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立場が変れば、考え方もコロッと変わるものなんだね。鳩山由紀夫って人は。
鳩山首相「強行採決というより審議拒否」 モラトリアム法案の衆院採決で野党批判
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091120/plc0911200934004-n1.htm
鳩山由紀夫首相は20日朝、衆院本会議で与党が金融機関に借金の返済猶予を促す「中小企業等金融円滑化法案」(モラトリアム法案)の採決を強行したことについて「強行採決というより審議拒否だ。審議拒否みたいなこと、お互いにやるべきではない」と述べ、採決を欠席した自民、公明両党などの対応を批判した。
首相公邸前で記者団に語った。
(産経新聞2009/11/20)
モラトリアム法案に関して審議が行われたのは、財政金融委員会。衆議院で行なわれたのが、17日から19日までの4日間だけ。参議院では、12日と17日、19日の3日間だけ。
この中で19日は強行採決がされた日だから、全く審議などされた日では無いと考えてもいいんじゃないのかな。
となれば、衆議院・参議院での実質の審議日数の、たったの5日間だけという事になるのかな。
更に、鳩山政権はモラトリアム法案だけでは無く、その他11法案も一気に可決に持ち込もうとしているらしい。
郵政法案など採決見送り インフルエンザ法案は委員会で可決
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091120/plc0911201125006-n1.htm
与党は20日午前、日本郵政グループの株式売却凍結法案や、新型インフルエンザ用ワクチンの副作用被害補償に関する法案など政府提出の11法案を衆院の9委員会で審議入りさせた。衆院厚労委員会は同日昼、インフルエンザ法案を自民、公明両党欠席のまま採決、民主党などの賛成多数で可決。衆院法務委員会も公務員給与法改正案など3本を可決した。
民主党は当初、11法案すべてについて同日中に委員会で可決させ、衆院本会議で緊急上程し、採決を視野に入れていたが、「2日連続の緊急上程はよくない」(民主党幹部)と判断。20日午前の民主、社民、国民新の与党国対委員長会談で緊急上程を見送る方針を決めた。
さらに、小沢一郎幹事長が20日昼、9委員会での採決についても「採決をとめろ」と方針転換した。ただ急な方針転換に、各委員会への指示が徹底せず、郵政法案などの採決は見送られたが、厚労、法務両委員会で採決が行われた。
一方、20日未明の衆院本会議では、金融機関に返済猶予などを促す中小企業金融円滑化法案(モラトリアム法案)の採決を自民などの欠席のまま強行、与党と共産党など賛成多数で可決、参院に送付した。これについて鳩山由紀夫首相は20日午前、「採決強行というよりも審議拒否。お互いにやるべきではない」と批判した。
自民、公明の野党側は、モラトリアム法案の採決強行に反発、すでに日程調整で合意していた衆院内閣、環境の両委員会を除き、午前の審議をすべて欠席した。ただ、関係する委員長の解任決議案の提出は「これ以上の強硬姿勢を見せても与党の対応が変わらないことがはっきりした」(自民党国対幹部)として見送ることを決めた。
参院では、野党の反発に配慮し、予定した20日午前の本会議での金融円滑化法案の趣旨説明と質疑をとりやめた。参院内閣委員会で同法案の趣旨説明が行われる。
民主党は参院での審議も急ぎ、30日の会期末までに政府提出12法案すべてを成立させる方針だ。薬害肝炎患者の救済を目的とした肝炎対策基本法案について、小沢氏は20日昼、元薬害肝炎九州訴訟原告の福田衣里子衆院議員と会談し、「全会一致が望ましい」と述べ、今国会での成立に向け与野党間の協議を続けるべきとの考えを示した。
だが、小沢氏が今国会での成立を指示している国会法改正法案は与野党の対立激化で、法案成立は厳しい状況になっている。
(産経新聞2009/11/20)
まるで、小沢一郎という一人の男に国会が仕切られてしまっているようなもので、国会議員の存在など全く無意味で、日本に於いては議院内閣制による民主主義という事の意味なども、全く存在しなってしまうんじゃないのか。
そして、国会の意味など全く無くなってしまう。これでは、単なる箱物となってしまう。
鳩山総理も、野党議員の時には、積極的に「審議拒否」なんて事に参加していたんじゃなかったろうか。
与党が提出した法案に色々な言い掛かりを付けての事だったのだろうけど、頻繁に民主党などが行なう「審議拒否」に参加して、与党法案の可決を故意に邪魔しようとしていたんだよね。
だけど、麻生政権などでは、野党がどれだけ「審議拒否」をやろうと簡単には「強行採決」に踏み切らずに、与党だけでもしっかりと「審議」を行っていたんじゃないかと思うんだけど。
鳩山達は、ほんの数日適当に行っただけで、あっさりと可決。最初から、「審議」なんて事やる気なんて、更々全く無かったんだろうね。
委員会での「審議」は、本会議出に持っていく為の単なる手順に過ぎなかったという訳だ。となれば、このまま政権が続く事になれば、来年通常国会で提出する事は間違いないだろう「外国人参政権」なんかも、同じ様な手順で、簡単に可決されてしまうのかもしれないな。
菅副総理が、「デフレ認定」を行なったらしい。日本をデフレーションの状態としたのは、間違い無く「鳩山内閣」だろう。
内閣発足から、具体的な経済策など一切行なおうとして来なかった。
早急に国会が開会される事も無く、開会されても余り審議される事は無く、適当な審議によって、複数の法案が一気に可決して行こうとしている。
この内閣に、本当に日本の景気・社会状況を、早急に何とかしなければならない。その様な意識があったなら、その為の対策を、どの様にすればいいのかと、内閣発足直後からも国会を開会し、活発に審議を繰り返して行くのが当たり前ではなかったのか。
だが、その様な意識も全く無かったのだろうな。
しかも、過去にたったの5日程度の適当な審議で、あっという間に可決するなんて内閣があったのだろうか。
国民の為の対策などは一切行なわないし、臨時国会では鳩山や小沢に関する追求を避けようという狙いもあったのだろうな、開会期間を僅か1月余りとして開会している。
そして、適当に審議を済ませば採決を強行に決行する。鳩山内閣は、もう国民の生活など完全に無視してくれた、小沢一郎の完全な独裁政治だ。