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最近テレビニュースなんかでも報じられている、ブレーキ無しの自転車。何故だか分からないが、あんな物に好んで乗ろうとする者が多くいる。
ブレーキが付いていない自転車で公道を走り、摘発されるケースが急増している。「ピスト」と呼ばれる競技用自転車が若者の間で人気を呼んでいることが背景にあるが、死亡事故をきっかけに警察も取り締まりを本格化させている。
道交法は基準を満たすブレーキが付いていない自転車の通行を禁止。
東京都内で昨年2月に当時69歳の女性がはねられ、約1週間後に死亡する事故が発生。これをきっかけに本格的な取り締まりが始まり、警察庁によると、09年には2件だった摘発件数も10年には686件に。ことしは8月末現在で654件、9割以上が警視庁管内だ。
(共同通信2011/10/23)
ブレーキのない「ピスト」と呼ばれる競技用の自転車で公道を走って警察に摘発される人が全国で相次いでいる問題で、名古屋地検の互(たがい)敦史交通部長は22日記者会見し、初犯でも悪質なケースは道交法違反(制動装置不良自転車の運転)の罪で起訴する方針を明らかにした。
検察が処分方針を積極的に発表するのは異例。10月下旬までに愛知県内で書類送検された男性4人は、県警が取り締まりを開始した直後だったこともあり不起訴(起訴猶予)にしたが、今後は罰金刑が科される略式起訴などの厳しい姿勢で臨むことを強調した。
互部長は「刑事罰を積極的に運用することは自転車の交通ルールの健全化につながる」と話した。
初犯でも起訴に相当する悪質なケースとして「ブレーキ不備の自転車で歩道を高速走行し、歩行者らに現実的な危険を生じさせた場合などが考えられる」と例示。自転車の酒酔い運転や信号無視などほかの悪質な違反も「見逃すわけにはいかない。県警と協議して対応を決める」と述べた。
(中日新聞2011/11/23)
タイトルは忘れてしまったが、アメリカの映画で走っている「ピスト」なんて自転車が格好よく見えたみたいで、それを好んで走る者が増えて行ったらしい。
だが「ピスト」なんて自転車にどんな魅力があるのだろうか。ブレーキが無いのだから、瞬時に止まろうとしても完全に不可能だし、止めようとしても時間が掛かる事は間違いない。その間に、かなりの距離を走ってしまっている。
ブレーキの付いていない事から、歩行者との衝突事故もあり、被害者を死亡させた事故もあったのではないか。
ブレーキが装備されている自転車であれば、突然に歩行者が目の前に現れる様になってもブレーキを掛けながらハンドル操作をする事も出来る。衝突事故を避ける可能性が高い。
まして、ロードバイクを愛用している人々は積極的に公道を走るようにしているんじゃないかと思われるが、ピストを利用する者達はシティーサイクルと同じ感覚で、歩道を気楽に走っているのだろうか。
自転車も、バイクなどと同じ様に公道を走らなければならないとされている。シティーサイクルを利用している者は公道では無く殆ど歩道を利用しているのだろうが、歩行者の安全をしっかりと意識して走っている筈。
その様な意識も無く、自己中心に走っていれば歩道でも多くの事故が発生しているだろうから。
ピストなどで歩道を走っていれば、歩行者の安全を意識していたとしても、常に的確な対応ができる事は無いだろう。更に信号交差点に止まろうとしても、的確な位置に思い通りに止まれる可能性も難しい。
それを競技場などでは無く、歩道や公道で利用すれば非常に危険な乗り物となってしまう事は誰にでも理解できる事なんじゃないのか。なのに、そういった事を無視し平気で乗り走りまくる。
自分も自転車をよく利用しているが、「ピスト」といった物に乗りたいと思った事は無い。歩行者だけでは無く、自分自身も危ない状態としてしまうのだから。
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