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橋下徹 2011-12-28 関西ローカル キャスト 年末SP


橋本市長は昨年末に朝日放送が放送したローカル番組「キャスト年末SP」とやらに市役所から出演しているらしいが、スタジオにいたコメンテーターと10数分だけの簡単に議論というか、いい争いをやっているが、その事が気に入らなかったのか、スタジオには東国原、古賀、大谷、浜、森永と居たが何故か同志社大学教授である浜矩子氏だけに集中するかの様に批判しまくっている。
 
-引用-
 
  橋下氏のツイートによると、浜氏は橋下氏に対して
「みんなのために働いてもらうために税金で橋下を養っている」
 
と発言したとされる。これに対して、橋下氏のツイッターでは
「この浜と言うおばはん大学教授は、自分が税金を受けていることも分かっちゃいない。大学教授はこう言う人多いね。国立大学はもちろん、私立大学だって運営交付金で税が投入されている。大学教授も、公務員と同じく税で養われている存在なんだ」
 
と反論した。その上で、
「暇で、時間があって、ギャラが安くて使い回しの効く文系大学教授がコメンテーターで好き勝手なことを言ってる。本来コメンテーターなんてその道のプロじゃないとできないはず。タレントさんはタレントさんでその道のプロ。普通の感覚に訴えかけ、番組の雰囲気を盛り上げる」
 
と、自分がコメントする分野に関する十分な専門知識や実務経験がないまま、テレビ番組でコメントが許される現状を批判している。だが、橋下氏は浜氏を批判する中で、
「浜さん、あなたの紫色の髪の毛とその眉毛、そのために国民はあなたに税金を投入しているんじゃないんですよ!」
 
と、容姿についてふれる一幕も。さらに、橋下氏は、
「浜と言う紫頭おばはん」
 
という言葉を2度繰り返してもいる。
 
-引用-
 
キャスト年末SPというのがユーチューブにあったので見た。後半の部分に出て、コメンテーターとやり合っている部分も流されている。その中で大谷氏が浜教授へコメントを求め、橋下へ批判と言うよりも、案を提示しているんじゃなかったろうか。
 
確かに「みんなの為に働いてもらう為に税金で橋下を養っている」といった発言は行っている。だが、その前に橋下が出演した当初に発言した、司会者に忙しいんですねと言われた後だが、「自分は税金で飯食っているから、これ位働くのは当たり前」などと語っている。
 
この発言に対し浜教授は、橋下が当初に語った事を評価している。その通りだと。「人々の為にいざという時にまともに働いてもらう為に我々は税金を払っている」からそれに応える様に語る事はいいとして、橋下の発言に同調している。
 
橋下は大学教授も税金を受けていると言う事を主張し、それらの者達を批判する。では、橋下は自治体の長と大学教授達は同じ立場の者であると認識しているのだろうか。
自治体の長はその地域の行政責任を負う者であり、大学教授は専門分野の研究や、それらを元として学生の教養を行う事が責任なのではないか。
 
互いに税金を受ける者だとしても、任されている責任は全く異なっている筈だ。税金を受けている者だとしても、同じ責任を負わされているという事は有り得ない。税を受けているから、単純に公務員だと表現する事は非常に可笑しな事ではないだろうか。
 
逆に橋下こそ、国会議員と同じ特別職の肩書きを持つ公務員である筈なんだが。浜教授も政府の審議会委員としては、橋下同じ公務員の特別職になるのかもしれないが、同志社大は国立では無く私立。「みなし公務員」とも称されないと思われるが。
 
次にこれまでの橋下の発言は「サッチャー革命」に似ているのではないかと語り始める。「市民の近い所に権限を持っていくことには大賛成」と。だがサッチャー革命では、サッチャーが追及するが結果として成し遂げられず、サッチャーの意図する事とは異なる過大な問題を残す結果となっている。これを踏まえ、橋下には反面教師となり検討してもらいたいとしている。
そして、市民の意思決定の場を持って行くとすれば市役所を解体するのでは無く、府を解体するのがいいのではないか、といった事を語っている。
 
それに対し一応橋下は反論するが、サッチャーが求めていたのは何であり、サッチャー革命に頷いていた橋下は、改革によりイギリスはどの様になったのかなど踏まえ、サッチャー革命と同じ結果を残さない為に、どの様に臨もうとしているのか具体的に語らなければならなかったのではないか。
だが、その様な発言をしているとは思えない。
 
