務相の時にギリシャ危機から財政、国債の重要さを嫌というほど認識させられていた、なんて事を強調している。日本の長期国債の扱われ方が、財政にとって如何に重要であるかを一応理解していた。
しかも今では内閣のトップである総理大臣。財務相よりも、より強い責任感を持って勤めてもらわなくてはならない内閣の首長。
枝野は本会議場を出て僅か数分後に報告があったと語っている。同じく菅にもあっただろうと。実際に、菅の周辺から情報は伝わっていたらしいではないか。
-引用-
首相発言について、周辺は「民間企業の格付けにいちいち大げさな反応はしない」と語る。ただ、首相は同日夕の衆院本会議終了後、周辺から民間会社による国債格付けが引き下げられた情報を伝えられており、首相がこの一報をどのように受け止めたのかも焦点となる。
-引用-
本当に悪化している日本の財政事情に取り組もうとしている総理大臣であれば、こういった情報を得れば何らかの反応を示すのが当たり前だろう。それを無視するかの様に「疎い」と一言だけ。
菅は、日本の財政状況を改善にする意識を真剣に持っていなかった事を、あからさまとしたのかもしれないな。
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