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麻生内閣で、もしも閣僚が不意に政府の情報を漏らす様な行為を行えば、野党及びマスコミなどから、麻生内閣は激しい批判を受けている事は間違い無いだろうな。
「極めて遺憾」と批判=直嶋経産相の責任は問わず-官房長官
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2009111600279
平野博文官房長官は16日午前の記者会見で、直嶋正行経済産業相がGDP(国内総生産)速報値を発表前に漏らしたことについて、「(漏えいが)事実だとしたら極めて遺憾だ」と述べ、経産相を厳しく批判した。ただ、経産相の責任に関しては、「責任問題うんぬんと言うよりは、特に情報管理の意味合いで、政府の危機管理が問われる」と問題視しない考えを示した。
平野長官は「いつ、どこで、どういう風に漏らしたのか、確認しているところだ」として、事実関係の確認を急いでいると説明。「もし事実であれば、情報管理の在り方を改めて徹底させないといけない」と語り、再発防止に努める考えを強調した。
(時事通信2009/11/16)
直嶋は、午前8時より始まった石油連盟との懇談での冒頭の挨拶で、GDP(国内総生産)を漏らしている。
この事に関し、直嶋は、下記の様に語っているらしい。
-引用ー
直嶋経産相は16日昼、記者団に対し「申し訳なかった。(発表が)8時50分ということを知らず、もう大丈夫だと思って話をした。すべて私のミスで、ご迷惑をおかけし、以降は注意させていただく」と釈明した。
(読売新聞2009/11/16)
ー引用ー
これは、どの様に理解すればいいのだろうか。
平野官房長官は「政府の危機管理が問われる」と発言していたようだが、その責任者の一員が直嶋経産相ではないのか。
本来、政府の危機管理の責任者である国務大臣は、政府の重大な情報を安易に外部に漏らしてはならないといった意識を、しっかりと持ち得ていなければならない筈であり、情報管理に対し強い意識を持っているのではないだろうか。
だが、直嶋にはその様な意識など全く無かったのだろうか。
それどころか、信じられない事に、その様な知識も無かったという。直嶋に、政府の情報を絶対に守らなければならないという、国務大臣としての意識など果たしてあったのだろうか。
とてもでは無いが、直嶋にはその様な意識があったとは思えないし、国務大臣として最低の責任を果たしてくれていたとも思えない。
にも拘らずだ、平野は直嶋の責任に関し、非常に曖昧な発言を行っているのではないのか。
直嶋は、経産相として公表前に発言してはならない情報を漏らしてしまっているのだ。それも、マスコミも取材していたらしい業界との懇談会との場で。
これは経済産業大臣として非常に不謹慎な行為だったのではないのか。にも拘らず、直嶋経産相に責任を問わないなどという事は、全く理解し難い事だ。
もしも、この経産相が麻生内閣の閣僚であったならば、即座に野党のみならずマスコミからも激しく批判され、強く「更迭」が要求されるようになっている事は間違いないだろう。
だが、不思議とも思わないが、直嶋経産相の責任問題に関して、マスコミは静かだ。