橋下はツイッターでは「本来コメンテーターなんてその道のプロじゃないとできないはず。タレントさんはタレントさんでその道のプロ。普通の感覚に訴えかけ、番組の雰囲気を盛り上げる」としているらしいが、浜教授は経済を専門としている筈であり、その分野ではプロと言っていいのではないか。故に、現在の橋下が行おうとしている事を評価するが、失敗する可能性もあるだろうと指摘した。
 
大学教授ばかりをやっていたのでは無く、先に三菱総合研究所で活躍を行い、後に同志社大学大学院ビジネス研究科教授、そして研究課長となった浜矩子氏は本来のコメンテーターであると思われる。その浜氏に、本当に目指すはこうあるべきでは無いかと訴えられるが、それにまともに答える事が出来なかった橋下。
 
橋下も知事職に就く前にはコメンテーターをやっていたし、色々な分野に対し色々な発言を行なっていたんじゃなかったか。あの時には、コメンテーターとは何か、どの様な認識を持っていたのだろう。
 
橋下は1月3日にツイッターに「政治行為・行政行為に影響する批判・コメントするなら、政治・行政の経験なければ出来ない」といった事を書いている。コメンテーターの時には、自分の書いてる様な経験なくとも、活発に政治・行政に批判・コメントを繰り返していたんじゃないかと思うが。
 
だが、橋下のツイッターをそのままに受け止めれば、政治・行政に対する批判・コメントはその経験のある者意外は出来ない。これは、一般市民も含んでの発言となるだろうな。要するに一般市民に批判などは許されない。
 
因みにはてなキーワードには、大学の文系は文学部、法学部、経済学部、社会学部、商学部、教育学部、神学部などと記されてある。経済、社会を研究する者に政治や行政への批判は許されないとなるのだろうか。理系に対する同じ様な批判が無い。文系は意味無い批判をするが、理系はそうでは無いと言っているのだろうか。
 
また、3日から8日までのツイッターを勝手に拝見させてもらえば、文系大学教授という者を激しく執拗に批判し、特に同志社の浜、山口、中島を集中して批判している。山口、中島は北海道大学の山口二郎教授であり、中島岳志准教授だと思われるが。
 
文系教授の批判、とくに浜、山口、中島の3氏に集中した批判のきっかけは田中祐輔氏が12月21日に書かれたツイッター。「やっぱ「批評家」って最悪。批評家でありがちなのは、(1)自分が成果出してないのに他人を批判する、(2)批判するだけで具体的な提案がない、(3)批判するくせに自分は大志をもっていない。こんなヒトは百害あって一利なし。」らしい。
 
だが、この事をきっかけに批判を繰り返す橋下に対し、田中裕輔氏は1月6日に「橋下サンのつぶやきで誤解されつつあるが、僕が前のつぶやきでクソッタレとこき下ろした批評家とは「会社における批評家」。今のウチの会社にはいないけど、戦略が悪いと言うクセに代替案が無い、上司が悪いと言うクセに「じゃあお前やるか?」と言われたら「それはいいです」って、もう消えろ、と。」と書かれている。
 
個人の書いたツイッターをしっかりと理解もせずに、文系大学教授とやらの批判にいい様に利用しているに過ぎない。
 
では、文系の中で同志社の浜教授や、北海道大学の山口、中島氏などを集中して批判するのだろうか。浜教授は、現在取り組もうとしている橋下のあり方を指摘された事が気に入らなかったのだろうか。山口、中島氏は今年3月に平松前市長が、
 
-引用-
 
 11月の大阪市長選で落選した平松邦夫前市長らが来年3月、地方自治や行政の問題を扱うシンクタンク(調査研究機関)を設立し、理事長に平松氏が就任することが関係者への取材で分かった。平松氏に考えの近い北海道大大学院の山口二郎教授(政治学)や中島岳志准教授(アジア政治)もメンバーに入る見通し。市長時代に市の特別顧問を務めた思想家の内田樹(たつる)氏も参加し、教育問題で助言するという。平松氏は経験を生かし、市長選で対決した橋下徹市長の市政運営を“監視”し、発言していく意向だ。
 
-引用-
 
と言う事らしいが、故に山口教授、中島准教授を非常に嫌っているのだろうか。と同時に、勝手な憶測だが政治・行政の経験がなければ批判する資格などないと執拗に主張しているのだろうか。
 
自分の行っている事を批判は一部の者意外は正しい事では無い。逃げ口上を主張し、印象付けようとしているのではないかと思えてしまうのだが。だとすれば、自分のやろうとする事にしっかりとした自信を持ち得ていないという事になると思えてならない。

 
 
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