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20日だろうか、オバマ大統領より会談が求められ、麻生首相が承諾する事から急遽実現した日米首脳会談。
それから3日後に麻生首相は渡米し、翌24日にホワイトハウスでちゃんとした会談が行われたのではないかと思うのだが、マスコミは相も変らず揚げ足取りに必死といった感じであろうか。
オバマ米大統領、麻生首相よりもTVキャスター優先
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090226/amr0902261833015-n1.htm
麻生太郎首相との昼食よりも米テレビ・キャスターを優先-。オバマ米大統領が24日の昼、麻生太郎首相との会談後、米有力テレビのキャスターと昼食をともにしていたことが25日、明らかになった。米紙ワシントン・ポスト(電子版)が報じた。
24日の日米首脳会談は、近年の首脳会談では異例の昼食会なしだった。首相よりも米メディア対策を重視した格好だ。
昼食懇談会に参加したのはABCテレビなど3大ネットとCNN、FOXの夕方と日曜日のニュース番組のキャスター。大統領の発言として引用しないことが参加の条件だったという。
同紙によると、昼食ではロブスターのスープ、スズキの料理が出された。ワシントンの政治文化の変革を掲げるオバマ大統領だが、議会演説前にテレビキャスターと昼食をともにするという「伝統」(ペリーノ前大統領報道官)は守ったようだ。
麻生首相はアーミテージ元国務副長官、スコウクロフト、ブレジンスキー両元大統領補佐官(国家安全保障問題担当)らと昼食をともにした。
(産経新聞2009/02/26)
オバマ大統領が、麻生首相との会談を終えた後に昼食をどの様に行ったかを記して、オバマ大統領が麻生首相を軽視していたの様にイメージ化したがっているようだが、ちょっと強引過ぎないか。
20日に麻生首相を会談に招いた時点でも、オバマ大統領のスケジュールはすでに一杯だった筈だ。それを何とかコントロールし、当初は24日に1時間だけ会談できる時間を用意してたのではないのか。
故に、その前後に、麻生首相とオバマ大統領が接触するという事はかなり難しい事になるだろう。
にも拘らず、マスコミは、何故か昼食という言葉をよく使いたがる。
ちなみに首脳会談する時には、絶対になくてはならない物なのか。かなり前からスケジュールが組まれている場合は別かもしれないが、今回の様に突然に組まれた場合、両者共に昼食などといったのんびりした事など、全く望んでもいないだろう。
両者が望んでいたのは、正に会談そのもの。これから、両国でどういった事を行っていかなければならないか、といった事を両者は1時間の予定を20分もオーバーしてまでも語り合ったのだろう。
この会談に関して、民主党の小沢は、「支持率が低迷している麻生首相では、有効な交渉ができるはずはない」とし、「国民の信頼を失った麻生首相に対して、アメリカ側は本気では話をしない」と語っているらしいのだが、本気で話す気がなかったのであれば、恐らく予定時間をオーバーしてまでの会談など無かっただろうな。
それどころか、わざわざ会談に麻生首相を招く必要なども無かったのではないのか。本気で会談する気も無い相手国の首相を招いたりしたのでは、オバマ大統領にとっては完全に時間の無駄。全く意味が無い。
アメリカも厳しい経済状況にあり、その景気対策に必死となっている事は明らか。小沢の頭の中はどうかは知らないが、日本政府もアメリカ政府も暇な状況では無い。
そしてマスコミも会談の要旨を少しは報じるのかなと思えば、昼食がどうの、アメリカのメディアがどうの、海外メディアが何だかんだと関係の無い事を言ってやはり相も変らずいちゃもん付けまくってる。
同じ事ばかり続けてやってられると、きっと我々国民は誰もが気づく事になるんじゃないかと思うんだがな。マスコミのやっている事に。