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3月5日に一人の政府高官が、西松建設の違法献金を巡る立件は自民党議員に波及する事は無いだろうと思うと発言したと報じられた。
一つの記事がきっかけとなり、立て続けに報じられるようになる。また、民主党はどこから情報を得たのか知らないが、6日には政府高官が漆間官房副長官である事を、確定していて、週明けには国会で追及すると発言していた。実際行っていたが。
しかし、政府が公式に政府高官が漆間官房副長官であった事を明らかとしたのは8日での事。それまでに、政府高官が何者であるかを知っているのは、実際にその政府高官と接触していた記者達のみではなかったのだろうか。
マスコミと民主党は、果たしてどの様な接触を行っているのだろうかと、何だか気になってしまう。
20人の記者クラブの記者達との懇談で、漆間氏が何かを発言した事は確かな事だろう。だが、漆間氏が自ら積極的に語ったのだろうか。
逆に、20人の記者達の方が積極的に漆間氏に問うたのではないだろうかと思えて仕方がないのだが。
漆間氏を囲んでいる者達は、皆記者だ。一人の官僚を目の前にして、何も聞かずにただじっとしていられる筈が無い。
というよりも、この懇談を積極的に行ったのも漆間氏では無く、記者クラブではなかろうか。漆間氏個人が記者クラブとの懇談行う意味など、全く無いのだから。
といって、実際に漆間氏から懇談など行おうと思う筈など無く、いつの間にやら、記者クラブのメンバーが漆間氏を囲むようにして、懇談の雰囲気を作っていたのかもしれない。
その場で、西松建設に関する質問を繰り返し、オフレコと意識させながら何らかの発言をさせていたのかもしれない。
漆間氏は当然、官房副長官としての意識をしっかりと持っていた筈だ。ただ質問されただけでは、軽率に答えるといった事は無かったのではないだろうか。
だが、しつこく質問され、更にオフレコも強く意識されればある程度崩れてしまう事は仕方の無い事なのかもしれない。だけど、政党の名前を出す程までに果たして崩れるだろうか。
自分が現在どの様な位置にあるかをしっかりと意識していれば、自分の発言がどの様に影響するかも、しっかりと認識できる筈。例えオフレコであろうとも、軽率に発言などしないだろう。
オフレコでは、この様な取材源の記録が一切記録されないもの。本人がどの様に発言していようと、やろうと思えば、マスコミの方で好き勝手に作り変えることが出来る。
しかも発言した本人がどの様に反論しようとも、すでにその場にいた複数の記者達が証人となってしまっているのだから、すでに無意味とされてしまっている。
さて、今回の漆間巌官房副長官の発言は、一体どのような内容だったのだろうか。その場にいた漆間氏と記者達のみしか知らないのだが、正直に話そうと思っているのは果たしてどっちなのだろうか。