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野田が面白い発言をしている。主張している「税と社会保障の一体改革」を、大局的見地で判断してもらいたいと。

自分の主張している事を、間違った見方で判断してもらいたいと。

野党は大局見て決断をと野田首相 消費税協議で


 野田佳彦首相は5日、消費税増税の協議実現に向け、野党に「政局よりも大局(的見地)に立っての決断を願いたい」と促した。6日午前に政府、与党の「社会保障改革本部」で消費税率を2段階で10%に引き上げる社会保障と税の一体改革大綱素案を決定し、連休明けの10日にも協議入りを正式要請する。ただ自民、公明両党は協議拒否の姿勢を崩していない。野党対応に関し「政局優先」との見方をにじませた首相発言を受け、さらに硬化する可能性もある。

 首相は5日、都内での経済3団体新年会で「国民のために決断するのが政権党のあるべき姿だ。野党が決断すれば日本の政治は前進する」と強調した
(共同通信2012/01/05)


大局的見地とは、実用日本語表現辞典では「大きな観点に立ったものの見方。全体の局面を見据えた視点。大局的な見地。」とある。だが、野田が「税と社会保障の一体改革」で訴えるのは消費増税により社会保障の財源を得なければならない。
それだけで、増税するなら同時に訴えなければならない、デフレからの脱却などに関して具体的な政策などは何も語っていないのではないか。

「税と社会保障の一体改革」と訴えながら、社会状況も含めた全体では無く、社会状況は無視した消費増税による社会保障の財源確保だけに視点を向け、訴えているだけではないか。

大局的見地により政策を判断しなければならない責任者は総理である野田の筈だが、ただ単に自分のやろうとする事に目を向けてもらいたい。自分の望む事の成立に協力してもらいたいと語っているだけだろう。

また、「国民のために決断するのが政権党のあるべき姿だ。野党が決断すれば日本の政治は前進する」と強調しているらしいが、自分達が野党だった時に常に行っていた事は何だったのだろう。
日本の社会状況の回復、政治を前進させる事では無く、政権党の決断を常に国民には良くないと主張し、政策への協力を拒否していたのではないか。

それにより、日本の総理が毎年代わらされる事となり、日本の政治を混迷させていったのではないのか。そうする事により、政権を確保する事ばかりに集中していた筈だ。
これにはマスコミも関わり、国民の政治への意識を批判させる様に煽り、民主へと目を向けさせていった。

だが政権を得たとしてもデフレからの脱却など、成さなければならない実質的な政策は一切考えられては無く、国民の目を引く為だけの政策を訴えていただけに過ぎない。
時が経つに連れ、経済・財政を回復する為の政策が一切考えられていなかった事が明らかとなり、と同時に逆に悪化させて行っただろう。

そうして苦しくなっていく財源を「税と社会保障の一体改革」として消費増税を行い、補おうとしているだけに過ぎない。それによる社会への影響など一切無視し、自分達の行ってきたミスを補おうとしているだけに過ぎないだろう。

国民の生活では無い。自分達の事だけを意識し行おうとしている事に、大局的見地で何故判断を求められなければならないんだ。

何よりも日本、そして国民生活を真剣に考えていたのであれば、野党の時から単に政策を批判し協力を拒否するのでは無く共にどうすべきかを考え、日本の為の国民の為の政策を共同して行おうとしなかったんだ。

自分達が苦しい状況となってから、与野党は協力しなければならないと訴える。虫のいい、国民生活をどこまでも無視し、自分達の事ばかりを考える無責任な行動はいい加減に止めてもらいたい。そう思えてならない。
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