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地検特捜部による小沢への事情聴取が、1月23日、午後2時から4時間30分も掛けて、しかも休憩時間など一切とらずに行なわれた。
この事で、小沢は「説明責任を果たした」などとほざいている民主党議員などがいるらしいが、「ふざけるな」と言う気持ちで一杯だ。
小沢氏、虚偽記入の関与否定 4億円「個人の資産」
http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010012301000025.html
小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる収支報告書虚偽記入事件で、東京地検特捜部は23日午後、東京都千代田区のホテルで小沢氏を約4時間半にわたり事情聴取した。特捜部は5日から聴取を要請していた。
現職の与党幹事長に対する捜査機関の事情聴取は極めて異例。鳩山政権にも影響が出そうだ。
聴取後に記者会見した小沢氏は「私自身は全く分からないというふうに(検事に)答えた。2通の調書に署名した」と述べ、虚偽記入への関与をあらためて否定。また「国民を騒がせ、恐縮している。申し訳ない」と陳謝し、幹事長を続ける意向を明らかにした。
焦点となっている土地代の原資については、1985年の自宅の買い替えで残った2億円と、家族名義の口座分3億6千万円を、89年11月から2002年4月にかけてそれぞれ銀行から引き出し、東京・元赤坂の事務所金庫に保管。04年10月時点で残っていた4億数千万円のうち4億円を陸山会に貸し付けたとした。
ゼネコンからの「裏献金」について小沢氏は「不正な金は一切受け取っていない。秘書や秘書だった者も受け取っていないと確信している、と申し上げた」と説明した。
小沢氏側は聴取をこの日限りとするよう事前に要望しているが、特捜部は今回の説明内容を不十分と判断すれば、あらためて聴取を要請する可能性がある。特捜部は小沢氏本人の刑事責任追及を視野に捜査を進めている。
(共同通信2010/01/23)
聴取後に小沢は同じホテルで記者会見を行っている。ここで、初めて自らの口で少々詳しい説明を一応行なっているのだろうか。
だが、検察の聴取には自分にとってとても都合の良い様に、曖昧な答え方をしていたみたいだな。
だから土地購入に関しては、その理由と利用した資金に関してはハッキリと答えているのだ、検察がリークしてマスコミが流しているじゃないかと、アホみたいに「いちゃもん」を付けている民主党が非常に嫌がっている部分に関しては、曖昧な答え方をしているみたい。
自分にとって都合のいい部分にはハッキリと答え、そうでない部分に関してはとてもいい加減に答えてしまっている。
だけども悪党なら、これが当たり前の答え方なのかもしれないが。
小沢氏団体不透明会計:小沢氏事情聴取 小沢氏の説明(全文)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100124ddm003010123000c.html
本日は、午後2時ころより午後6時30分ころまで東京地検特捜部の要請を受けて事情説明をいたしました。
今までは、検察官への説明前の段階だったので、発言を差し控えておりましたが、この機会に、新聞・テレビ等で報道されております陸山会の不動産購入とこれに関する資金の流れ等についてご説明いたします。
◇陸山会に4億円を貸し付けた経緯
秘書の数も増え、妻帯者も増えたので、事務所兼用の住居を提供したいと思っていたところ、秘書が本件土地を見つけてきて、これはいいのではないかということになりました。それで、秘書に不動産業者にあたらせたところ、土地売買代金額が金3億4000万円余りと決まりました。
そこで、この土地を購入することになりましたが、当時陸山会の経理を担当していた秘書から各政治団体の資金をかき集めればなんとかなるが、そうすると各政治団体の活動費がほとんどなくなってしまうので、私に何とか資金調達できないかと言ってきました。
そこで、私は自分個人の資産の4億円を一時的に陸山会に貸し付けることとしたのです。
◇平成16年10月に私が陸山会に貸し付けた4億円の原資について
(1)昭和60年に湯島の自宅を売却して、深沢の自宅の土地を購入し建物を建てた際、税引き後残った約2億円を積み立てておいた銀行口座から平成元年11月に引き出した資金2億円(2)平成9年12月に銀行の私の家族名義の口座から引き出した資金3億円(3)平成14年4月に銀行の私の家族名義の口座から引き出した資金6000万円を東京都港区元赤坂の事務所の金庫にて保管していました。平成16年10月には、同金庫に4億数千万円残っており、うち4億円を陸山会に貸し付けました。
4億円の一部は建設会社からの裏献金であるやの報道がなされておりますが、事実無根です。私は不正な裏金など一切もらっておりませんし、私の事務所の者ももらっていないと確信しています。
◇4億円の銀行口座への入金や売買代金支払いへの関与について
全て担当秘書が行っており、私は、全く関与していないので、具体的な処理については分かりません。
◇所有権移転日を平成17年にした理由について
そのことについては何の相談も受けていません。
購入資金は自分で出しており隠し立てする必要はないし、また所有権移転日を翌年にすることに政治的にも何のメリットもないので、何故翌年にしたのか私には分かりません。
◇売買代金支払い後に定期預金を組んで預金担保に借り入れをした理由について
具体的な事務処理については、私は関与していないので分かりません。
◇銀行から融資を受ける際に個人が借り入れ、陸山会に貸し付けた理由
これについても私は関与していないので分かりません。
ただし、以前に陸山会が不動産を購入した際にも金融機関から個人での借入を要請されたこともあったので、担当秘書から銀行の書類に署名するように頼まれ、そういう理由からと思って署名したことはあります。
◇収支報告書の記載について
私は、本件不動産に関する収支報告書の記載については全く把握していませんでした。また、収支報告書の記載内容について、相談されたり、報告を受けたこともありません。
◇収支報告書の内容の確認について
常々、担当秘書には、政治団体の収支についてはきちんと管理し、報告するように言っていましたが、実際に私自身が帳簿や収支報告書を見たことはありません。担当秘書を信頼し、実務については一切任せておりました。
担当秘書から、各政治団体ごとの収入支出と残高などの概要について報告を受けることはありましたが、収支報告書の内容を一つ一つ確認したことはありません。
(毎日新聞2010/01/24)
平成元年から9年、14年と3日に分けて引出し積み立てたという合計5億6千万なんて現金を、金庫に保管して置いたと主張しているらしいけど、どうしてわざわざ引出してから、土地を購入するまでの長い間、都合よく金庫へ保管してたんだろうね。
土地購入に関しては、小沢本人が指示を出していた事は、会見で小沢本人が認めているのではないのだろうか。
そして購入の為に小沢は個人資金を「陸山会」へ貸付けたと主張している筈だが、「陸山会」は、何故だか小沢の資金で土地の購入代金を支払った後に、更に「小沢名義」で4億円の借入金を行なっている。
また、土地購入直後に4億円の定期預金を組み、それを担保として「小沢名義」で4億円の融資を受けているとなっている。
そして、借入金、或いは融資であっても収支報告書に記載が無かった。
土地に関しては、小沢が指示を出している筈であり、関わっていた事は間違いない筈だ。全く関与していなかったとはとてもじゃないが考えなれない。
だが、これらに関して小沢は関与していなかったので判らないなどと全くしらを切っているではないか。
地検特捜部は更に捜査を進めていくだろう。そうすれば、改めて事情聴取を求める事となるんじゃないだろうか。その時、小沢はどの様な反応を示すのだろうか。