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3月3日、東京地検特捜部は小沢一郎公設第1秘書大久保隆規、西松建設前社長国沢幹雄、元総務部長岡崎彰文の3名を、政治資金規正法違反の疑いで逮捕した。
東京地検の捜査に対して、民主党幹部などは国策捜査ではないか、或いは解散・総選挙を前にした陰謀の可能性もあるのではないか、などと訳の分からない批判を繰り返していた様だし、当日はすっかり姿を消してしまっていた小沢一郎が、翌日4日に記者会見を行ったが、「衆院選が取りざたされているこの時点で異例の捜査が行われたことは、政治的にも法律的にも不公正な国家権力の行使だ」と発言しているらしい。
また、自分は見る事は出来ないのだが、テレビ朝日の報道ステーションという番組では呆れた事に、かなり小沢一郎を擁護していたらしく、同じく4日のスーパーモーニングでも小沢一郎を擁護しながら、何故だか麻生首相を遠まわしだったのかもしれないが、批判していたらしい。更に、最近は全くなくなっているが同日のピンポンでも小沢一郎を擁護するコメントが出回っていた様だ。
東京地検特捜部が西松建設の捜査を始めたのは、本格的に始めたのは昨年の6月からなのだろうか。
当初の捜査は西松建設が海外で裏金を作り、無断で国内に持ち込んだ疑いが出た事から外国為替及び外為法の疑いから始まったのだろうが、日本国内でも既にこの裏金などが政治家に渡っているのではないかと疑われていたらしい。
昨年11月19日西松建設の海外事業部の副事業部長、高原容疑者を逮捕、20日本社及び国沢社長宅を家宅捜査。
09年1月14日外為法違反容疑で元副社長ら4人を逮捕。20日国沢社長は辞任するが、当日に外為法違反容疑で逮捕。
2月3日に副社長、10日には社長を起訴している。
その後からの捜査の目は、行政へと向いている。2月には長野県村井知事に、そして3月になれば小沢一郎の公設秘書にも捜査が掛かったのだ。
東京地検特捜部が小沢にかけている疑いは、やはり逮捕した公設秘書大久保容疑者と同じく政治資金規正法違反だろうな。
西松建設はOB2人を代表として、95年「新政治研究会」と98年「未来産業研究会」の政治団体を設立しているが、可笑しな事にその事務所が、千代田区内の同じビル内の同室。
2団体の収入は、会費と年3回だけ開かれていた政治資金パーティーのみ。パーティーでは1回平均200万近くの収入が計上されていたらしいが。
ちなみに、「新政治研究会」が12年間で寄付した額は3億5千万で、「未来産業研究会」は2千900万と言われている。
この2つの政治団体は、かなり前より正規では無く、替え玉と見られていたようだが、「ダミー政治団体」であった事は間違いないだろう。
小沢の資金管理団体「陸山会」はこの2つのダミー政治団体へ請求書を送っていたと言う情報も流れている。
寄附をされる事は相手側のみ行為なのかもしれない。だが、請求する場合、相手側のみでは無く、両者の間で何らかの関係がある筈。
「陸山海」から請求、或いは要求された西松建設もそれに何も意味が無ければ、何も意味が無ければ従うという事は出来ない。
「陸山会」として請求、或いは要求していたのだろうから、公設秘書大久保容疑者が個人で行っていたなどという事は有り得ない。当然、上位の者も絡んでいる事は間違いないだろう。
小沢一郎は、政治団体を通じてでは無く、企業から直接資金を得ていた事は間違いないだろう。その見返りとして、西松建設にどの様な事をしていたのか、その様な事はまだハッキリとはしないが。
小沢一郎という国会議員は、犯罪を犯してきている。4日の時点でマスコミの連中は、判断は出来ていたのではないか。なのに、責める様な事はせずに、守ろうとしていたなんて。
中川前財務大臣がローマでの会見でちょっと失態を見せただけの時には、「酩酊会見」などと決め付けて徹底的に責め込み、激しくバッシングを繰り返していたのではなかったろうか。だが、中川昭一議員は犯罪などは犯してはいなかった。
対して、責められて当たり前の事をしているだろう小沢一郎議員は、マスコミから責められるどころか擁護までされている。
公設秘書が逮捕され、その後東京地検特捜部の捜査が進むに連れ、マスコミも小沢に関する報道が活発になってきてはいるが、捜査の展開を報じているに過ぎない。と同時に、民主党などの発言も活発に報じている。
このマスコミは、ただ、呆れたとしか言いようが無い
だが、関テレアンカーコーナーで青山氏が唯一、小沢などに関してしっかりと報じようとしているのではないのだろうか。