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菅は11日の会見というよりも、一方的に喋っただけだったと思うが、福島第1原発に関して、自分を本部長とする緊急災害対策本部を直ちに設置し、政府として総力で取り組んでいくんだと訴えていた。
自分達が、しっかりとした対策を取るんだと言い切っていたんだよな。だが、15日になって、何やら違った事を言い始めていないか。
東日本大震災:「一体どうなっている」首相、東電に激怒
東京電力福島第1原発を巡る一連の事故は、人体に影響を及ぼす高濃度の放射性物質が放出されたことで、極めて深刻な事態に発展した。政府は15日未明、東京電力と一体で事態に対処する「福島原発事故対策統合連絡本部」を設置。同日午前の緊急災害対策本部などを急きょ延期し、対応に追われた。菅直人首相は午前11時から緊急に記者会見し「これ以上の放射性物質の漏えいが出ないよう全力を尽くしている」と述べ、国民に冷静な対応を訴えた。
「ぜひ冷静に聞いてほしい」。会見の冒頭、首相はこう前置きした上で、高濃度の放射性物質の漏えいを公表した。続く会見で枝野幸男官房長官は、漏れた放射性物質の量について「従来の数値と異なる。身体に影響を及ぼす可能性のある数字なのは間違いない」と述べた。
◇未明に本店訪れ
東電から政府への情報提供の遅れに不満を募らせていた首相は、この日午前5時40分、東京・内幸町の東電本店を自ら訪れ「テレビで爆発が放映されているのに、官邸には1時間ぐらい連絡がなかった。一体どうなっているのか」と東電側を強く批判。「あなたたちしかいない。(原発からの)撤退などあり得ない。覚悟を決めて下さい。撤退したら東電は100%つぶれる」と、事態収拾に全力を挙げるよう指示した。
だが、事態の深刻さは関係者の予想を超えていた。首相が東電に向かって約1時間後の午前6時40分、枝野氏がこの日2度目の記者会見で、2号機の圧力抑制プールの破損を公表。さらに4号機でも火災が発生した。政府は15日午前に予定されていた緊急災害対策本部と原子力災害対策本部を延期して、事故の対応を最優先させた。
一方、防衛省は15日午前、2号機の爆発事故を受け、陸上自衛隊が予定していた給水作業を中止した。同原発の緊急事態応急対策拠点施設「オフサイトセンター」に司令部要員15人を残し、中央特殊武器防護隊150人など計180人の隊員は、14日深夜から陸自郡山駐屯地(福島県郡山市)に退避しているという。
(毎日新聞2011/03/15)
菅は、東電から爆発から官邸にすぐに連絡が無かったじゃないか。と、わざわざ東電本社まで出掛けて文句を吐きまくったらしいが、可笑しくないか。この地震が発生した当日の会見では、自分達が総力を持って対応していくんだと言い切っていた。
であれば、福島第1原発に関しても東電だけに任せるのでは無く、自分の配下の者も置いておかなければならないだろう。
というよりも、経済産業省の原子力安全・保安院が全国の原発を安全確認を監督する「原子力保安検査官事務所」なんてのがあって、福島第1原発には「福島第1原子力保安検査官事務所」が置かれてるだろう。
官邸は、東電からじゃなく官僚から報告を受ける事が当たり前なんじゃないのか。「原子力安全・保安院」から、ちゃんと連絡を受けてるんじゃないのか。
東電は政府とは別に対応策を行っていたのだろうし、その行動を取っていたのだろう。そして、その情報は官邸では無く、政府にちゃんと伝えていたんじゃないのか。
政府も対応策を取っていた。では、その対応策とは一体なんだったんだろう。全て東電任せという事だったのだろうか。
東電に従い、政府は原発に関する行動を取っていた。だから官僚からでは無く、東電から情報が官邸へ届かないから、菅は怒りが爆発していたんだろうか。
東電に出掛けた後の会見で、国民に落ち着いてくれとか言ってたな。そんな事は、自分に言うべきじゃなかったのか。