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民主党はこれまで、「国民の生活が第一」と同時に「民意」なんて事を強く訴えて来てなかったろうか。

名護新市長 官房長官「発言は大きな民意ではあるが…」

http://www.asahi.com/politics/update/0126/TKY201001260145.html
 平野博文官房長官は26日の記者会見で、沖縄県名護市長選で米軍普天間飛行場の市内移設に反対の稲嶺進氏が当選したことに関連し「新しい市長が生まれ、その発言はひとつの大きな民意ではあるが、国の安全保障の一環である基地問題を含めて民意として受けとるのかというと、そうではない」と述べた。選挙結果は地元の民意として受け止めるが、安全保障政策全体を見渡しての政府判断とは別だとの考えを示したものだ。

 平野氏は前日の会見でも選挙結果について「一つの民意としてあるのだろうが、そのことも斟酌(しんしゃく)してやらなければいけないという理由はない」と発言。沖縄側から「これまでとは状況が違う。くみとってもらいたい」(稲嶺氏)と反発の声が上がっている。

 また、平野氏は26日の会見で「地元自治体の合意も含めて5月に結論を出すのか」との質問に、「合意かどうかは別の問題。理解を求めていかねばならないテーマだが、合意が取れないと物事が進められないものなのか」と述べた。鳩山内閣は5月までに米国との合意の上で移設先を決める方針だが、平野氏はそれまでに地元自治体の合意は必ずしも必要ないとの考えを示した。

 一方、鳩山由紀夫首相は参院予算委員会で、名護市長選の結果について「名護市民の思いだ。一方で、安全保障問題は国が責任を持たないといけない」と強調した。
(朝日新聞2010/01/26)

鳩山は、この名護市長選挙の結果を沖縄米軍移転の参考にしたいといった発言を、何度もしていなかったろうか。

だから昨年の衆議院選挙と同じ様に、鳩山達の言葉を信じて名護市の人々は、米軍基地の移転する事を拒否して投票したんじゃないのかな。

そして、反対派の新市長が誕生した。また、選挙では民主党が推薦をしていた。

だが、何故だろうか鳩山はこの結果に対して、何度もゼロベースだと発言している。名護市長選の結果を、まるで無視している様な気がしてならないのだが。

そして何よりも平野は選挙結果を「斟酌する理由はない」と発言しているではないか。要するに、名護市の人々の思いを全く無視しようとしている。

民主党はこれまで「民意」を強く訴えてきていた筈だ。であるなら、名護市の人々の思いを「斟酌」しなければならないのではないかと思うのだが。

民主党には「国民の生活」を第一に考えてもいなければ、「民意」も全く無かったのかもしれないな。

 

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