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小沢一郎は先月24日に米軍に関して大きな問題発言をしているが、更に2月上旬の都内での民主党議員と支持者による会合で、「拉致問題は北朝鮮に何を言っても解決しない。カネをいっぱい持っていき、『何人かください』って言うしかないだろ」といった発言が行われたらしいのだ。
更に、この発言には、即座に箝口令がしかれていたらしい。

小沢一郎という者には、北朝鮮による拉致被害者を本当に救出しなければならないという意志など全くないのだろうな。
でなければ、金だけを出し、「何人かください」などというふざけた発言など出る訳など無い。

民主党議員達も、この発言には大きな責任問題があるとしっかりと認識していたのだろう。だが、連中は発言した小沢を責め様としたのでは無く、小沢の発言を隠そうとしていた事になるのではないのか。
民主党全体が、この小沢の発言の責任問題から逃れようともしていた事ともなる。

まして、小沢一郎は日本よりも中国や朝鮮半島を重視しているとも見られている人物。解決しないと決め込み、金で数人だけ返してもらえばいいといった発言をしているが、その本音は拉致問題では無く、北朝鮮との関係そのものを意識しての事だったのではないのか。
拉致被害者の返還は、その隠れ蓑に利用しようとしているのかもしれない。

田村重信氏のブログ「たむたむの自民党vs民主党」ー小沢“独裁国家”は危険すぎる(森田実氏)ー
http://tamtam.livedoor.biz/archives/51124793.html

この中で、政治評論家森田実氏が現在、自公連立政権崩壊により小沢民主政権が誕生する可能性が高まっているが、小沢民主党は我々国民に対し「政権を取って何をやるか」を何も示してはおらず、現在やっている事は、与党の敵失によって政権を取ろうとしている。
小沢民主党政権が誕生すると言う事は、事実上、小沢一郎に日本の政治を白紙委任する事となるとしている。

実際、中部地方の経済団体によれば、次の総選挙の立候補者シンポジウムを行おうとすれば、民主党からは断られた。その理由が、信じられない事だが選挙の段階で総合政策に関する与野党間での論争が出来ないとしたらしい。
更には、普通は選挙の段階で作成していなければならない筈なのに、民主党の総合政策は総選挙で政権を取ってから作成する事になっている事になっている、と言ったらしい。

産経新聞の【民主党解剖】第1部 政権のかたち(2)「綱領」なき政党の一部が下記のように書いている、

ー引用ー

 もともと結党の原点は、自民党に対抗する二大政党の一角となるための「プロジェクト政党」だった。このため、民主党はいまも憲法や教育、安保、外交など足並みのそろわない基本政策は事実上、棚上げにされてしまっているのだ。

 政権を担う政党として、あるべき国家像をどう描いているのか-。最後のとりでの基本理念でも「地球社会の一員として、自立と強制の友愛精神に基づいた国際関係を確立し、信頼される国をめざす」と書かれているだけだ。

 党中堅はこう言う。「原則を言い始めるとバラバラになる。理念で集まっているわけではなく、何が何だか分からない政党だ。綱領なんかない方がいい」

 綱領なき政党のひずみは、個別政策の一貫性のなさに如実に表れている。

 終身刑創設、永住外国人への地方参政権の付与、人権侵害救済機関の創設…。民主党の基本政策を網羅した「政策INDEX2008」について党内の保守系議員から「第2社会党とみまがうような政策が並んでいる」という批判も聞こえてくる。

 小沢の変化も激しい。小沢は平成5年に上梓(じょうし)した自著『日本改造計画』には、規制緩和や自己責任、「小さな政府」を志向する政策を打ち出し、少子高齢化の到来に備え、消費税率を10%に引き上げ社会保障費に充てるべきだと訴えていた。

 ところが小沢はいま、「国民の生活が第一」と唱え、消費税率の「現行5%の維持」や「子ども手当」と農業者戸別所得補償制度の創設など社会的弱者に配慮する政策を掲げる。かつての持論は吹っ飛び、「バラマキ」路線をひた走っている。内政だけではない。

 「第2次大戦において歴史、民族、言語、文化などまったく異にする2つの国が死力を尽くして戦い、戦いが終わると太い絆(きずな)で結ばれた。その太い絆が日米安保条約だ」

 日米同盟について『日本改造計画』でこう力説していた小沢は、米国が主導するテロとの戦いに背を向け、「米国の極東での存在は米海軍第7艦隊だけで十分だ」とまで言い放った。
(産経新聞2009/03/03)【民主党解剖】第1部 政権のかたち(2)「綱領」なき政党

ー引用ー

民主党は、これまで必死になりただ自民党など与党から政権を奪い取ろうとしていたのだが、改めて考えてみれば民主党はどの様な政権を示しているのか、決して明らかとしてくれてはいない。

一応、昨年マニフェストを出してはいるのだが、その中でも「公立高校の授業無料化」や「高速道路無料化」など、その財源は一体何なのか、そういった事など全く説明がなっていないのではないのではないかと思うのだが。

