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野党であった時には、非常に厳しく追及していた筈の「年金問題」。
その問題の元となる、「消えた年金記録」は社会保険庁が犯していたのではなかったのかな。
官房長官、社保庁分限免職の職員救済に含み
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091124/plc0911241916018-n1.htm
平野博文官房長官は24日の記者会見で、懲戒処分歴のある社会保険庁職員を来年1月発足の日本年金機構に一律に採用しないことについて「懲戒処分を受けたからといって十把一からげに採用しないというのも、世間の常識の中で判断すべきだという気はする」と、否定的な見方を示した。
平野氏は同日午後、厚生労働省で長妻昭厚労相と会談し、民間企業の解雇にあたる「分限免職」になる可能性のある社保庁職員に対する官民人材交流センターの再就職先あっせん状況を報告。再就職先確保について「他省庁にも働きかけるので、互いに頑張ろう」と語った。
(産経新聞2009/11/24)
2年前の5月に明らかとなっていたのではないかと思われますが、長妻議員を筆頭とする民主党は当時の安倍政権だけでは無く、社会保険庁は自ら犯したミスにより5000万件の「消えた年金記録」がある事を厳しく責めていたのではなかったか。
そして、民主党の追及によって、当然の事なのかもしれないが、社会保険庁の多くの職員が懲戒処分と受けていたのでなかったのか、と思うのだけど。
社会保険庁が97年から「基礎年金番号」制度を導入し、84年からのオンライン化した記録、それ以前の事務所に保管されていた手書きの記録を全てコンピューターに統合した。
だが、統合以前に記録のしっかりとした整備などが行われていなかった為に、「名前」、「生年月日」が抜けたり、フリガナが間違っているなどといったミスが多く発生したらしい。
これらのミスにより、誰の年金記録か分からなくなったのが5000万件であり、当時の社会保険庁は明らかとはせず、隠していた。
鳩山政権では、野党の時に自分達で責めまくり、懲戒処分へと追い込んだ者達を、庇い再就職あっせんを行なおうとするとは、何と言えばいいのだろう。ただ、理解できない。
だが、幾らなんでも国家公務員へ復帰などという事だけは、絶対に無いだろうな。
第一、鳩山政権では、国家公務員は削減すると謳っているはずなのだから。