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民主は野党の頃には、「情報公開」を常に主張していた筈だ。一応、政権与党に問題ありとして批判と主張を行っていたんじゃないかな。
 
政権与党となれば、自・公政権と同じ事をしてはならないと、しっかりと意識してなければならなかった筈だが。
 
 
 
 東日本大震災に伴う政府会合の議事録の未作成問題に関連して平野達男防災担当相は31日の記者会見で、1995年の阪神大震災や2004年の新潟県中越地震でも非常災害対策本部の議事概要や議事録を作成していなかったことを認めた上で「国会で騒ぎになっているが、政府全体として慣習みたいなものがあった」と述べ、災害対策の会議で記録を残さないのは民主党政権以前からの対応との認識を示した。
 
 平野氏は「会議が終われば記者会見し、資料を公表することで十分との判断がずっとあった」と説明。
(共同通信2012/01/31)
 
正直言って、阪神大震災や中越地震に関する議事録が作成されていたかどうかは、全く知らない。本当に、見た事がないので。
 
だが、本当に阪神淡路大震災や新潟中越地震なんかで議事録作成されてなかったなら、それも自・公政権の情報の取り扱いの批判の要因としてたんじゃないのか。これらの災害に関する議事録が作成されていなかったじゃないかと。
 
要するに、災害に対する議事録は絶対に作成しておかなければならない、と批判し主張していたんだろう。
 
平野は「災害対策の会議で記録を残さないのは民主党政権以前からの対応」と話したらしい。自分達のやった事の言い逃れに、単純に過去の例を利用しているだけじゃないか。しかも、野党の頃には議事録が残されない事を厳しく批判していた筈だ。
 
野党の頃の批判の意識が本物だったら、政権交代した後には全ての会議の議事録はしっかりと作られていたろうし、東日本大震災の対策会議の議事録もちゃんと作ってなければならなかったと思えてならない。
 
だが、東日本大震災だけでは無く、その他の会議でも議事録が残されていない事が多くあったらしい。野党の頃には、ただ印象を良くする為に吼えてただけで、「情報公開」に関しては重視する意識が全く無かったんだろうな。
 
更に、自分達の行った大失態を「政府全体の慣習」として、言い逃れというか、責任逃れをしようとする。防災担当相の職を任されていながら、呆れた言い訳をする。そんな自分を、恥ずかしいと思う事は無かったのかな。
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