何よりも、民主党と言う政党その物に日本をどのようにしなければならないか、といった基本的政策など存在しておらず、ただその場その場でいい様に政策の意識を変化させていく、いい加減な政党ではなかろうか。

小沢民主党は、何も政策を作成せずに、ただマスコミと共に麻生内閣の足を引っ張り、無理矢理に解散・総選挙へと持って行き、そして政権交代の展開のみを狙っていた政党である事は、間違い無いだろう。


【民主党解剖】第1部 政権のかたち(2)「綱領」なき政党

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090303/stt0903030003000-n1.htm
昨年10月下旬、民主党の若手衆院議員、長島昭久は国会内の廊下で同党政調会長、直嶋正行に詰め寄られた。

 「あれはどういう意味なんだ」。数日前、長島は衆院テロ防止特別委員会でソマリア沖の海賊対策で海上自衛隊艦艇による民間商船の護衛を首相、麻生太郎に提案していた。自衛隊の海外派遣につながることを懸念する直嶋が、長島に真意をただしたのだ。

 長島は、安全保障はじめ国家の根幹にかかわる基本政策で路線が異なる国会議員と同居する同党の実態を思い知らされた。

 「長島案」にとびついた政府・与党はトンビが油揚げをさらうごとく、ソマリア沖への海自派遣をとんとん拍子で決めた。

 民主党は平成8年に旧社会党と旧新党さきがけの一部が合流して産声を上げた。10年には民政党、民主改革連合などと合流し、15年に代表、小沢一郎率いる自由党と合併した。しかし、党の追求すべき理念や目標を明記した基本文書たる「綱領」をまとめたことがない。

 10年の合流直前に当時の民主党の枝野幸男、民政党の岡田克也、新党友愛の川端達夫ら政策担当者が合併に向け基本政策の調整を行ったときのことだ。「綱領をつくるのはやめよう」と切り出した枝野に異論は出なかった。結局、「最低限の共通項」(同党関係者)を確認する「基本理念」を作成するにとどめられた。

 もともと結党の原点は、自民党に対抗する二大政党の一角となるための「プロジェクト政党」だった。このため、民主党はいまも憲法や教育、安保、外交など足並みのそろわない基本政策は事実上、棚上げにされてしまっているのだ。

 政権を担う政党として、あるべき国家像をどう描いているのか-。最後のとりでの基本理念でも「地球社会の一員として、自立と強制の友愛精神に基づいた国際関係を確立し、信頼される国をめざす」と書かれているだけだ。

 党中堅はこう言う。「原則を言い始めるとバラバラになる。理念で集まっているわけではなく、何が何だか分からない政党だ。綱領なんかない方がいい」

 綱領なき政党のひずみは、個別政策の一貫性のなさに如実に表れている。

 終身刑創設、永住外国人への地方参政権の付与、人権侵害救済機関の創設…。民主党の基本政策を網羅した「政策INDEX2008」について党内の保守系議員から「第2社会党とみまがうような政策が並んでいる」という批判も聞こえてくる。

 小沢の変化も激しい。小沢は平成5年に上梓(じょうし)した自著『日本改造計画』には、規制緩和や自己責任、「小さな政府」を志向する政策を打ち出し、少子高齢化の到来に備え、消費税率を10%に引き上げ社会保障費に充てるべきだと訴えていた。

 ところが小沢はいま、「国民の生活が第一」と唱え、消費税率の「現行5%の維持」や「子ども手当」と農業者戸別所得補償制度の創設など社会的弱者に配慮する政策を掲げる。かつての持論は吹っ飛び、「バラマキ」路線をひた走っている。内政だけではない。

 「第2次大戦において歴史、民族、言語、文化などまったく異にする2つの国が死力を尽くして戦い、戦いが終わると太い絆(きずな)で結ばれた。その太い絆が日米安保条約だ」

 日米同盟について『日本改造計画』でこう力説していた小沢は、米国が主導するテロとの戦いに背を向け、「米国の極東での存在は米海軍第7艦隊だけで十分だ」とまで言い放った。

 11年に小沢が党首を務めていた自由党が自民党との連立を組む際にも、小沢の変化を象徴する出来事があった。関係者によると、自民党サイドが事前に「自由党の安保政策はのめない」と小沢に通告したら、小沢は「いいよ」とあっさり受け入れたという。

 新進党時代に小沢と一緒に行動をともにした自民党閣僚経験者はこう振り返る。「小沢の口癖は『公約は膏薬(こうやく)。張り替えれば効き目がでる』だった」。友党の国民新党代表代行、亀井静香も「小沢にとって政策はアメのごとしだ」と指摘する。

 「民主党は政党ではなく『選挙集団』。小沢にとって政策は二の次だろう。100年に1度といわれる世界不況の中で、このまま政権交代となれば国民は小沢に白紙委任状を渡すようなものかもしれない」

 民主党中堅は自戒を込めてこう漏らした。
(産経新聞2009/03/03)

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