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11日に大地震発生により、原発事故が発生の可能性がある事から、それに関する対処をすぐにやれと政府の側は、東電の現場の方へ伝えていたらしいじゃないか。それも、しつこくに。
更に、菅が視察に行くには、その作業が行われている事が前提となっていなければならなかったらしいな。枝野が発言していた筈だ。
菅直人首相は29日午前の参院予算委員会で、震災翌日にヘリコプターで福島第一原発などを視察したことが東京電力の初動の遅れを招くことはなかったとの認識を示した。
東日本大震災後、首相が国会で答弁するのは初めて。首相は、自民党の礒崎陽輔氏の質問に対して「重大な事故だという認識を持っていたので、現場の状況把握は極めて重要だと考えた。私が視察に行ったことによって(対応が)遅延したという指摘はまったくあたっていない」と述べた。当初から格納容器からの排気(ベント)を行うよう東電に伝えていたとも主張した。
首相は「その後の経緯を考えると、現地に行って責任者に直接話を聞いたことが、対応を立てるうえで極めて有効だったと今でも思っている」と説明。視察の理由については「間接的なことも多くて、つかみきれないという状況もあった」とも述べた。
班目(まだらめ)春樹原子力安全委員長が28日、首相が視察の際に「原子力について少し勉強したい」と述べていた、と証言したことについては、首相は「そういう言葉を発した記憶は必ずしもない。状況を把握したいという意味で発言したことは当然あった」と説明した。
また、首相は福島第一原発の現状について「予断を許さない状況が続いている」との認識を示した。
(朝日新聞2011/03/29)
菅は、16日笹森内閣特別顧問との会談で「自分は原子力の問題に詳しいんだ」と言い切っていたんだよな。
という事は、原発の事もいちいち勉強しなくても、或いは現場に見に行かなくても、一体どういった事が起こっているのか、どうしなければならないのか、即座に判断できていた筈だ。
わざわざ現場まで行って、マイクロバスで敷地内を視察というよりも見物し、所長さんに現場の説明をしてもらっていた。そして、東電の副社長に、「早め早めの対応を願いたい」と告げたらしいが、そんな事をして対策を立てる事にどれだけの有効性があったというんだ。
あいつは現場へ行った後に、原発災害対策本部を設置し、本部長となっている。なのに原発事故への対策はなっているどころか、悪化している一方ではないか。政府としてちゃんとした対策が行われているとは、全く思えない。
昨日には微量だが、プルトニウムも検出されたらしい。この物質は原爆に関わる物だろ。こういった物が、もしも大量に検出される事となればどうしてくれるんだ。大きな問題となるんじゃないのか。
微量なら人体に影響は無いとされるが、大量に検出されるようになれば、果たしてどうなるのだろうか。
ここまで原発事故を悪化させてしまった、政府の不手際な対応は大きな責任が求められなければならないんじゃないのか。