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世界のどの国も、罪を犯した者に必ず何らかの罰を与えているんだろうな。
だが、その罰の重さは犯した罪によって決められる筈であり、ただ罪を犯せば極刑とはならない筈だが、そうでもない国があったのかもしれない。
中国、英国人の死刑執行=ブラウン首相が非難声明
http://www.jiji.com/jc/c?g=int
中国国営新華社通信は29日、麻薬密輸罪で死刑判決が確定していた英国人アクマル・シャイフ死刑囚(53)に対し同日、新疆ウイグル自治区ウルムチで注射による死刑が執行されたと伝えた。ブラウン英首相は「われわれの釈放を求める要求が認められなかった」と刑執行を非難する声明を発表した。
AFP通信などによれば、中国で欧州の市民に死刑が執行されたのは、新中国成立直後に毛沢東主席の暗殺を企てたとして1951年、イタリア人と日本人に死刑が執行されて以来となる。
シャイフ死刑囚は2007年9月、タジキスタンの首都ドゥシャンベから航空機でウルムチ空港に到着した際、携帯していたスーツケースにヘロイン4キロを所持していたとして昨年、一審で死刑判決を受け、今年10月に刑が確定。最高人民法院(最高裁)が29日までに刑執行を承認していた。
北京の英国大使館と人権団体は同死刑囚に精神疾患があるとして、精神鑑定を申請。ブラウン首相も死刑を執行しないよう中国に要請した。しかし、同法院は同死刑囚の精神状態に疑いを抱かせる理由はないとして、申請を却下した。
中国の刑法はヘロイン50グラム以上を密輸、販売、製造するなどしたときには死刑に処することができると定めている。同法院は「国際的にも重大な麻薬犯罪の防止に死刑適用は有益だ」と指摘し、外国人を例外扱いしないことを強調した。
中国政府は死刑執行を抑制していることをアピールしているが、国際人権団体アムネスティ・インターナショナルの発表によると、08年に中国で死刑が執行された人は少なくとも1718人で、世界最多となっている。
(時事通信2009/12/29)
密輸は法令及び条例により禁じられている物を密かに輸出入する事であり、主に個人ではなく組織が行なっている犯罪ではないのか。
中国は、英国人アクマル・シャイフを麻薬犯罪の罪で死刑囚と確定していたらしいが、この犯罪には中国で行われていたのであり、中国人或いは中国の組織も関わっていた事は間違いだろう。
空港で所持している事が見つかった「ヘロイン4キロ」を求める者達が中国の中にいた事からこそ、あの英国人は密輸をしたのだろうから。
まして、密輸されてきた「ヘロイン4キロ」を中国内で製造・販売しようとしていたのは、中国人であった事は間違いないでしょう。
なのに、なぜ彼だけに罪を被せるかの様に、極刑の判決を下していたのだろうか。中国の警察の方々は、どうして英国人と繋がっているだろう中国内の組織などの炙り出し等を行なわなかったのでしょうか。
何より、僅か50グラムの麻薬の密輸で死刑に処する法を定めている国があるなんて、信じられないよ。