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野田は国会の質疑で、野党・民主もやりすぎたと発言しているらしいが、そんな言葉で了解される行為では無かったろう。
野田佳彦首相は6日午後の参院予算委員会で、野党時代の民主党の国会対応について「われわれもやり過ぎた部分はあった。反省すべき点はある」と述べた。一方で、自民党などに対しても「与党を長い間経験したのだから、その原風景を忘れないで、お互いかみ合う議論をしていきたい」と協力を呼び掛けた。
首相は、前回衆院選の演説で「マニフェスト(政権公約)に書いてないことはやらないのがルール」などと自公政権を批判したことに関しても、「言い過ぎだった。紋切り型で言ったところは反省しなければいけない」と陳謝した。たちあがれ日本の片山虎之助氏への答弁。
(時事通信2012/02/06)
野党・民主が行っていたのは、国民生活も無視した自分達の得ばかりを求め、質疑には常に否定し議論にもまともに応じようとはしなかった。そして、政権が変わる毎に総選挙を要求する。
世間はメディアと民主が一致した行動を行っていた事から、ただ政権交代を求める意識が高まっていた。それを利用して、政権を奪い取る為だけに必死に活動していただけだ。
また、野田は「与党を長い間経験したのだから、その原風景を忘れないで、お互いかみ合う議論をしていきたい」と訴えるが、野党・民主の時には政権与党は法案を提出した段階で与野党の議論を国会で行う事を求めていたのではなかったろうか。
だが、政権与党となってから、自分達には何も出来ないと思い知らされる様になったのだろうか。ちゃんとした法案作成も行わず、その作成の協力を求めようと与野党協議を求めている。
政権与党としての責任を放棄し、ただ野党に頼りすがろうとしているに過ぎない。
そして「与党を長い間経験したのだから、その原風景を忘れないで、お互いかみ合う議論をしていきたい」とも発言しているが、交代前の政権与党に原体験をしみこませていたのは野党・民主達だ。
それも野党・自民などはちゃんとした法案を提出してもらいたい。早く議論を行える様にしてもらいたいと強く訴えていると思うが、野党・民主が行っていたのは徹底的な批判と議論拒否。
普天間基地問題に関しても、当時の政権与党の行っていた行動を一切認めようとはせずに、沖縄県内への移転では無く、国外、最低でも県外への移転を訴えていた。そうでなければならないと。だが思い返してみれば、国外、最低でも県外への移転をどの様に実行するのか、その中身をしっかりと明らかとし、真意に訴えていたのだろうか。
中身を明らかとせずに、ただ訴えていただけではなかったか。その事により、普天間基地問題は「固定化」という大きな危機にまで落とし込まれてしまっている。民主が野党の時に、マスコミと結合し日本をどのような方向へ向けてくれたのだろうか。
民主が野党の頃の政治状況は野田もしっかりと体験している筈だ。あの頃を忘れないで、本当にかみ合う議論をしたいと訴えるのであれば、現在は「税と社会保障一体」を政策の軸としているが、その為の法案を早々に作成し、どの様な議論を求めたいのかを自分達から明らかとしなければならないだろう。
自分達ではちゃんとした物が作れないから、作成に協力を求める。議論を求めている事にはならない。ただ政権責任を放棄し、助けを求めているに過ぎない。
野田達の方こそ、あの頃を事を忘れないで、自分達が政権与党としてどの様な事を行わなければならないのか、しっかりと考え行動してもらいたい。そういった事も出来ないのなら、さっさと国会を解散し選挙を行ってもらいたい。
何も出来ない、口ばかりでやろうとしない政党に、いつまでも政権を任せていたいとは、全く思ってなどいないから。