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金正日の死去に関して、現在の日本政府の情報収集の能力が疑問視されている。
山岡賢次・国家公安委員長は20日の閣議後の記者会見で、19日の安全保障会議に遅刻したことについて、「こういう場合は事務方が出るべきだったと思う」と述べた。安全保障会議設置法は会議の「議員」として外相や国家公安委員長などを明記しており、事務官は議員に含まれていない。また山岡氏は遅刻の理由について「あらかじめ届けをして栃木県警などを訪問していた」と釈明した。
これに関連し、藤村修官房長官は20日午前の記者会見で、「警察庁の事務方の連絡不備があったと反省している。注意したい」と説明した。
山岡氏は19日午前、地元・栃木県におり、同日午後1時から開かれた安全保障会議の終了とほぼ同時刻に首相官邸に到着した。藤村長官は記者会見で、19日午前10時半ごろに「正午から北朝鮮の特別放送がある」との情報があったと指摘。その上で「特別放送という言葉にもっと敏感になり、早急に連絡すべきだった」と警察庁の対応を批判した。
(毎日新聞2011/12/20)
北朝鮮の特別放送は、金日成が死去した時にも行われている。今回、金正日の死去に関しても特別放送が行われている。更に、その特別放送が行われる事は19日の午前中に2回も予告されている。
「拉致問題」の解決と最も係りのある筈の国家公安委員会の長である山岡は、北朝鮮の動きには敏感でならないと思うんだが、北朝鮮に何らかの動きがあれば即座に伝える様に指示を行っていなかったのか。或は、全く無関心だったのだろうか。
金日成が死去したのは94年の7月。17年前のこの時にも特別放送が行われていた事は官僚と同時に、政治家の者達にも記憶と理解していた者が多くいたんじゃないかと思うのだが。そして、その当時からこれまで続けている者達は多くいるじゃないのかな。
特に国家公安委員会、或は警察庁の者達なら、更にはそのトップの現役や勤めていた者であれば金日成が死去した時に北朝鮮でどの様な事が行われていたか、しっかりと把握していたんじゃないかと思えてしまう。
17年前と同じく、北朝鮮のメディアが正午から特別放送を行うと、午前中に2度も予告されていた。
帰京以前に、栃木県警にいた時に山岡に伝わっていて可笑しくないんじゃないかと思うんだがな。
更に、安全保障会議に10分遅れて出席したらしいが、それまでに自分の代理として警察庁幹部が参加していなかった事も事務方のミスだと批判している。だが、どうして幹部が代理参加しなきゃならないんだ。しても意味無いだろう
安全保障会議設置法第五条の1では「 内閣法 (昭和二十二年法律第五号)第九条 の規定によりあらかじめ指定された国務大臣」としている。
そして指名されている国務大臣は、総務、外務、財務、経産、国交、防衛、官房長官、国家公安委員長とある。
更に2では、「議長は、必要があると認めるときは、前項に掲げる者のほか、同項に掲げる国務大臣以外の国務大臣を、議案を限つて、議員として、臨時に会議に参加させることができる」とされている。官僚を議員とする事は認められていない。
この様なみっともない責任逃れなどしてもらいたくは無い。こんな閣僚がいるという事が、日本の政治の恥だ。
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