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 1981年に初飛行を行ってから、30年。長い間打ち上げられていたNASAが開発したスペースシャトル「エンデバー号」、16日に最後の打ち上げを成功させた。
 
 
 
米航空宇宙局(NASA)は16日午前(日本時間同日夜)、最後の飛行となるスペースシャトル「エンデバー」を、フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げた。

 国際宇宙ステーションに観測機器を運ぶ。シャトルは年内の退役が決まっており、92年に初飛行のエンデバーも今回の飛行で任務を終える。過去24回の飛行では日本人3人も搭乗した。シャトルの飛行は7月に予定のアトランティスを残すのみとなった。

 エンデバーには、1月の米アリゾナ州での銃乱射事件で重傷を負ったガブリエル・ギフォーズ民主党下院議員の夫、マーク・ケリー氏が船長として搭乗。ギフォーズ議員は、同センターで夫の打ち上げを見送った。

 今回の飛行は、20億ドルの費用をかけて製作し、米国など16カ国の国際チームが運用する素粒子検出器「アルファ磁気スペクトロメーター(AMS)」を国際宇宙ステーションに運ぶのが主な任務。宇宙の反物質や、暗黒物質の謎の解明に役立つと期待されている。

 エンデバーには92年、毛利衛さんが日本人で初めてシャトルに搭乗したほか、若田光一さん、土井隆雄さんも搭乗するなど日本にもなじみ深い機体。米メディアによると、ケネディ宇宙センター周辺には約50万人が詰め掛けた。

 エンデバーは当初、オバマ大統領も立ち会って4月29日に打ち上げ予定だったが、直前に補助動力装置に不具合が見つかり、延期されていた。
(毎日新聞2011/05/16)
 
最後に打ち上げられたスペースシャトル「エンデバー号」は、最後に開発されて92年に初めて打ち上げられていた。
 
「チャレンジャー号」や「コロンビア号」などで事故が発生したり、ロケットとは違い何回も繰り返し利用する事が出来る、優れた宇宙船だった。だが、製作に掛かる費用、飛行に掛かる費用が予想以上に大きなものとなった様で、継続していく事が厳しくなった。
 
何年前からかはハッキリ分からないけど、2008年以前には2010年で退役すると決めていたんじゃないだろうか。何だか、1年延長されてたみたいだけど。
 
6月に「アトランティス号」が予定されているみたいだが、これがスペースシャトルの最後の打ち上げになるみたいだ。
 
現在、宇宙飛行士達はロシアのソユーズを利用しているが、NASAはソユーズやアポロなどをモデルとして、スペースシャトルの後継となる宇宙船の後継を開発しているんだろうか。
 
アポロ、スペースシャトルと開発してきたNASA。早く、新しい物の打ち上げを見せてもらいたいなと思う。
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