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小沢一郎では無く、小沢一郎の資金管理団体「陸山会」と西松建設による政治資金規正法違反事件として、活発に報じてくれているが日々色々な事が明らかとなってきている様だ。
小沢一郎の資金管理団体「陸山会」と西松建設の非常に密接な関係となっていた事が明らかとなってきているのだろうか。
小沢氏側、3団体への献金分散・金額を指示
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090304-527751/news/20090305-OYT1T00681.htm
小沢一郎・民主党代表の資金管理団体「陸山会」を巡る政治資金規正法違反事件で、同会の会計責任者で小沢代表の公設第1秘書の大久保隆規容疑者(47)が準大手ゼネコン「西松建設」(東京)に対し、小沢代表側の三つの政治団体への献金を分散するよう、献金額を個別に指示していたことが関係者の話でわかった。
東京地検特捜部は、小沢代表側の各団体が受ける金額を少なくし、西松側団体からの献金を目立たなくする狙いがあったとみて調べている。
特捜部は5日、岩手県内の大久保容疑者の自宅を捜索した。
小沢代表側の政治団体は、陸山会のほか、小沢代表が代表を務める「民主党岩手県第4区総支部」と小沢代表が最高顧問を務める「民主党岩手県総支部連合会」。西松建設が1990年代中盤以降、同社のOBを代表とした政治団体「新政治問題研究会」と「未来産業研究会」をダミーに使うなどして小沢代表側に寄付した総額は約3億円で、2003~06年、ダミー団体を通した3団体への献金は計4600万円に上る。
同社関係者などによると、00年に陸山会の会計責任者に就いた大久保容疑者は毎年、西松建設の総務担当者に対し、3団体がそれぞれいくら献金してほしいかを指示。同社側は、二つのダミー団体の手持ち資金などを考慮し、献金額の振り分けを決定していた。
小沢代表側は西松建設との間で、年間2500万円前後の献金を受ける約束を取り交わしており、このうちダミー団体を通して約1500万円を受けることになっていた。大久保容疑者はこの合意に基づき、3団体に振り分けるよう求めていたとみられる。
04年の場合、新政治問題研究会は陸山会に500万円、民主党支部と民主党岩手県連に各300万円を献金。一方、未来産業研究会は、陸山会に200万円、党支部と県連に各100万円を献金し、西松側ダミー団体から3団体への献金総額は1500万円となっている。3団体のうち陸山会の政治資金収支報告書は総務省に、他の2団体は岩手県選管に提出することになっており、公表も別々に行われる。
(読売新聞2009/03/05)
小沢一郎は「陸山会」だけでは無く、他の2つの団体も活用し西松建設から直接献金を受け取っていたみたいだな。
西松建設が設立した2つの政治団体「新政治問題研究会」、「未来産業研究会」は95年と98年に設立されてから06年末に解散するまで活動していたのだが、政治資金収支報告書などという物によれば、新政治研究会は与野党議員や地方自治体などに幅広く献金や、パーティ券の購入などを行っていたらしいが、未来産業研究会では小沢一郎に関わる3団体に限られて献金されていた様だ。
また、未来産業研究会では他の政治家にはパーティー券の購入はあったのかもしれないが、献金した実績はなかったとの事。
更に、西松建設は90年代以降から、小沢側に対し年2500万前後の献金を行う事が慣例となり、10数年の間に3億余りの「カネ」が小沢一郎に渡された事になる。
また、既に政治資金規正法違反容疑で逮捕され、起訴もされている西松建設前社長国沢幹夫容疑者が、小沢一郎に対し「東北の公共工事の受注を狙っての献金を」したという供述を行っているらしいのだ。
西松建設により設立された2つのダミー政治団体も、小沢側の要請により設立したものだったらしい。
この後も、新たな事実が徐々に出て来ているようだが、何故か小沢一郎が責められるような感じとは為らずにいる。不思議だ。
5日に、政府高官というか、一人の官房副長官が意外な発言を行った。その事に、当然なのかもしれないが、民主党や小沢など、そしてマスコミも何やら過敏に反応している感じだ。
民主党、鳩山幹事長は「なぜ自分たちには及ばないと確信を持てるのか、強い疑念を感じる。検察との間で何らかの出来レースが存在しているのではないか」と批判したらしいが。
しかし、高官が行ったのは、これは記者クラブとの懇談会で行ったオフレコだったそうな。という事は、官房副長官は公開されないだろうと思い込み、すでに世間に流れている情報から自分なりに推測して、解説していたのかもしれない。
池田信夫氏のブログによれば、何を思ったかオフレコを無視して共同通信が政府高官の発言として公開すると、続いてマスコミ全体が公開していったと思われる。
それも、懇談会での発言をどの様に編集しているのかなどは、全く分からないが。
だが、翌日には政府高官は6日の夜に、記者団に対し「一般論として、献金などの違法性を立証する事は難しいと説明したのであり、自民党に捜査が及ばないなどとは言っていない」などと釈明したらしい。
小沢などは、この官房副長官の発言をどの様に意識していたのだろうか。7日の午後には、高官の発言通り東京地検特捜部が自民党の議員の立件に踏み込まない事が事実であれば、「奇異」だと発言していた。
二階俊博経済産業相側の政治団体に対しても、
ー引用ー
小沢一郎民主党代表の資金管理団体「陸山会」が、準大手ゼネコン「西松建設」(東京)から事実上の企業献金を受けていた政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部は5日、西松に多額のパーティー券を購入させていた自民党の二階俊博経済産業相側の政治団体についても、規正法違反容疑で捜査する方針を固めたもようだ。捜査関係者によると、特捜部は二階氏側が小沢氏側に次ぐ金額だった点を重視。二階氏側の会計責任者らから事情聴取を行う方針とみられ、来週にも特捜部以外から応援を得て検事を増員するという。
(産経新聞2009/03/6)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090306/crm0903060302003-n1.htm
ー引用ー
すでに政府高官が発言したその日には、規正法違反容疑で捜査する方針を固めていたらしいではないか。
更に、小沢と同じく二階氏側にも事情聴取を行う方針の様で、5日の時点で、既に東京地検特捜部は自民党の二階俊博経済産業相側の政治団体からも事情聴取を行う方針を固めていた様である。
だが、逆に小沢は可笑しな発言をしているのではないのか。同じ西松建設より自民党の議員よりもより多額の献金を、受け取っている事は明らかに事実な筈。しかも、ダミー政治団体までを使用してまで。
自民党議員や他の民主党議員などよりも、小沢一郎が西松建設との関係がより深かった事は明らかだ。
という事は、高官の発言通り、東京地検特捜部が自民党の議員を立件に踏み込まなければ「奇異」要するに「珍しい」と発言していたのだが、そうであるならば自分自身も立件されて当然だと意識していなければならない筈。
西松建設が直接献金していた政治家は小沢一郎なのだから。その献金を担当していたのが、陸山会やその他の団体のどの様な者であろうと関係は無いでしょう。
だけど小沢一郎は、「起訴されたり裁判になったりという事は考えていない」と自信を持っているらしい。「奇異」と言うよりも、「異状」としか思えない。