[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
4月2日になって知ったのだが、30日から長崎県対馬市から定額給付金の支給を始めたらしいが、給付金を振り込んだ市税滞納者50人以上の口座を差し押さえているらしい。
ただ、対馬市は「あくまで預金の差し押さえであり、給付金そのものではない」としているらしいが。
税滞納者の定額給付金、対馬市が50人分差し押さえ
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20090401-OYS1T00728.htm
長崎県対馬市が、定額給付金を振り込んだ税滞納者約50人分の預金口座を差し押さえていたことが分かった。市は「これまでも滞納者の預金は差し押さえてきた。今回は給付金の支給日とたまたま重なった。滞納があれば、今後も同様に徴収する」としている。
市によると、給付金の支給対象は約1万5700世帯。支給初日の3月30日、2167世帯分を指定の金融機関に振り込んだ。市税務課によると、2月末時点の市税、国民健康保険税の滞納総額は約19億円。一方、これまでの市税滞納分の徴収率は8・6%にとどまっている。
同市は例年、3~5月を徴収強化月間にしている。30日には担当職員が金融機関に出向いて、約50人分の預金口座を差し押さえ、滞納者には郵送で差し押さえた旨を通知したという。
差し押さえられた市民からは、「給付金の狙い撃ちか」「楽しみにしていたのに、詐欺だ」などの苦情が数件寄せられたという。
総務省定額給付金室は「想定していたケースだが、実際に聞いたのは初めて。給付金は家計への緊急支援が目的で、差し押さえは趣旨に反する。違法ではないが、本来の趣旨を発揮するような形で給付してもらいたい」としている。
(読売新聞九州発2009/04/01)
この対馬市の行動に関しては、賛同する者が多いようだ。その理由として、定額給付金は税金であり、納金していない者に与える必要は無い。
また、定額給付金も「納税者に限る」って但し書きをつければよかった。そして、納税者こそ公共サービスを受ける資格を有する筈などと語っている。
滞納者は定額給付金を支給される資格がないと主張している人達の意見を読んでみれば、結納していない人々は国民の資格が無い、と主張しているように聞こえてならないのだが。
ただ滞納者にその資格は無い。また、滞納者は、税を納税できる状態で有りながらそれをやろうとはしていないとする意見も多く出ている。
要するに、対馬市の行動に賛同する者は、市民村税を納税しないだけ、或いはそれをしようとしないだけでも国民としての資格、日本人としての資格などは一切無い、と言い切っているのだろうな。
そして、仕事中のトラブルなどにより働く事が出来なくなり、生活保護などを受けている人などが、実際に多くいる筈だ。こういった人々は、納税は許されているのではなかろうか。
となれば、働きたくとも自ら働く事も出来ず、収入を得る事も出来ず、国より保護してもらう事により何とか生活している人々なども、国民としての資格などが無くないと思っているんだろうな。
賛同している者達は、定額給付金が支給されるのは「納税者に限る」、或いは納税者こそ公共サービスを受ける資格を有すると言っているのだから。