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野田首相は、所信表明で現在の日本の危機を脱する為に与野党は、徹底的な議論などにより一致点を見出さなければならないとしていなかったか。
与野党が徹底的な議論を行う場は国会の筈だが、何故か野田政権はその国会を開く事を非常に嫌っている様だ。所信表明と行動が、全く矛盾している。
民主党の平野博文国対委員長は28日午前、国会内で自民党の逢沢一郎、公明党の漆原良夫両国対委員長と個別に会談し、30日までの今国会を再延長しない方針を伝えた。
これに対し、逢沢、漆原両氏とも「再延長しないなら、次期臨時国会では2011年度第3次補正予算案の審議に入る前に、各委員会での閣僚の所信聴取と質疑などを実施すべきだ」と主張。なお民自公3党間で調整することになった。
また、平野氏は3次補正に関する与野党協議を重ねて要請したが、結論は出なかった。
一方、逢沢氏は、元秘書3人が政治資金規正法違反事件で有罪判決を受けた小沢一郎民主党元代表の証人喚問を求めたものの、平野氏は難色を示した。
(時事通信2011/09/28)
当初、臨時国会は4日のみとしていたが野党の強烈な批判と、世間の目を意識する様になったのだろうか、徹底して延長を拒んでいた民主だったが、臨時国会も最終日になり突然に今月末までの延長を認める様になった。
そして、今週からやっと野田政権による予算委員会が開催される事となった。
所信表明の通り、与野党が徹底的な議論を行い一致した結論を出さなければならないとするなら、国会は今月末で閉会したとしても、即座に延長する事を決断しなければならない筈だ。
だが、野田政権にはその様な意思が無い。所信表明とは完全に異なり、与野党の議論を強く避けようとしている。
所信では第三次補正の準備作業を速やかに進めるとも主張しているが、即座に国会提出し速やかに決定する事を行おうとしているとは全く思えない。
法案が成立されるのは国会だ。その国会が開かれなければ準備したとしても提出する事など不可能だし、その法案に対する与野党による議論も出来る訳が無い。そして成立など完全に不可能だ。
本心から復旧・復興を進める事を意識し三次補正を早く進めなければならないとしているならば、野党に要求されなくとも国会を活発に開こうとするだろうし、法案提出を即座に行い成立が素早く行われる事を強く求めようとしていなければならない。その様な意識など、全く無かったんだろうな。
また、民主の国対委員長の平野は三次補正に関し自公のみに与野党協議を要請した様だが、これは国会を無視している行為としか思えない。国会は3党のみで構成されているのでは無い。議員数は少ないかもしれないが、他にも多数の政党が存在している。
与野党協議はこれらの政党も含めて行う事を求める事が、本来の姿じゃないのか。自公はどの様な意識を持っているのか知らないが、民主は他の政党を無視した連合政権を意識するかの様な行動を行おうとしている。
与野党による連合政権などは存在していないだろう。馬鹿げた事などはしてもらいたくは無いし、自公にも民主の誘いに安易に乗る様な行動を取ってもらいたくはないものだ。民主と同じく、国会を無視した行動を取っている様に思えてしまう。
そして、三次補正に関して野田政権は財政状況を訴え、復興財源は増税により行わなければならないとしている。だが、これは国民に負担を求めるだけで、本当の復興財源になるのだろうか。
日本の景気状況は非常に悪化している筈であり、それにより多くの国民の生活は苦しめられている。にも拘らず、この状況の改善が全く行われないまま更なる負担を被せられる事となれば、国民からの税収は減少していく事は間違い無いだろう。
と同時に、日本の景気・経済状況は更に悪化する事となり、日本の社会は一体どの様な状態へとなっていくのだろうか。
心から復興財源を求めようとするなら、まず第一に自分達の身をザックリと切り、そこから大きな財源を得る事を考慮しなければならないだろう。国会議員の削減、と同時に国会議員などへの支出の大きな削減。
何よりも意味有る景気対策を即座に行おうとしなければならない。それによる急速な改善。その様な事を行っていかなければ、国民からの税収が増加するという事は絶対に有り得ない。
単純に国民に負担を任せればいい。その様な馬鹿げた事など一切考えてもらいたくは無いものだ。だが、あの馬鹿達にはその様な意識は無いのだろうな。自分達に負担が掛からない様にすればそれでいい。その程度の意識しかないのだろうから。
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