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またしても、中国輸入の冷凍食品より、農薬が発見された。
農薬、原液並み高濃度 中国製インゲン 人為的混入の可能性
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008101502000223.html
中国製冷凍インゲンを口にした東京都八王子市の主婦(56)が体調不良を訴えて一時入院し、高濃度の殺虫剤ジクロルボスが検出された問題で、問題の商品の袋には、主婦が中身を取り出す際に刃物で切り開けた切断口以外には、穴などの異常はなかったことが、警視庁の調べで分かった。調理されずに残っていたインゲンからもジクロルボスを検出。ジクロルボスは農薬として使われるが、原液に近い高濃度であることから、人為的に混入された可能性もあり、警視庁は捜査を始めた。
厚生労働省によると、ニチレイフーズ(東京都中央区)が中国から輸入し、全国のイトーヨーカドーや系列店で販売していた商品名「いんげん」。中国・山東省の煙台北海食品有限公司が製造した。
これまでほかの健康被害は報告されていないが、厚労省はこの商品を口にしないよう注意を呼び掛けるとともに、輸入業者などに原因が判明するまで販売を見合わせるよう指示。
検疫所では、煙台北海食品有限公司からのすべての食品の輸入を保留するようにした。
基準値の約三万四千五百倍のジクロルボスが検出されており、東京都は「残留農薬の濃度とは考えられず、意図的混入か重大な過失以外あり得ない」との見解を示した。
イトーヨーカ堂などを傘下に置くセブン&アイ・ホールディングスやニチレイフーズによると、主婦が購入したのと同じ包装日が今年七月七日で賞味期限が二〇一〇年一月七日の商品のロット番号は「GH 01H011QS」。
<ジクロルボス> メタミドホスと同じ有機リン系殺虫剤で揮発性が高い。中国や日本で農薬や屋内用の蒸散剤などとして使用されている。吸い込んだり皮膚に付着したりすると、頭痛や呼吸困難を引き起こすなど急性毒性が強く、劇物に指定されている。残留農薬基準は小麦0・2ppm、キャベツで0・1ppm。福島県の生協が販売した「CO・OP手作り餃子」(昨年6月製造)から皮110ppm、具0・42ppm、ギョーザ全体で10ppmと高い濃度で検出されたことが分かり、問題になった。
(東京新聞2008/10/15)
八王子市の主婦が冷凍いんげんを購入したのは11日で、翌12日に夕食の調理中に冷凍いんげんを使い、バター炒めにしたらしい。そして、この味見をした時に、味や臭いに異常さを感じ、すぐに吐き出したらしい。
家族の方には「石油のような臭いがした」と語ったというのだ。
そして、ただ味見の為に齧っただけの冷凍いんげんが、主婦の体に大きな悪影響を及ぼす事となり、1日だけで救われたが、救急入院する事となってしまった。
主婦の購入した冷凍いんげんの商品の袋からは、主婦自身が切り開けた部分以外には何も以上が無かった事が、警視庁の調べで明らかとなっている。
商品が袋に詰められてから、ジクロルボスが混入されたという事は到底考えにくい事であり、中国の工場での製造過程での人為的或いは過大ミスである事は間違いない。
第一、袋詰めにした幾つもの「いんげん」に、後から農薬を混入するなどという事は、かなり困難な事ではないだろうか。
中国からの食品輸入問題は、冷凍ギョーザから始まり、イカ天ぷら、冷凍サバ、冷凍とんかつ、肉まんなど色々と続いてきているが、もう誰も信用して買おうと思うものは、居なくなって来ているかもしれないな。